企業診断を読む(2008年11月号) |
作成日:2008-12-19 最終更新日: |
マーケティングは、私の中であまり興味をそそられない分野だ。 なぜなのだろう。自分の中に執着心がないからだろうか。 そんなことはない。分野を限れば、執着心が沸いてくる。 では、考えてみよう。
今月号の特集は、マーケティング イノベーションである。 今のマーケティングは、顧客満足だけでないという。 では先にあるものは何か。それを5編の論文で明らかにしようというのである。
私は見てもわからなかった。わからないときは、例に挙げられている企業を見よう。 まず、ハーレー・ダビッドソンが出ている。 私でも知っている、オートバイの会社である。 このオートバイの所有者は、企業であるハーレー・ダビッドソンと堅く結びついている、 と著者は説明する。これを読んで、はるか昔のことを思い出した。
1993年の終わり、友人と二人でオーストラリアを旅行した。 ある晩、宿泊先で、ハーレー・ダビッドソンに乗ったライダーと出会った。 ライダーいわく、日本のホンダ、カワサキはすばらしい。 しかし、ハーレー・ダビッドソンがナンバーワンである、と何度も強調していった。 それは私にもわかる英語だった(Harley-Davidson is No.1)。 これはある種の思い込みだろう。 この体験があると、なるほどと思うのだ。
この論文ではパタゴニアも取り上げられているのだが、こちらは略す。
他にも、もっと吟味すべき例があるが、もう少し考えよう。
(2008-12-19)
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