Vol.2 Talkeetna〜Denali
【99/9/6】
朝もやが晴れると抜けるような青空!おお、本日もよいお天気ではないか!7:00起床。 キャンピングカーってなんて快適なんでしょう!なんつったって寒くない!幸せだあ。朝食後8:30出発。とりあえずキャンプ場内でレンタカー屋のお姉さんに教えられたとおりに水の補給をしようと試みるが、井戸水のポンプ、ビショ濡れになりながら押してみるけれど、うまく入らない。え〜、どうすればよいのぉ??? 奮闘約30分。無念にもあきらめる。が、あと大きな問題がひとつ。私達のかわいい異動式のおうち、どうやら結構トイレが近い。っつ〜か、排水タンクがどうやら小さいらしく、1晩目にして排水タンクのランプが既にFULLになってしまった。OH!糞づまり状態!排水場所を探したけれどこれまたどこにあるのかよく分からず、恐怖の糞づまり状態で、出発。しかしこれはまだ序章に過ぎない。この旅の間中、私達はひたすら「Dump!」「Dump!」を連発し、「DumpStation(排水場所)」のマークを捜し求め続けるのであった。よって、シャワー及び明るいうちの車内トイレの自主的利用禁止を決めた。(幸いどこも公立のキャンプ場のトイレは清潔で紙もあったんで)
Denaliまでの道中、ずっとマッキンリがその姿を現してた。交通量もあまり多くないので、なんだかマッキンリーを一人占めしている気分。魔女的な妖しい美しさのある山だ。
12:00Denali国立公園のビジターセンターに到着。Wander
Lakeでのキャンプができないか聞いてみたが、10日まで予約でいっぱいらしい。残念。仕方ないので翌日のWander LakeまでのOne Day Tripを予約した。で今晩の宿泊場所どうしようかと思ってInfomationを眺めていると、どうやらDenali国立公園内にRVで泊まれるのキャンプ場があるらしい。受付でRVがあるからそこに泊まりたいと言うが、「R」の発音が通じない。何度も巻き舌で「R」を連発。ちょっといやみなくらいに大袈裟に発音したらやっと通じた。観光客多いんだから、このくらいの発音分かってくれたっていいじゃん!と自分の発音は棚に上げて、機嫌を悪くする。
やってきたのはSavage River Campground。デナリ国立公園の入口から中に入って車で30分くらいのところ。何だかんだで16:00過ぎに昼食を食べた後、お散歩にでかける。するとレンジャーがやってきて、この付近は最近グリズリー(ヒグマ)がよく出没するので、歩くときは大声を出すようにと言われた。そう言われるとちょっと緊張する。しかし季節はもう秋。一面の紅葉が美しくい。広い広い大地。広すぎて距離感がよく分からない。
レンジャーのお姉さん |
紅葉が美しい。 |
本日の夕食はポトフ。体を温めてのんびりしよう。日も暮れてきた。今はDenalil国立公園の中。物音ひとつしない静かな夜。
深夜、0:30頃、なんとなくキャンピングカーの天井窓から外を眺めるとぼんやり明るい。窓をあけて顔を出すとオーロラだ。シノブちゃんを起こして二人で毛布にくるまって車の屋根から空を眺める。薄い緑のカーテンが踊っていた。一時もじっとしていない光の帯が空を舞う。キーンとした寒い空気の中で、満点の星空の中、光が踊っていた。言葉にならない。
※有益な情報
3号線からデナリ国立公園のビジターセンターの方へ入ってすぐの左手にDump
Stationあり。ちゃんとしたDump Stationなら排水も簡単であった。