企業診断を読む(2006年2月号)

作成日:2006-02-07
最終更新日:

中小企業の財務指標

私がこれから勉強すべき分野は財務である。そこで、 標記の書籍「中小企業の財務指標」に関する特集を読んでみた。 従来公刊されていた書籍「中小企業の経営指標」、「中小企業の原価指標」 との相異点、比率分析や実数分析を行なう際の利用法、 利用する立場からの利用法について、まとめられている。

まだまだわたしは勉強不足である。 だいたい、「実数分析」ということばを聞いて、最初疑問に思っていた。 その不思議とは、数学の世界で「実数」を捉えることから生まれていた。 数学の世界の実数とは、数の範囲のことであり、 対比される概念としては「整数」、「有理数」などがある。 ところが、 経営のことばとしての実数とは、数を比率として捉える概念ではなく、 量として(物理のことばでいえばオーダーとして)捉える概念のことを指す。 これに気がついて、疑問が氷解した。

その他の着目点も多く含まれている。価格は 2625 円(税込み)である。 財務分析のための投資として買ってみるつもりだ。 中小企業庁のページには、 概要がある。

これはあるところで耳にしたのだが、公刊されている業界ごとの財務指標は、 この「中小企業の**指標」だけなのだそうだ。 大企業の業界特性を調べたいときには、 この**指標を大企業向けに外挿して想定する、 という使い方も考えられるだろう。(2006-02-05)

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MARUYAMA Satosi