◆ ソウルへ!! ◆

1. 質疑応答 〜水原〜 2. 質疑応答 〜車内〜 3. 質疑応答 〜ソウル〜
4. お買い物 5. 質疑応答 〜ソウル〜



1. 質疑応答 〜水原〜

'00.04.15

14:00

@ 出張先 in 韓国

今日はもういいよ、 と、 現地駐在員さんに言われ、 小川氏と二人で一旦ホテルに戻る。
そして、 いざ、 ソウルへ!!

タクシーで水原(Suwon、 スウォンと読む)駅へ。

土曜日の昼下がり、 駅は喧騒のただ中にあり。 1階の切符の窓口は長蛇の列。
“どの窓口だろ?”
“待て待て、 えーっと、 ス、 ソ、 ウ、 ウル、 あ、 ソウルって書いてある、 ここじゃないの?”
“並んでるねぇ、 とりあえずインフォメーションの窓口で聞いてみようよ”
“そだね”
インフォメーションの窓口はがらがら。 前のおばはんがどくのを待つ。
“インフォメーションだから英語が通じるんじゃない?”
“まぁ、 大丈夫かも”
“じゃ、 任せたから”
“なんでよぉ?”
“僕は、 ボディーランゲージ専門だからさっ”
“・・・。”
順番が回ってきた。 窓口のお姉さんは、 目のぱっちりしたかわいさの中に知性の感じられる、 そんな感じの人。 英語、 通じるかも。
“Excuse me. We'd like to go to Seaul. How can we get the tickets?”
と、 窓口のお姉さん、
“○_△|□ト人|フ・・・”
おいおい待て待て、 こっちは英語で聞いとんのや、 英語で答えたらんかいな。 でも、 とりあえず言いたいことは通じたようでソウルがどうのこうのとおっしゃっているようである。 ボディーランゲージ小川氏は、 ここで待ってろ、 と解読できるようだ、 とのこと。 よく分からんが、 どうしようもないので、 二人して待つ。
数分してお姉さん登場。 しかも裏から。 小川氏の袖をくいくいと引っ張って、 ついてこいと合図する。 二人してついていく、 と、 ソウルへの特急の窓口は2階にあったのであった。 そう言えば、 現地駐在員さんから、 2階に行け、 と言われてたっけ。 わはははは。



2. 質疑応答 〜車内〜

無事、 ソウルへの切符(セマウル号用)を購入。 4500W。
切符には16:27発と書いてある。 時刻は16:10過ぎ。 連絡通路をぷらぷら歩いてると、 セマウル号らしき列車が駅に入ってきた。
“あっ、 来た来た、 急がなきゃあ!”
といって階段を駆け降りる。
え、 だって16:27って書いてあるよ?? この駅に10分も停車するのかな?? どゆこっちゃ??
と思いつつ、 小川氏の後について列車に飛び乗る。
切符の座席番号を探す。
あった!
へ?
そこにはリラックスしまくりのおばちゃんとその子供の姿があった。

当然言葉は通じない。 切符を振りかざしながら、 その席は我々のものであるということを主張する。 が、 相手も動じない。 ここはうちらの席よ、 という感じで、 倒した背もたれを起こそうともしない。
と、
ガタン!
あれ、 動き出しちゃったよ、 セマウル号。 出発は16:27だよ、 あれ?

一本早い列車に飛び乗ってしまったのであった。 わはははは。




のんびり寝ていくはずが、 なぜかデッキに佇む日本人乗客約2名。

ソウルまで約30分。
シゴトの疲れで口数も減る。
と、 そこへ車掌さん登場。
切符を拝見ってとこでしょうか。
“Can we go to Seaul or get off?”
“△□○|_ト・・・”
おいおい、 でも、 一所懸命、 片言の英語も使ってくれました。 で、 要するに、 「次の駅で降りろ」 ということなのだそうな。
あらら。



3. 質疑応答 〜ソウル〜

我々が降ろされたのは、 永登浦(ヨンドンポ)、 というところで、 ぶっちゃけたハナシ、 ほぼソウルである。 乗っけてってくれよぉ、 と思いつつ我々の列車を待つ。
うろうろしてるうちに次の列車が入ってくる。

