イタリア日記
〜 Roman Workingday 〜

2005/May/24

ミラノ

むーんと暑いタラップを過ぎ、 Uscitaのサインを追い、 愛想のない、 だらけた入国審査官にパスポートを突き返され、 他人の預け入れ荷物がぐるぐる回るのを眺めながら、 しばし放心。
1時間は待たされたであろうか。 ようやくDELSEYと再会。 お互いご苦労。

26kgの愛情を引きずってのミラノ入り、 となると、 前回使用したマルペンサエクスプレスは不便。
バスにする。
バス乗り場で13時間超の禁煙から解放される。 気づきたくはないが、 そろそろ自認すべきであろう。 シャンパン2本のおかげで、 どうも頭痛がしているようである。
極力無視を決め込み、 スタツィオーネ・チェントラーレ行きのシャトルバスに乗り込む。
時間は守らないっぽい。 満車になり次第出発、 というところがイタリア、 ちゅうか、 アフリカ。

隣のガイジンと肘掛を取り合う攻防を続けながら、 西日の車窓を眺める。 高速道路の車窓は、 ミラノ郊外も成田の東関道も代わり映えはしない。 1時間足らずで市内入り。 そして到着。



中央駅からホテル・ガレスまでは十分歩ける距離。 ではあるが、 迷わず乗ったタクシー、5ユーロ。
おかげでセーブできた体力、プライスレス。



ガレスは、 市内の東寄りにあって、 観光スポットのドゥオモなんかには遠い方ではあるが、 大型バスでぐるっと回ってしまえる日本人ツアーにとってはそんなことは些細なことであろう。 前回同様、 今回も日本人客が群れていた。

前回のおかげか、 チェックインはスムーズ。 さくっと渡されたカードキーは570号室。
うっ、 またあっちですか?
昔の欧風建築。 中庭を置く、 四角い形の建物なのではあるが、 一隅だけつながっていないので、 部屋によっては四辺を延々歩かされることになる。 で、 その部屋達が、 560とか570番台。
まぁ、 いいけどね。



部屋は560より新しく改装されてはいるものの、 狭い。
飯はいいや。 DELSEYに格納されていたナロンエースをようやく取り出し、 2錠。 ガス入りミネラルウォーターで流し込んで、 ベッドで頭痛に耐える。 そのうち、 うつらうつら。

なし崩し的に長い長い初日終了。

ぼなのって。





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