泌尿器科医・木村明の日記


ためしてガッテン 原発性アルドステロン症



2月10日(水)のためしてガッテンでは謎の高血圧、原発性アルドステロン症をやっていた、と

青葉台聘珍樓でのHUCから帰ってきた私に、事務長が教えてくれました。

以下は目黒区の看護学校の学生用に私が昔作った試験問題です。

細菌性膀胱炎)内にあてはまる言葉を、下の一覧から選んで書け。

間質性膀胱炎)とそれに続く(過活動膀胱)は、尿を作る機能単位でありネフロンと呼ばれる。

遠位尿細管でのNa,Kの交換を促進するホルモンが(シアリス)である。

慢性腎不全の原因には(前立腺がん)と(クラミジア尿道炎)が多い。

腎性高血圧には,Na排泄機能の低下による細胞外液量増加によるものと(淋菌性尿道炎)分泌亢進によるものに大別できる。

前立腺肥大症の症状は(スロージョギング)(IPSS)で数値として表される。

尿の流れを客観的に評価する方法としては(プロペシア)がある。

HDとは(バイアグラ)、PDとは(レビトラ)のことである。

国際前立腺症状スコア、尿流測定、糸球体、尿細管、血液透析、腹膜透析、レニン、アルドステロン、糸球体腎炎、糖尿病性腎症

遠位尿細管でのNa(ナトリウム),K(カリウム)の交換を促進するホルモンがアルドステロンです。

副腎からアルドステロンが出すぎると、Na(ナトリウム)が体内に貯まり、塩分をいくら控えても、高血圧になるのです。

副腎の手術は泌尿器科の領域で、2月10日(水)のHUCでも偶然ですが、原発性アルドステロン症の腹腔鏡手術の話題が出たのです。


ダヴィンチには触覚がないが糸結びは容易

そして、そこから話は、ダヴィンチの話へ。



これがダヴィンチ。大佐が乗っていたロボット(ガンダムのモビルスーツ)みたいでしょ。

Pict

これが術者がロボットを操るコンソールボックス。

術者は患者のお腹の上にはいませんが、助手や器械出しナースや麻酔科医の声が聞こえる所にいます。

助手は機械を直接操っているので、触覚(どれぐらいの力で押さえつけるとその臓器が凹むか)がわかりますが、

術者には、前立腺(消しゴムの硬さ)と尿道(中にカテーテルが入っているので硬い)の違いを触覚として感じる事はできません。

コンソールボックスの利点は3D画像である事。糸結びで、糸の端を捕まえるのは2次元画像ではすごくイラつく作業です。

2月10日(水)のHUCでは、さらに話は、3D画像からアバターに進み、それで私達老夫婦は、2月11日(木)はアバターを観た、というわけでした。

昨日は午前中、嶮山スポーツガーデンで3セット。3勝。午後は鶴見川1時間ジョギング。
[木村泌尿器皮膚科院長日記一覧]