2005/Jun/11
ローマ(16日目)
09:00。
よく寝たよーな寝てないよーな。
とにかく朝飯と昼飯調達だ。
リストランテに向かう。
いつもの朝飯。
パン、
コーンフレーク、
オレンジ、
パイナップル、
キウィフルーツ、
それとベーコンとスクランブルエッグ。
プラス。
昼飯用に、
りんご1個、
パンを3切れ、
チーズを2個。
そしてシャワー。
週末、
急ぐこたぁないよね、
と泡風呂。
ぽけーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
1時間経過しました。
さて。
本日のお題目はずばり土産調達。
それなりのシャツにジャケット、
革靴なんぞ履いて、
コンドッティの名だたる店で見下されないように完全武装。
でもバッグにはパンとチーズ。
社員証とかパスポートとかをフロントに預けるべ。
・・・チェックアウト連中。
12:00のバスに間に合わず。
部屋に戻りうだうだ。
いい天気だなぁ。
本日のお題目はずばり土産調達。
カメラは不要。
不要です。
・・・気づけば3aをHarold's Gearに入れてるし。
バスに揺られて、
ヴェネツィア広場。
コルソ通りを目指す。
つもりが、
青空と建物の色の妙に感じ入り、
カメラを取り出す。
早速脱線?
気を取り直し、
第一目的地はDIESEL。
愛妻から送られた画像を携帯に表示。
「これ探してんすけど」
「あったはず」
引出しを3つほどあさって発見。
「らすとわん」
「ていくでぃす」
第一目的達成。
次は、
コンドッティ。
えるめす、
ぐっち、
ぷらだ、
いまひとつやのう。
次はぶるがり、
おおっ、
ぶるがり敷居めちゃ高。
ドアのまん前におっさんが立っている。
開けてくれるらしいが、
出してもらえるのか?
やめとくか。
これで少し気後れ。
しゃねる、
てぃふぁにーも外から眺めるのみ。
イキオイを取り戻すべく、
愛息土産を購入することに。
コルソ通りに戻り、
おもちゃ屋。
イタ車のミニカーゲット。
向かいの教会の石段で休憩。
パンとチーズとりんごで復活。
特にりんごは13年前と同じ味。
富士より一回り小さめ。
でも柔らかく甘い。
日本のりんごってどこかみずくさかったりすっぱすぎたり固すぎたりするのであまり好きではないのだが、
こっちのりんごは実にうまい。
再び歩き回る。
ポポロ広場まで足をのばす。
ボルサリーノ発見。
ガイジン観光客夫婦が入っていく。
まー、
アナタガタが被ると決まるよねー。
気が萎えてコルソ通りへ戻る。
2件ほどCD屋を覗いて、
MTVで最近気になっている数曲をゲット。
コンドッティから一本それた通りの宝飾・銀器系ショップにて愛妻によさげな品々をいくつか発見。
メールでオンラインショッピングスタート。
あいかわらず自分の買い物となると腰の引ける方である。
店を守るのは、
地元のおばぁちゃん。
「これ見せて」
「なんたらかんたーら。」
「?」
「べっろ、
べっろ」
誰がやねん!わしゃれっきとした人間じゃいっ!
「あー、
ぐっど」
あぁ、
べっろってグッドってこと?
分かりやした、
いただいていきやしょう。
次は、
頼まれ土産。
サッカーユニフォーム。
これもコルソ通りで発見済み。
と、
ちゃんとしたスポーツ用品店発見。
ばったもんを買うのはやっぱりやだしなぁ。
少し値は張るものの、
ASローマのちゃんとしたユニフォームを入手。
ついでに愛息にも。
19:00の便には間に合わず。
夕日に染まるヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の写真を撮ったり、
バス乗り場の前のカフェでリモーネのジェラートを調達したりして20:00を待つ。
ローマは決して綺麗な街じゃない。
ごみだらけ、
犬の糞もあちこちにそのまま、
どろどろ、
ぼこぼこのクルマがずらり駐車されている。
スペイン広場、
トレビの泉、
真実の口、
コロッセオ、
世界中から観光客でごった返している。
どこを見ても観光客。
じいさんだろうが半そで半ズボン。
ばあさんはしみだらけの胸の谷間を見せて平気。
路地にはコピー商品を広げた黒人達や、
ホームレス。
決して美しくはない。
それでも思わずカメラを取り出し、
シャッターを切ってしまうのは、
きっとこの日差しのせいだろう。
日向はひなた、
日陰はひかげ、
そのコントラストは日本ではなかなか見られないものだし、
日が傾いてからもなかなか沈まないことから、
長い影とか、
オレンジ色に染まる白亜の建物とか、
日差しによる演出が優れていることが要因と思われる。
帰りのバス。
真っ赤に染まる古代ローマの遺跡に、
「古代ローマ人もこの夕焼けを見たのかなぁ」
つか、
客も含めて、
あの世界帝国を築いた人の末裔なんだよなぁ。
本部と地方オフィスでつまらん駆け引きやってんじゃねーよ。
ホテル。
すぱげってぃあらかるぼなーらを頂いて、
寝る。
ぼなのって。
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