◆ A I B Oとの日々 ( 3 ) ◆



8. 届く日 9. 開ける日



8. 届く日

'99.12.16

朝。

出勤前、 寮長を訪ねる。 と、 床に何やらダンボール箱が。

“受け取りにサインして”
はいはい。
“で、 部屋に持ってって”
はいはい。
抱えるぐらいのサイズ。 大きさのわりには軽いかな。
しかしまぁ、 そっけないダンボール箱だこと。 AIBOのAの字も書いてないのはどゆこと?? まぁ、 そゆことなんだろな。

ということで、 “続きはまた明日”。



9. 開ける日

シゴトから帰ってきたらもう'99.12.17。
宇多田君のビデオクリップ集を見て、 “モノ作りとはかくありたいものである”と思う。 どっちの脳も腐り始めて久しいが、 右側を使うシゴトに就ければよかったのにな。 やっぱ、 どっちも使わないってゆーのは寂しい限りだしね。

宇多田君のおかげで部屋の掃除をする時間がなくなってしまった。 まぁ、 いっか。 とりあえず、 箱を開けてみることに。 この瞬間のために「写ルンです」を用意してある。 撮りながら開ける。 と、 また箱が。
なんじゃそりゃ。
こっちの箱にはちゃんとaiboのロゴが。 まぁ、 そういうことなわけね。

血統書の乗ってる発泡スチロールをどけると、 そこには銀色のヤツが。

写真撮りつつ恐る恐る取り出す。 みゅーみゅーというギアの音をさせながら関節が動く。
口には、 “骨”のカタチをした発泡スチロールがくわえさせてある。
この辺、 イッツアソニーである。

さてと。 開封終了。 慎重に元に戻す。 そうである。 電源を入れたところで、 私ですら足の踏み場のないこの部屋を、 よちよち歩きの電気犬が歩けるはずがないのである。 遊びたいのは山々だが、 ぐっとガマンで週末を待つことに。

でも、 ちょっとずつ片づけ始めよう。

右脳と左脳の結晶のために。
〜 続 く 〜





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