中小企業診断士(休止中)勉強日誌(2001年10月)

作成日: 2001-10-01
最終更新日:

試験

きのうはシステムアナリストの試験に出かけてきた。場所は立教大学(池袋)で、 去年の青山学院(世田谷)よりは近く楽であった。 まず会場に着いたら、いの一番にトイレを探した。少し脇のあたりに一つあったのを見つけた。 午前の試験前と昼はこちらで用を足した。午後 I と午後 II の間の休憩はその脇も混んできたので、 別の場所でこじんまりしたトイレを見つけたのでそこで気持ちよく済ませた。

試験のできは、というと午前の足切りだけは免れたというところだ。午前の試験は珍しく解答確認をした。 私はバカだから待ち行列の公式をすぐ忘れて、この日も池袋に向かう埼京線の中でやっと公式を覚えた。 その公式を綿密に適用して出したはずの答がよりによって間違っていたとは、恥ずかしくていえない。 (今計算間違いを発見して顔が赤くなった)。

午後 I では、後ろの人が使う消しゴムによる振動が思いのほか強く、腰が浮かんばかりであった。 もっと強力にやってくれれば腹の脂肪が共鳴振動して痩せられるのに、と思った。 回答はさほどたいしたことはない。問題文に書いてあることしか書けなかった。

午後 II の問題はなかなか強力だった。問1を見て、ああこんなことができたらいいなあと思い、 問2を見て、情報システムも計画策定まではしていないし、問3を見て、業務プロセスの再設計などもやってないしで、 準備したネタは使えず、書いた論文の成果もまるでなかった。 しかたなく、上記のどれかを選び、えいと書き上げた。800 字 + 2400 字 + α 書けたことでよしとしよう。

復讐

「練習日誌」の項で書いた通り、最後の週になっても碌にシステムアナリストのための勉強をしなかった。 週の前半はアルコールが抜けていなかったのでバテており、 週の後半は晩飯と一緒に焼酎を飲んで眠くなったのですぐ寝ていたのだった。 本当は、もっと真面目に勉強しなくてはならなかったのだ。 というのもつれあいがある試験に落ちてしまったからだ。 私はこの仇を討たなくてはならない。といっても、試験の内容が違う。 「江戸の仇を長崎で」というものだから、別にかまわないといえばかまわない。

と思いつつ、今日も床屋に行かねばならなかった。来週会社で大事なお客さまを迎えるので、 あまりにもむさ苦しい髪は悪い心証を与える、と思ったからだ。 さらに理由がある。あしたの試験の試験票には髪をきれいに七三に分けた写真を 貼ったものだから、 当日もきちんと分けていかないと別人に間違えられ試験を受けさせてもらえない恐れがあるからだ。 更なる理由はもっと大事だ。写真を撮った時代は頭が冴えていたのだが、今はとんと冴えない。 せめて外見だけでも同じにすれば、当時の写真と近付くゆえ、頭の中身も戻るかもしれない。 そう思って、床屋へ行ったのだ。よって、午前中は勉強はしなかった。しかし頭の外見はきちんとなった。 中身も昔並みにはなっているだろう。

午後は飯を食って、故障後の修理が済んだラジカセを持って帰ってなんだかんだとやったあと、 やっと3編目の論文を書いた。フォーレの舟歌を第1番から聞きながら書きはじめた。 しかし、フォーレの舟歌をすべて聞き終わっても(ほぼ60分) 400 字詰原稿用紙が3枚弱しか埋まらないのだった。 さらにフォーレの夜想曲の後半(第7番から第13番、約 40 分)を 追加してもやっと 5 枚にしか達しなかった。あの試験は 120 分で 3200 字が合格線上といわれているから、 とても本番でこのスピードで書くことは無理であることがわかった。

情けないことに、今日いきなり 400 字詰原稿用紙が出てきたのだった。去年システム監査の勉強をするために、 わざわざ記述式の原稿用紙をワープロで印刷したものだった。去年は結局この紙を2枚しか使わずにいたのだが、 今年はその 3 倍の 6 枚も使うことができた。この原稿用紙が出てきたから3編目の論文を書く気が出てきたので、 何かの天の配剤かもしれない。(実は最初の変換は「点の廃材」と出てきた。明日を暗示しているようだ)。

あしたはいよいよ本番である。試験場まで間違えずにたどり着くことが第一の課題である。

鉛筆

今日は2編めの論文を書いている。今度は一から自分の体験プラスアルファで書いている。 私は何度か「準備しないで受かるより、受からずとも準備することが大事だ」と書いてきた。 実は私もけっこう準備しないで試験に臨むときがあったのだが、それではいけないと思ったのだ。 準備をしないで受かってしまったことを自慢する人がいたので嫌いになったのだ。

論文準備は苦しい。しかし、過程を大事にしたい。 さる運動選手も立派な結果を出した結果の感想を求められ、「結果よりプロセスが大事だ」 といっている。

今は論文を(シャープペンシルではなく)鉛筆でしこしこ書いて、消しゴムでしこしこ消すという操作は つらいことではあるが、久しぶりに味わう体験でもある。鉛筆は芯が丸くなるので、これを尖らせるために 鉛筆削りに先をいれ、鉛筆をまわす。すると芯の粉が少しずつ落ちてきて、黒鉛のにおいがする。 これが好きだ。

ちょうどつれあいも、別件でしこしこ原稿を書いたり消したりしている。 こちらは私のよりつらい作業であり、わたしも原稿を読んで示唆することで協力している。

添削

結局昨日も論文の一編も仕上げられないまま今日を迎えてしまった。 今日こそ仕上げなければなあ。 全部を自分で書いていると大変なので、例文を直しながら書いている。 本の作者を自分が添削しているようで、大変気分がよろしい。

まりんきょの部屋中小企業診断士(休止中)勉強の部屋日誌


MARUYAMA Satosi