多くの手数:企業診断を読む(2011年 9月号) |
作成日:2011-10-10 最終更新日: |
ある記事で、プロデューサーの苦労談が載っていた。 ある商品の個包装のためのトレーシングペーパーの厚みを決めるときのことである。 実際に印刷可能かどうかを、コンビニエンスストアのトレイにこっそり入れて試す、というものだ。 試行錯誤してやっと決めたトレーシングペーパーを現地に送ったら、そのペーパーにスタンプを押したらにじんでしまったというものだ。
このプロデューサは自分のミスといっているし、事実そうには違いないけれど、その後のプロデューサの述懐には改めて心に迫るものがあった。
ひとつの製品を世に送り出すには,予想以上に多くの手数がかかっていることを痛感。
これは、私がかつて学んだ、マルクスがいう「商品の命がけの跳躍」なのではないか。
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