2005/Jun/19
ローマ(24日目)空港まで
昔っからそう。
刷り込まれたのは、
高校時代だね。
早く起きなきゃいけない日の夢には、
かならず汽車・電車の類が出てくる。
なんとか乗れる場合もあるし、
乗れるか乗れないかギリギリの線で焦りまくっている場合もあるし。
そんな夢で、
すっきり目が覚めるってことは絶対ないわけで。
携帯も目覚まし要員にしたのが敗因。
日本で昼間飛ばしたメールが未明に届くのだ。
4時過ぎとかに飛んでくる。
夢うつつで確認、
また夢の中。
目覚まし設定時刻:06:20に対し、
1時間ほど早く目が覚めてしまう。
昨日の疲れなんて取れてるわけない。
- シャワー、
- 荷物整理、
- 飯、
と昨晩順序立てて計画していたのに、
ごそごそと荷物整理から始めてしまう。
始めちゃったら、
終わらせないと気持ちが悪い。
でも、
シャワーを浴びて着替えたりしないと片付きようがない。
・・・飯にすっか。
今朝で最後。
でもたらふく食える心理状況じゃないなぁ。
コーンフレークとカットフルーツ、
あとはジュース。
部屋に戻る。
泡風呂の時間なし。
シャワーで済ますが、
汗がひかない。
フライトは13:45。
ホテルから空港へのシャトルサービスは、
7時は行っちゃってるし、
10:00じゃあきっとばたばただし、
8時だわなぁ。
26kgのスーツケース、
肩に食い込むTATONKA、
土産物を詰め込んだSheraton Romaのビニールバッグ。
汗だくで、
チェックアウト。
部屋代・クリーニング代・飯代・などを別用紙に分けて印刷してもらいたかったのだが、
ここでごねてる時間はない。
「ぐらーつぃえちゃおー」
「ちゃーお」
8:20。
バス間に合うべし。
隣のカウンター。
「空港までのバス、
1名。」
「部屋番号は?」
「3109だけど、
チェックアウト済ませたばっかだよ」
「5ユーロかかるけど」
先言えよ!!!
チェックアウトカウンターに戻り、
5ユーロ払い、
レシート貰って、
それをバス予約カウンターに持って行って、
ようやくチケットゲット。
嗚呼、
虎の子の5ユーロが、
最後の札が・・・。
26kgのスーツケースをバスのどてっぱらに放り込んで、
ちょっと身軽。
ふう。
流れるローマ郊外の景色を見ながらも、
“お、
こんな郊外でもUMTS入るんじゃん。”
快晴。
からっとした一日が始まるのであろう。
しかし心は晴れない。
つくづく損な性分だと思う。
何か行動をする際に、
不安材料ばかりを自動的に列挙できてしまう。
- スーツケース、
KIXでは重量制限オーバーで追加料金払わされたよなぁ。(過去の想定外の出来事が去来)
- でももうげんなまないよ。(現在のネガティブなシチュエーション抽出)
- カードで払えるんやろか。(未知の事案に対する回答を自分に要求)
- あっちのブース行け、
とかなんとかたらいまわしにされたりして。(ネガティブな経験に基づくネガティブな発想開花)
悩んだって答えが出る事案ではない。
わからんものはわからんのだ。
そうであれば、
うじうじ悩んでないで、
気持ちを切り替えて、
快晴の田園風景でも眺めて楽しめばいいのだ。
うん、
そうしよう。
- ・・・そういやぁ、
いまどきリコンファームなんてしなくてもいいよねぇ?(また始まったよ)
- 13年前はしたよなぁ。(そんなの大昔のことだって)
- 27日間も滞在してるしなぁ。(だからなんなのよ?)
- チケット予約したのは一月以上前かぁ。(そーなるわなぁ)
- ダブルブッキングとかされてたりしないよねぇ。(そんなん考えたってしゃーないやんけ!)
つくづく損な性分だと思う。
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