中小企業診断士(休止中)勉強日誌(2002年1月)

作成日: 2002-01-07
最終更新日:

準備

いよいよ来月から診断士の実習である。ところが、あまり準備をしていない。 某掲示板の某氏によれば、ノートコンピュータは当然として、コピー、プリンタ、スキャナ、プロジェクタなどを 持ち込むのが当然といわんばかりである。私はノートコンピュータを持っていない。 持っていたのはノートというよりブックというのがふさわしい、大形で(A4サイズ)厚くて(5センチ)重い(3キロ) コンピュータである。それもつれあいに譲ってしまった。 コンピュータのことは気になっているので、そのあたり詳しい会社の某氏に「やはり実習にコンピュータが必要だろうか」 と相談したら「あれもある、これもある」と長々とお勧めの機種をいろいろと言われた。 この機会に買うのもやぶさかではないが、だいぶ今まで散財しているので無理かもしれない。 なお、足りないと言えば靴も今使っているのが1足だけである。もう1足必要だろう。

心配といえば、機材もさることながら指導員の資質がよほど気掛かりである。 このコンピュータに詳しい某氏に紹介された某ページには、とんでもない指導員の例が紹介されていた。 ここでそのとんでもなさを書くわけにはいかないし、その某ページを紹介するのもはばかられる。 ここでは事実、とんでもない人がいたというだけにとどめておく。 こういう指導員がいたら観念するほかない。 ちょうど道路に「落石注意」とあってもいまさら落石を避けるわけにはいかないようなものだろう。

それまでに手引きを良く読んでいちゃもんをつけられるようにしておこう。

そういえば、いままでの連絡の中にも、工業系か商業系かのどちらになったかすら、全く知らされていない。 どういうことなのだろう。

値札

つれあいが N という家具屋に行ってみたいというので、散歩を兼ねて行った。 交通量の多い国道沿いの店であったので多少難儀であったが、無事着いた。 徒歩で来たのは私たちぐらいだろう。

この店の一階にはカーテンや小物のインテリア用品があり、二階には家具を中心とした大型品が並べられている。 まず二階を歩き回った後で、一階に降りた。私はちょうど CD を格納する置き物が欲しかったので買った (フォーレの CD を入れる予定)。 つれあいはこれに触発されたのか、木製の鉢(プランター)と鉢台を買った。 このあと、これらを持ち込んでレジで不愉快な思いをした。 プランターの置いてあった棚には、値段が 599 円とあったのだが、レジでは 799 円と言われた。 つれあいは驚いて「棚には 599 円 とありましたよ」というと、 係員は「599 円は別の品物だと思います。こちらは、値札が 799 円となっております。よろしいでしょうか。」 と悪びれず答えたのだった。わたしたちは疲れていたこともあり、不承不承頷いた。 もっと元気があれば係員に「棚に行って確認して下さい。別の品物なんてありませんよ。 誤解を与える表示はしないように注意して下さい。」といったのに。あああ。 どっかで似たことがあったのでは、とつれあいに尋ねたら、すぐに「家の近くにある園芸店 B であったじゃない」 と答えた。

去年の秋、近くの園芸店 B で鉢を買った。このときも今日と同じように、 棚の値段より高い値段を言われた。 ただ、このときは鉢には値札がなかった。店員が高い値段を言ったのでこのときは私たちは食い下がったところ、 5分以上経ってやっと店長が姿を表して、品物と棚が違う事情を説明したのだった。 説明の後でわたしたちは「誤解を与える表示はしないように注意して下さい。」と言ったのだけれど。 あれから園芸店 B には行きたくなかったけれど、やはり鉢が必要になったので行かざるをえなかった。 ああ、やだやだ。

名前

先週の金曜日「受け付けました」という意味の案内が届いた。そして、今日「実務補習テキスト」が届いた。 これを見ていろいろ事前勉強しないといけない。最初のページからして度胆を抜かれた。 企業診断に関する知識は、企業経営に関する基礎的な科学を総合的に結集した学問的知識という。 そして、この基礎的な科学とは次のものをいう、とあり、ずらずらといろいろな学問の名前が書かれている。

その中で、「経営芸術学」とあるのには笑ってしまった。この学問が何を指すのかさっぱりわからない。 Google で調べても一件も出てこない。メセナの類のことだろうか。 それともジョン・ウェルチやビル・ゲイツや松下幸之助が「わが経営は美しきこと芸術なり」と のたもうているのだろうか。 経営学を専攻している人に教えてもらわなければ。 そして、美学藝術学専攻のK氏に「経営芸術学」があるか聞いてみよう。 そのわりには、数学に「解析学」がないし、「数値計算」もない。 人間学には哲学がない。環境学には鉱物学はあるが地質学がない。 これでは、地質学を専攻したT教教祖のT氏に合わせる顔がない。

去年の 10 月の日誌でうめいていたシステムアナリストの試験に合格した。 これでシステムアナリストという名前を名乗れるが、名実共に、といわれるまでにはまだまだ修行が足りない。 事実、システムアナリストとしての活動を意識した発表資料を作って、プロジェクトリーダーに見てもらったら、 「うーん」という顔をしていた。私は「ひょっとして、とってつけたような表現か」と尋ねると、 リーダーは「うん」と頷くのだった。修行が足りない。

選択

やっときょう実務補習の申し込みを済ませた。あしたが締め切りだからずいぶんあわてた。 それまで何もしなかったわけではないが、やはり準備不足であった。

実習の対象を工業系にするか商業系にするかは迷わなかった。当然工業系を選択した。 工学部を卒業して商業系にする人もいる。工学部出ではないけれど工業系を選ぶ人もいる。 私が工業系を選択したのは、商業系はわからないからである。 おまえには工業系がわかるのかと突っ込まれればそれまでだけれど、 工学部にいた手前、わからなくては話にならない。

現在ある工学部の先生をしている友人に、その工学部でどんな実験をしているのか聞いたことがある。 友人曰く、ある目的を達成するための課題と制約・条件を与えて、 一定期間内でどれだけのことができるのか試すのだそうだ。 高専のロボット対抗戦が毎年行われて有名だが、この対抗戦の課題のスケールを小さくしたようなものだと私は理解した。 私のような者から見れば面白そうだが、担当の友人はなかなか大変なようである。

私がかろうじてなんとかなりそうなのは統計の分野だが、果たして診断事例で使えるのだろうか。

まりんきょ学問所中小企業診断士(休止中)勉強の部屋日誌


MARUYAMA Satosi