女性の骨盤痛と男性の骨盤痛
以下は2007年4月にたまプラーザに開業された婦人科のブログからのコピペです(無断です。今トラックバックさせていただきました)。
慢性骨盤痛とは、月経時以外にも下腹部の痛みがある状態を指します。基本的には、排卵痛や月経痛を除く、月経周期と関係のない痛みです。
最近よく言われるのが卵巣静脈拡張で、卵巣から大動脈に血液が戻る卵巣静脈が拡張していることで見つかります。骨盤内臓器のうっ血を来たし、そのために痛みを生じると考えられています。この状態を「骨盤うっ血症候群」と呼びます。
骨盤うっ血症候群では漢方療法が効果的なことがあるそうです。桂枝伏苓丸(けいしぶくりょうがん)が用いられることがあります。
男性の慢性骨盤痛は別名、慢性前立腺炎。
6ヶ月以上続く慢性前立腺炎の方のうち、陰茎背静脈叢(前立腺の前面にある網目状の静脈)の拡張を認めた症例に桂枝伏苓丸を処方した経験を、来年、国際超音波医学会で発表したいと思っています。
この英字抄録が正しいのかどうか、今月開かれる漢方研究会で、ツムラの人や、産婦人科の先生に聞いてみたいと思っています。
たまプラーザの婦人科の先生が漢方研究会に出席してくださるとすごく勉強になるのになあ、
なんて、このブログに書いてみたのは、ある先生が読んで下さるのを期待しているから。
以上、飲酒ブログでした。
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