皮膚科の冬
平均月新患数200を達成したのは、今年6月ですが、ひとつ目標を達成すると、また次の数値目標が。
月新患数最低200がそれです。子育てを終わった私は事業規模を大きくする必要はないのですが、人間欲深い生き物です。
7・8・9・10月は新患数200以上でした。しかし、
今月は残り2日。今月は新患数200は難しそうです。
皮膚科は夏忙しくて、冬は暇、というのは常識。
夏の方が、虫さされやあせもや水虫など皮膚がかゆくなる事が多いのに対し、冬は空気の乾燥による皮脂欠乏性湿疹ぐらい。
皮膚科のクリニックの患者数が冬減る理由にはもう一つあることを最近聞きました。
風邪が流行り始めると、患者さんは、内科と皮膚科、小児科と皮膚科を標榜している医院に行き、皮膚科単科のクリニックには来なくなるのだそうです。
確かに私のクリニックでも、皮膚科の診察だけを希望される人より、泌尿器科の診察のついでに、という人が多いような気もします。
塗り薬は随分前に切れていたというアトピーの患者さんが、最近、インフルエンザワクチンを受けたくて、6時半ぎりぎりに来院されました。
もちろん、インフルエンザワクチンの注射だけでなく、保湿剤とステロイドも10ヶ月ぶりに処方しました。
仕事を休めない患者さんたち。1箇所でいろんな用事を済ませられたほうがいいですよね。
プライマリケア医は学会認定専門医である必要はないわけです。
とは言え、皮膚科の病気でプライマリケア医を利用するのは、急性期の病気(虫刺され・かぶれ)にしておきましょう。
慢性に続く病気は専門医にかかりましょう。
OTC薬で治らない皮膚病も皮膚科専門医へ。水虫だと自己診断して市販薬を塗って悪化したら、皮膚科専門医へ。
いい皮膚の日のイベントでも、神奈川県内の大学の皮膚科教授は、
「皮膚の病気は皮膚科専門医へ」
と講演で話していました。
と書いたものの、私は誰?何?プライマリケア医?皮膚科専門医?
皮膚科単科で開業している皮膚科学会認定専門医ではありません。
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