泌尿器科医・木村明の日記


息子が28歳


今月長男が28歳になりました。

私と事務長が28歳の時に生まれた子供です。

まだ孫ができる予定はなさそうです。

ただし、今は結婚と出産の順番が私達のころとは違うようですから私が56歳でお祖父ちゃんにならないとは言い切れませんが。

そんな折、港北ニュータウンの霊園の案内がダイレクトメールで届きました。

一区画78万円からですって。

こういうダイレクトメールの封を開くようになったということ自体が、すでに死期が近づきつつあるということでしょうか?

は私が30歳の時の子供です。

なので、娘が医者になって2年目の今、30年前は私が医者になって2年目だったんだなあ、とすんなりわかります。

30年前、降圧剤と言えばフルイトラン(サイアザイド系利尿薬)でアダラート(血管を広げるカルシウム拮抗薬)が出始めた頃でした。

私が研修医だったときの大河ドラマは「黄金の日々」。松本幸四郎が主役のドラマ。

松本幸四郎演ずる呂宋助左衛門がルソンから持ち帰ったフィリピン人の作った素朴なつぼが、千利休がお墨付きを与えることによって、城1つ分の値段になった話が印象的でした。

安土桃山時代、家臣に褒美として与える土地がなくなったとき、茶道具が高価なものとして信長の部下に与えられたそうで、茶道具は一種のバブルのはしりです。

天地人に千利休が登場しました。千利休は秀吉に切腹させられるわけですが、天地人ではどちらを正義として描くのか、楽しみです。

昨日の午後はくノ一と雑談できる時間がありました。

天地人はくノ一も見ていましたが、妻夫木君や、ルーキーズにでたイケメン(真田幸村)が目当てだそうです。

私が、長澤まさみのような架空の女性を登場させているのは女性視聴者をつかむためではないか、と言ったら、

くノ一は、別に長澤まさみは見たくない、院長のような長澤まさみファンのおじさんを狙っているのではないか、とのコメントでした。

失礼な! プロポーズ大作戦は長澤まさみ目当てに見ていましたが、大河ドラマは男のロマンとしてみているのです。

なので、女性が主役の篤姫は見なかったのです。
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