膀胱鏡の消毒:あいさつのページ
先月末に、新規開業する泌尿器科クリニックの
内覧会を訪問させていただきました。
理由は、「軟性鏡の滅菌についてのガイドラインが未完成であるから」みたいなことを院長がおっしゃっていました。
硬性鏡は金属ですので、熱消毒ができますが、軟性鏡は熱を加えると部品が解けてしまいますので、薬液消毒が一般的。
注射針のホールダーまで使い捨てにしろ、と言い出す厚労省、確かに、軟性鏡は使い捨てにしろ、なんて通達が出るかもしれません。
最近届いた学会誌。2008年9月段階では、軟性鏡の消毒はサイデックスプラスが標準のようで、ひと安心です。
ホームページの
あいさつのページを書き直しました。
先日も海外駐在の方が、帰国に合わせて来られたのですが、短い診察時間では全くお役に立てませんでした。
海外駐在の方は言葉が通じないところで頼りなるのは
日本語で書かれたサイトなんですね。
でもそのサイトの主は、初診日に数分診察しただけで、ぴたりと診断できる名医ではないんです。
かといって、疑問が解けるまでいくらでも時間を割けるほど、
暇なクリニックでもなくなってしまいました。
ごめんなさい。
海外にいる間に不安をいっぱい抱えてしまった方が突然来られても、予約制を取っているクリニックか、開業直後でまだ患者さんが少ないクリニックでなければ対応できないのではないでしょうか。
海外にいて当院のサイトを見つけた人に、「うちは田舎の定食屋です。三ツ星レストランではありません。わざわざ来る価値はありません。」というメッセージを発信するにはどうするか、
一方で、当院のサイトを見つけた横浜市民には、「横浜市内では一番美味しいレストランです」、というメッセージも同時に発信するのはどうすればよいか、
容易ではありません。
2008年10月14日の院長ブログ原稿
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