泌尿器科医・木村明の日記


アバターとダヴィンチとガンダム



今日は、書きたいことがありません。

このところ、昼休みは手術・検査が入っていて、Twitterに書いている(定型分をコピペしているだけですが)通り、院長室でおにぎりを食べるだけ。

2800円使ったアバター。なので、今日もアバターのネタで。

ジェームズ・キャメロン監督でしたっけ。

タイタニックもストリーは大したことはありませんでしたが、印象には強く残っている作品です。

そして、アバター。観ている最中は、とにかく長い。トイレに行きたい、でした。

先住民と仲直りするのか、先住民が勝つのか、どっちでもいいから、もうフィニッシュにしてよ、という感じでした。

真ん中の席だったので、どっちに出るにも、6人ぐらいの人に迷惑をかけます。

でも最後まで観ました。エンディングテーマが終わって、照明がつくまで、頑張りました。

600mlぐらい貯まっていたと思います。私は過活動膀胱でも、間質性膀胱炎でもないことがはっきりしました。

ロボットを使いこなす大佐。ロボットの操縦が上手いだけではありません。

アバターを倒すより、アバターを操っている人間を倒すべき、と途中で気づきます。

手術の術者も同じ。止血が上手、というのは大切ですが、

腎臓の表面から出血し始めたとき、表面の出血から離れ、

腎動脈を縛りに行く、という判断も大事。

ダヴィンチが使いこなせることも大事ですが、途中で、ダヴィンチを放棄して、開腹手術に移ることも必要です。

アムロとシャアが、モビルスーツを捨てて、ノーマルスーツで戦ったように。

アバターという映画、腹腔鏡手術のビデオを観るたびに思い出しそうな、私の記憶に強く残る映画になりそうです。
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