企業診断ニュースを読む(2004年3月)

作成日: 2004-03-28
最終更新日:

特集 情報化ツールの効果的活用による経営革新

データが教える経営戦略

「販売生データを経営に生かすデータ分析ツールの紹介」という副題がついている。 OLAP(オンライン分析処理)ができる分析ツールと、 その分析ツールがもつ次の特徴を説明している

ドリルダウン
データの全体から部分を把握すること
スライス・ダイス
データの項目軸を変化させること

私はOLAPを扱ったことがない。某社のツールのデモを見ただけであり、 この少し後にOLAPが診断士の模擬試験に出たので印象が強いのだ。 ただ、OLAP の意味がわかっても実際に使えるということのとは違うのだろう。

この項でも触れられている通り、さまざまなツールがある。 その中で、Excel でもピボットテーブルを使えばデータ分析ができるとある。 たまたま「企業診断」誌の2004年3月号でもExcelのピボットテーブルの特集があったので、 Excelのこの機能を使ってみた。 なかなか面白い。実際に適用するデータを持っていないのが残念である。

私が考えたのは、 この機能に AICを組み合わせることである。 つまりドリルダウンで展開/折り畳みをすると、 その操作に応じてAICが自動的に計算されて最適なAICを見つけるという仕組である。 (2004-03-28)


中小企業のIT化支援のために

インターネットと小規模LANについての説明である。 これについてはもっともなことである。 しかし、Microsoft社製の製品を使うことを前提としている。これでいいのだろうか。 最近は、オープンソフトを使うことで、かなりのことができそうだ。そのような中小企業の事例を、 自分で作ってみたい。

私があえて異論を唱えるのは、著者による下記の主張である。

  1. ExcelやWordを利用してできることは、ExcelやWordレベルで行なう
  2. 1. で不都合がある場合に、専用にパッケージソフトを購入する
  3. 2. で対応できない場合、専用のソフトを作り込む。

わたしは逆に、3から始めるべきだと思う。厳密には、 perl, ruby, awk や、UNIX のツールを組み合わせてできることなら、 そちらから始めるのが正しいと思う。理由は簡単、そちらが使いやすいからだ。 中小企業では、中身のわからない、面倒な処理は不要である。(2004-05-03)

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MARUYAMA Satosi