中小企業診断士受験勉強(2000 年 4 月 )


作成日:1999-01-08
最終更新日:

怒りの説明

4/27 の「怒り爆発」を読んだつれあいが、私に対して異論を唱えた。 「中小企業の人たちは手軽にできるソフトが欲しいはず。 あなたのようにプログラムが書けるならそれでいいけれど、プログラムが書けない人や、 書くどころではない人がほとんどでしょう。そういう人たちのために、エクセルとか表計算ソフトは 必要ではないか。」

これはほとんど正しい。わざわざプログラムにするほどのことがないものは、表計算ソフトでやってしまえばいい。 私が公開しようとしている WWW 上で動くプログラムは、 表計算ソフトを自前でもっていればわざわざやらなくても すむことである。ただ一点だけ、どうしても誤解を解いてほしいことがある。 表計算ソフトは、 エクセルの他にもいろいろあるということだ。 表計算ソフトは、機能を表すソフトの一般名称である。エクセルは、 表計算ソフトのうちの特定の一商品にすぎない。これを混同して、 エクセルしか表計算ソフトがないと思われると困るということだ。 そして、今回の対象では、エクセルでなくとも、 たいがいの表計算ソフトならばできる機能ではないですか、 と問い直している。


怒り爆発

「企業診断」5月号を買う。そういえば、前の号、前々の号でも感じていたことが、この号で明らかになった。

「表計算ソフト=Excel」ではない。

なぜ、猫も杓子も、表計算ソフト=Excelという前提で話をするのだろうか。 特定の企業の、それも大企業の製品をわざわざ宣伝するのだろうか。 これでは、中小企業支援なんてことばが聞いて呆れる。結局は大企業のおべんちゃらではないか。

ここまで暴言を吐くと、次のことばが予想される。「そういうあなたは建設的な意見を述べてはいない。 対案を示しなさい。対案もなしで自分勝手な意見を述べるだけでは無責任である。」 私はその実、建設的な意見など述べる必要はないと思っている。批判の根拠が正当でありさえすれば、 建設案など却って邪魔なぐらいだろう。建設案は、批判の毒気に当たった誰か別の優れた人が考えてくれればいい。 だいたい、日本にはゼネコンが多すぎるではないか。建設するだけが能ではない。 批判ばかりして建設案を全く示さなかった(示す必要なしと喝破した)アドルノという有名な哲学者もいる。

ここまで書いてきて、私はだめな批判者であることがわかった。そこで、Excelによらない解決案を部分的に示そう。 他の表計算ソフトを使うという手もある。しかし、私が今もっている Excel 以外の表計算ソフトは、Microsoft Works と Claris Works だけである。Excel も含めて、これら3種の表計算ソフトは、使いこなしていない。 そこで、JavaScript を使った案を示してみることにしよう。

目標は次の通りである。

ずるいが、こんなものだ。はははは。


久しぶりの勉強

情報処理技術者の試験も終わったので、気分だけでも勉強を再開することにした。 電車の中で、「中小企業診断士2次試験診断事例の徹底マスター」という本を読んでいる。 この本は同種の本の中では比較的誤植が少ない方だが、それでもあちこちに見受けられる。 本当は誤植探しより勉強をしないといけないのだが、できないなあ。


肩を叩かれる

この間、ある会社の方と飲みにいった。何かのはずみで「今中小企業診断士の資格を取るべく 勉強をしているところです」といった(わたしはこういうとき、「中小企業診断士になりたい」 とはいわない)。すると、その方は私の肩をどーんと叩いた。またなぜ急に、と尋ねると、 「なに、そうやって手に職をつけるのは大事だ、ということだよ」ということだった。 表題を見た方へ、別に肩たたきにあったわけではありませんので、御心配なく。

一週間前自分で「ページが更新されていないことが多い」と書いておきながら、 自分のページを見ると、全体としてはともかく、少なくとも中小企業診断士のページはおざなりな 更新しかしていない。なぜこうなってしまっているかというと、 勉強の熱意が足りないからだ。

私が不思議に思っているのは、なぜ独学で診断士を目指す人がまわりにいないのかということだ。 確かに、勉強をひとりだけでするのは退屈である。能率も悪く、意気もあがらない。それでも、 やはり最後は自分で判断しなければならない。「どこの受験機関がいいですか」という問いが なくならないのが不思議だ、といつも思う。合格者率が高いから、合格者が多いからその機関を信じるのか。 となると、自分はどこへいくのだろう。

私が大学へ行くための受験勉強をしたのは、高校以外には「大学受験ラジオ講座」しかなかった。 予備校にも行かず、通信添削も受けなかった。それでも、志望する大学に合格することができた。 そんな自信が、却って今のダメな自分を作っているのかもしれない。人に素直に教えを乞う気になれないのだ。 私が人から教えを受けたのは、学校教育を除けば、小学生のときのオルガン教室とピアノの稽古だけだ。 そのピアノも、教わって習ったことは、基礎の指使いだけである。音楽全般への世界が開けたのは、 大学生のときの、一種特殊なピアノをめぐる環境にのめりこんでいたからだ。 この環境では、誰が誰を教えるという関係はなかった。すべて、自分が吸収しなければならない世界だった。

話を戻す。今の私には、受験機関に行こうと思えばいけるだけの時間とお金の余裕はある。 しかし、 そうまでして診断士の資格を取りたいという欲がない。 受験機関に投資する時間と金があれば、それを享楽に(私の場合は CD と本と将棋道場への入場料に)使いたい。


白書

プロジェクトマネージャー試験は、あと一週間を残すのみになってしまった。 あわてて論文のネタ探しに走る。

先週、中小企業白書の一部を車内で読んでいる人がいた。「一部」といったのは、厚さが5mmほどしか なかったからだ。たぶん背表紙を破って分割したのだろう。いい考えかもしれない。 なお、その白書は平成10年度版だった。マーカーが各行に引かれていた。

私がメモしている中小企業診断士関連のWEBページを見に行くと、たいていがっかりする。 ページが更新されていないところが非常に多い。これは、きっと実務が忙しいためだろうと好意的に 解釈している。しかし、忙しいにしては掲示板がにぎわっていて、当人もたまに(あるいはまめに) 書き込んでいる。これがよくわからない。もっとも、私だって掲示板に書き込みをしているから、 WEBページの主の貴重な時間を奪っていることにはかわりがない。 私も掲示板をもっているが、幸か不幸か私以外に書き込みする人はいない。 掲示板の制約でほとんどの人はできないからだろう。だから、 自分の部屋をこまめに作ったり直したりすることができる。


プロジェクトマネージャーの勉強

2週間後に控えた、プロジェクトマネージャー試験のために、勤務先からビデオを借りて見ている。 もっと前に見ておけばよかったな。


若い衆

昼休み、私と将棋をやっている若い衆を連れて散歩に出かけた。 この若い衆は、思うところあって診断士の勉強をしているという。 資格を取るのが目的ではなく、勉強の動機付けにということだった。 でも、若い衆が本気を出すと私なんかすぐに負ける。

通勤の帰り道に、ちょくちょく立ち寄る本屋がある。その本屋の中小企業診断士の一角を見ると、 例年にも増して、いろいろな本が出ている。ある本の表紙には、 Registered Management Consultant という文字が大きく出ていた。これが、中小企業診断士の英語での名称なのだろうかと思った。

「企業診断」2000年4月号を買う。最近は積ん読になっていて、もったいない。 少し愚見を記す。 「企業診断を読む(2000年4月)」を参照されたい。

まりんきょ学問所中小企業診断士(休止中)勉強の部屋> 日誌(2000年4月)
MARUYAMA Satosi