泌尿器科医・木村明の日記


勝田町「善」:クラビット500mg錠勉強会@ベイシェラトン


昨日の昼は予定検査が順調に終わり、勝田町の「善」へ。

場所の確認だけのつもりが、駐車場が1台分空いていたので、店の中へ。

あまり時間がなかったので、カレーにしようと思ったのですが、パスタでもそんなに時間はかからないとの説明だったので、パスタランチにしました。

1200円で、シーザーサラダとコーヒーが付いていました。シーザーサラダはボリュームたっぷりでした。

膳は、さとちんさんがe-skin先生と会ったお店です。この件については、来月続編があるかも。

夜はベイシェラトンで、クラビット学術講演会。

7時から呼吸器感染、7時40分から尿路感染性感染症。会場に到着したのは7時20分でしたが、しっかり勉強。

クラビット100mg錠、1日3回と、クラビット500mg錠、1日1回は個々の患者さんでの治療成績は同じ。

でも、クラビット500mg錠、1日1回のほうが耐性菌を出現させない、

クラビットがいつまでも有効な薬であり続けるために、クラビット500mg錠、1日1回がいいのだそうです。

目の前の患者さんだけのためでなく、世のため、人(未来の患者さん)のために、クラビット500mg錠なのです。

クラビット以降に開発されたガチフロは、副作用で発売中止となり、その後開発されたキノロン薬は、肺炎には適応が取れましたが、膀胱炎の適応は取れませんでした。

今でも、クラビットがキノロンの中では一番いい薬です。

それを長く使えるように、耐性菌を出現させないための工夫が、高濃度1回投与なのです。

勉強の後は懇親会。でも、泌尿器科医は多くありませんでした。内科医がほとんどだったようです。

東海大の教授が座長だったのに、あい先生も来ないなんて。

当院の開業時から数年間担当だったクラビットのMR;Fさんに会えたのが、サプライズでした。

今は金沢区の担当だそうですから、こういう横浜全体のイベントでしか会えなくなってしまいました。

さきほど「人(未来の患者さん)」と書きましたが、漢字をみていたら、未だ来ぬ患者さん。

診療圏調査と実際の数字とのギャップを示す言葉のように見えてきました。
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