泌尿器科医・木村明の日記


研修医スタジアム



椎名「血圧下がってんぞ。出血止めなくていいのか。」

山P「出血性ショックではなくて、心原性ショックだと思います。心タンポナーデの治療が先決です。」

うなる椎名。

コードブルーの初回。

こんな場面があったような、なかったような、録画してないので確認できませんが、山P格好良かったですね。

研修医が勉強するのは、患者さんに適切な治療をするためですが、

勉強した知識の豊富さを、人前で披露して、拍手を浴びることができれば、勉強のモティベーションはさらに高まるでしょうね。

今期のNHKの木曜ドラマは、書道ガールズ。

土曜ドラマは、百人一首大会。

若者を勉強させるには、”甲子園”が必要です。

熱心に勉強した研修医には、その力を皆の前で披露する、筋肉マン・スタジアム(コロシアム?)が必要です。

Pict

昨日娘は、”研修医甲子園”のようなものに母校を代表

(と言っても希望者が何人いたのかは分りません。定数に達しなくて無理やり引き込まれただけかもしれません)

して出場するための打ち合わせのため、信濃町の勉強会に出席。

うちに一泊して、今朝静岡に帰って行きました。

勉強のために買ってくる教科書は、神保町の医学書店を覗かなくなった私の役にも立っています。

「あの開業医の処方って古いよなあ」、なんて紹介先で言われないよう勉強したいと思います。

でも娘がエビデンスでがちがちになってしまって、

「なんでニキビにミノマイシンを2週間も処方するんだ?耐性菌を誘導するだけだろう。」

なんて生意気になってしまっては、代診を頼めなくなってしまいます。
[木村泌尿器皮膚科院長日記一覧]