時間的に言って、 これもどうやら我々の列車ではないみたい。 でもまぁ、 もう、 ソウルは目と鼻の先だし、 ということで、 駅員さんに乗ってもいいか聞いてみる。 いいよ、 いいよ、 ってな身振り。 よっしゃ乗っちゃ、 あ、 車掌さんだ、 乗ってもいい? だめ? 駅員さんと車掌さんの間で二言三言交わされて、 乗ってよしという身振り。
らっきー。 次は終点のソウルということで、 空いてる席に適当に座る。




そして、 やーっとこさソウルに到着。 目指すは明洞(ミョンドン)、 そして、 ロッテデパートである。

地下鉄4号線に乗らなければならない。 自動券売機にて切符を買う。
500Wを入れて、 カラン。 ・・・500Wを入れて、 カラン。 おっら、 なめとんか、 おぉう、 なんでお金が出てくんねん?! 壊れとんか、 われぇ。
と、 小川氏、 “あ、 わかった、 まず金額ボタンを押してからお金を入れるんだ”

・・・わ、 わはははは。




とかやってたら、 おばちゃんがのこのこ近寄ってきて、
“△○□_|ト人・・・??”
身振りで、 「あぁ、 うちらわかんない、 わかんない」 ってわからせてそそくさと立ち去る。

日本人だってイッパツで分かるみたい、 とも言われてたけど、 わかんない人もいるんだな。



4. 明洞

ロッテデパートの免税店でお買い物。 日本語が通じるというのは、 やはり便利なものである。 面白味はないけどね。

デパートの地下街は、 韓国も一緒で食料品売り場だったりする。 並ぶ食材は、 ちょっと違ったりするけど。 ブタかなんかの大腿骨(?)とかさ。
明太子なんかは、 日本と同じで、 楊枝に取って試食させてくれたりする。
冷蔵庫があれば買って帰ってもいいんだけどね。 小川氏は、 明太子を一箱ご購入。 ご飯が進むだろね。




春雨の降るソウルの街を小走りに地下道へ。 DAKSのほぼバッタモンな傘を買って地上へ。
次は、 ・・・ディナーさっ。
全州なんたら会館は、 日本人の観光コースらしくって(てゆーか、 客は100%日本人)、 店内のメニューにも日本語が書かれていたりする。
小川氏と二人で、 を頂く。 観光コースになるだけのことはある。

オイチッ!



5. 質疑応答 〜ソウル〜

あー、 楽しかった。 雨さえ降らなきゃ、 南大門とかにも行けたかも。 ま、 それは次のお楽しみかな。

さて、 再びソウル駅。 帰りの切符を買わねばなりません。
“ここは私に任しといてんか”
“だいじょーぶかぁぁ???”
“だぁいじょび、 だぁいじょび”
とか言いながら列に並んで順番を待つ。 さて、 いよいよ窓口!
“スウォンカジセマウルトゥービャンジュセヨ”(よっしゃ、 完璧!)
“△人_|○○△□△||トフ・・・”
おいおい聞き返すんじゃねーよー、 分かるわけないじゃんよぉ。
ここでジェスチャラー(?)小川氏登場。
“スーウォン、 2枚、 オッケー??”
と言いながら窓口に向かってピースサイン(2枚だからね)。 窓口の係の人は、 予約入力用端末のモニターをこっちに向けて何やら言っている。
私の解釈:
次の列車の出発時刻までもう間がない。 よって次の次の列車の予約になるが構わないか?
小川氏の解釈:
次の列車の予約はもう満杯である。 よって次の次の列車の予約になるが構わないか?
我々にしてみれば、 水原に帰れれば問題はないわけなので、 どちらの解釈が正しかろうが関係なく、 声を揃えて、
“オッケー、 オッケー”
と言うのであった。




列車に乗る。 切符の座席番号をチェック。 あぁ、 ここだ、 ここだ。 ひゃー、 お疲れさんでしたっと。 楽しかったねー。

言葉の通じない国をうろうろするのは、 一人では結構大変なことである(一人でチェコスロバキアに寄って、 2日でドイツに逃げた経験あり)。 でも、 二人ぐらいでぷらぷらするのは、 珍道中って感じで楽しかったりするもんであると実感。

また行けるといいな(実は連休中に行く(しかもシゴトで))。





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