◆ 本 田 車 編 ◆
1. 注意 |
2. はじめに |
3. 思いのたけ |
4. おわりに |
以下の文章には、
独断と偏見と一時の気の迷いにより、
読む人を不快な気分にさせる表記が少なからずあります。
特に、
ホンダ命な方々の神経を逆なでするような表現が随所に存在します。
しかも、
そのほとんどが事実無根の誹謗中傷の類いだったりします。
てゆーか、
憶測のみによって書かれてます。
おそらく、
怒り心頭に発する方もおいでになると思います。
よって、
クレーム等が来る前に一言だけ言わせていただきたい。
ごめんね。
ロードスターの納車が4.17。
S2000の発売が4.14だったと思う。
いろいろ考えた上でロードスターにしたのではあるが、
心中穏やかならざるものがあったことは否定しようもない。
以下の文章は、
激震状態の精神が見出した独り合点的オアシス(蜃気楼)である。
改めて読み返してみると、
大人げなくて恥ずかしいのであるが、
そのような表現をせざるを得ない状況にまで至っていたということを忘れないために、
ここに掲載することにする。
'99.05.11
T田氏が見せてくれたCAR&DRIVER誌(6月10日号)を私も買う。
ホンダの下品なオープンカーの提灯記事を載せる雑誌ばかりなのに対し、
ロードスターとホンダお下品オープンカーとはまったく別物であるとした上で、
どっちが“上”である、
などというチープな批評はせずに、
それぞれにそれぞれの楽しみ方がある、
という趣旨の記事を掲載していたところに好感を持った次第である。
まぁ、
そらそうだわなぁ。
マツダの姿勢はよいとしよう。
ホンダにしてみれば、
- FFでロードスターの価格帯にはインテRがある。
- 他社には、
スープラ、
GT-R、
RX-7、
ランエボ、
インプレッサ、
といった4〜500万円でフラッグシップカーがラインアップされているのに対し、
NSXがあるにはあるが、
ばか高すぎて(バブルカーだもんな)売れるものではない。
- とはいえ、
栃木の工場の精鋭エンジニアを遊ばせておくわけにもいかない。
- となると、
スープラ等と競合できる価格帯のクルマを作らせるか。
- ちょうど世界的にオープンスポーツカーが流行ってるけど、
そういうクルマはよそは出してないし。
- オデッセイとステップワゴンとSMXの儲けで開発費は出せるし。
てことじゃないのかなぁ、
と思ったりするのだがどうだろう。
まぁ、
実際、
そこしか打つ手はないとも思えるし。
ロードスターより安いクルマを作ってもビートの二の舞だしね。
かといってホンダのネームバリューを持ってしても、
ロードスターと同じ価格帯のものを作ったところで、
二番煎じという印象は拭えないだろうし。
てことで、
必然的にあのクラスのあぁいうクルマにせざるを得なかったんだろな。
あとはホンダの意地で二番煎じのイメージ払拭のために、
あぁいうとがったフォルムで250psでレッドゾーンは9000rpmからでついでにLEVにしちゃえ、
ってことなんだろな。
と考えると、
S2000って実は、
ホンダの“ロードスターコンプレックス”から生まれた逆ギレスポーツカーなんじゃん。
別物で当然、
同じ土俵で勝負することをホンダ側が“逃げた”んだから。
それに、
ビートの敵討ち、
とも思えちゃったりするんだよね。
あんなの作っちゃったけど、
インテRとかシビックのタイプRとか作ってて、
かつてはCR-Xなんてのも作ってたんだから、
本当はライトウェイトスポーツを作りたかったんじゃないだろうか?
実はホンダの開発者は、
“ロードスターよりもっと上手に作ってみせるのにぃぃ”、
てな感じでほぞを噛んでるんじゃないだろうか?
けど、
それはどだいムリ。
10年のビハインドはかなり大きいと考えるべきでしょう。
その証拠に、
S2000ではアクリル製のリアウィンドウが使われている。
幌の開閉の仕方や電動にする際の制限、
はたまた特許等の制限があるのかもしれないが、
初代ロードスターを7年半作ってプラスチック製じゃあだめだとマツダは分かったのに対し、
数年でぽいっとビートを見限ったホンダにはそこんところが分かってなかったんだろうね。
そう考えると、
ホンダってほんっとにユーザーのことを考えてるのかなーって思えてくる。
ユーザーの声を真摯に受け止める会社なのかなぁ。
一流の技術を持ってるってことで、
ど素人の声には耳を傾けないんじゃないかなぁ。
使う側の立場に立ってるかなぁ。
私には、
ビートもNSXもS2000も、
エンジニアの自己満足のための製品にしか思えない。
しかも、
売れなくなったら即生産中止、
っていうやらしさが見え隠れするし。
なぁんて、
どれも乗ったことないからわかんないけど。:p
我ながら愚かな文章を書くものよ、
と恥じ入るばかりである。
そんな自分を弁護するというわけではないが、
一言付け加えたい。
かつて、
VT250スパーダ、
というバイクがあった。
ホンダ製である。
レーサーレプリカ全盛の頃に、
VTのエンジンをアルミフレームで抱いたネイキッドマシンは、
そのビビッドなカラーリングも手伝って、
現代アートのような出来栄えであった。
しかし、
そのバイクは数年で製造中止になる。
理由は知らない。
後継車は、
ハーフカウルをまとった大柄なツアラーであった。
歳月は流れ、
イタリアにこれまたお洒落なバイクが出現する。
DUCATIのM900である。
これが実にVT250スパーダそっくりで、
天下のDUCATIがホンダの真似をした!?、
と驚いたのを覚えている。
そしてさらに時は過ぎ、
'97の東京モーターショー。
ホンダのブースには、
M900そっくりのVTR250というバイクが臆面もなく飾られてしまうのであった。
私のバイクの名は、
VT250スパーダ、
という。
back 2 roadster page