イタリア日記
〜 Roman Workingday 〜

2005/Jun/13

ローマ(18日目)


現ナマが底をついてきた。
数えてみる。
  • 所持金:45ユーロ(札)+12ユーロ(コイン)+59セント(コイン)
  • 所持金:1000円(札)+10円(コイン)
  • 所持金:なぜか5セント(ブラジルコイン)
会社で、
    タクシー代(往復):22ユーロ程度
    昼飯代:3.5ユーロ程度
あと5日出勤。 えーつと。
足りまへんなぁ。



朝飯はコミコミ。 晩飯は部屋につけてチェックアウト時にカードで清算。
昼飯はまぁ安いとして、 タクシー代さえなんとかなれば、 やっていけるのだが。

いろいろ考える。
  1. ローマで銀行口座開設。
    →たくさんの書類が必要ということで却下。
  2. 海外送金
    →ローカルな口座が必要ということで無理。
  3. SMBCの海外支店。
    →一番近い支店はドイツのデュッセルドルフ?
  4. カードで買い物して、 多めにカードで支払い、 差額をキャッシュでもらう。
    →買うべきものがない。 買い物に行く時間がない。
  5. ホテルで上記と同様のことをする。
    →今晩トライかな。
まぁ、 そもそもクレジットカードのPINコードを忘れちゃったのが敗因。



一日中、 レポート作成で過ごす。
客とのディスカッションもなし。

お昼にS嬢が誘ってくれる。
「現ナマがないから・・・」
「だれか貸してくれるわよ」
お供する。

と、 S嬢、 10ユーロ札を貸してくださる。
おお、 ありがたや。
つか、 情けなや。

イノキ氏のクルマで、 R氏、 S嬢、 なんたら氏、 わらわの5人。

いつもの高台。
降りるとき、 いつもの癖でドアを閉めようとしたら、 なんとそこにはS嬢の頭が!!?
ごん。

「そーーーーそーーーーーーーーーりーーーーーーーーー!!!」



ランチは、 パスタ、 水、 パンの最低限の布陣で10ユーロ札を払い、 6.5ユーロ返ってきた。
うっしゃ!



食後のエスプレッソは、 奢っていただく。
皆々様が極東の小国にお出であそばされた暁には、 この御恩、 なんとしてでもお返ししましょうともさ。

持参したガイドブックによると、
「砂糖を入れないことが多い」
とあるのだが、 みなさん、 砂糖の袋をしゃかしゃか振って、 さらさらーと。

イタリア人だって、 苦いものは苦いっつーことか。



午後もレポート作り。 ちょっとしたことを聞きたいのだが、 日本はすでに夜中になろうかという時間。
うーむ。



腹も減ったし、 帰るか。

いつもの守衛さんにタクシーを頼む。
「くれりっと!」
「おー、 これりっと? まにーふぃにーて?」
「しーしー」
ナニゲに通じる。

いつもよりちょっと時間がかかるのは、 カード対応タクシーが少ないからか。
やってきたのはFordのセダン。 今までのLANCIAやムルティプラがかすむラグジュアリーさ。
走行性能を誇示するかのごとく飛ばす飛ばす。
ホテル前のジャンクションもがらすき。 すぃーとホテルエントランスへ。
  • おもむろにカードを差し出す。
  • おもむろにカード読み取り器に通す。
  • しばし待つ。
  • じーじきじきじき
  • ぺろっと紙を渡される。
  • 金額を確認、
  • 署名。
  • 「ぼなせらー」
  • 「ぼなせらー」
いけるじゃん!
これでなんとかなるら?
いやー、 ほっとしたよ。 明日、 S嬢に10ユーロ返さなきゃ。



座布団みたいなパスタはらびおりというものでした。


ぼなのって。





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