中小企業診断士(休止中)勉強日誌(2005年7月)

作成日: 2005-08-02
最終更新日:

若者の所持品

7月の終わり、私より十歳若い青年と話す機会があった。 彼の所持品や生活習慣を、私と比べてみよう。

メガネ

彼は通常メガネをかけている。あるとき、何かの弾みでメガネを壊してしまった。フレームはねじ曲がり、 レンズは割れてしまった。レンズは諦めて作ることにしたが、 フレームはお気に入りで、そのまま使いたいという。メガネ屋に行ったら、幸いフレームは元に戻ったという。 彼は、この機会にもう一つ同じ種類のフレームを手に入れたいとメガネ屋に頼んだ。メガネのフレームは流行が激しく、 1年でかなり入れ替わるという。幸い、この種類のフレームは現在でも購入できることがわかった。 早速購入して、レンズは別の(度つき)サングラスのレンズだけをカットしてはめ込み、予備としている。 ちなみに、彼の行き付けの店は、私が以前メガネ屋を取り上げたときの話に出てくる、4の店である。 また、彼は使い捨てのコンタクトレンズも場合により使っている。

私の場合は、上記のメガネ屋を取り上げたときを見ていただきたい。彼と共通するのは、 何かの拍子でメガネをこわしたということだけである。

腕時計

彼は腕時計を3個持っている。この日は、防水機構つきの自動発電時計モデルであった。 以前買ったときから何年か(3年から5年)経って、腕時計の中の蓄電池が劣化した。腕の運動で発電機から電気が生まれ、 それを蓄電池に蓄えてから針の運動に変えるのだが、蓄電池の最大保持容量が長くても24時間になってしまったという。 これではあんまりなので、内部の蓄電池周りのシステムを修理してもらった。その結果、 1ヶ月近く持つようになったという。ただし、このシステムはだんだん時代遅れになり、さらに数年したら このモデルの部品がなくあり、修繕が効かなくなるかもしれないという。とはいえ、この時計を含め、 着ていく服に合わせて、時計も着替え、おしゃれしているようだ。

私は腕時計を1個しかもっていない(腹時計は不正確である)。 その腕時計は、私の大学入学記念に従兄が買ってくれたものである。 従兄は「デジアナがほしい」というわがままな願いを聞き入れてくれた。それだけに思い出がある、ありがたい腕時計である。 だいたい2〜3年に一回電池を交換する程度で、今でも動いている。

その前は、もう1個時計を持っていた。こちらは私の高校入学記念に父が買ってくれたものである。 このごつい時計は、 時計屋の主人が「表面が硬質のガラスですから、丈夫で傷がつきにくいですよ」と薦めてくれたことを覚えている。 大学に入ったときは、このごつい時計と従兄の薄い時計を気分によってつけ分けていた。これを見た友達に、 「時計も着替える、というコマーシャルがあるけど、本当にしてるんだねえ」と感心された。

ごつい時計は、いつのまにかなくしてしまった。父からの贈り物なので、申し訳ない気持ちでいっぱいであった。 ところが去年、実家に帰省してみたら、父が身に着けていた時計は、私がなくしたと思っていた高校入学記念の時計だった。 私のお古を父が使っていたのだった。父曰く、「なんだかわからんけど、たまたま動く時計があったから使っている」

最後の話は余談だが、かたや3本の腕時計を使い分ける人間がいるかと思えば、かたや1本の腕時計に固執する人間もいる。 このようにかくも二人の時計への愛情は違う。同じなのは、どちらもセイコーだということだ。ちなみに、 この青年は、ROLEXを持つ気はないらしい。

髪型

「どうしたらもてるようになるかね」という私の問いに対して 「髪が立つぐらいまで切ってください」といえばいいですよ、と青年は答えた。 「それって五分刈りか」と驚いた私に「そんなことはないです」と青年は呆れていた。 青年の髪型は、その通りである。短い髪を、ムースで立てている。

私は、いいかげんな髪形である。髪があるということだけである。


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MARUYAMA Satosi