ブランコ運動下における ハイジ歌声のピッチ変動について 今回、前提条件は以下の通り。 |
ハイジの体重 | 20Kg |
プランコ・ロープ重さ | 170g/m |
ブランコの高さ | 最下点から地上まで100m |
歌い出すポイント | 振り上げ角70度の時 |
アルムの山の気温 (音速に影響) |
20℃ (グリンデルワルト・夏の気候から推測) |
音律 | 平均律 (ピタゴラス音律とか言わないでね) |
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歌を聴かされるペーターの位置によってピッチ変動の量が違うのは明らかである。そこで、代表的な例として以下の2つの場合について考えてみた。 (絵を見てね)
左のグラフの縦軸は正確なメロディーからの音程のずれ。(できる人は右上の歌詞にグラフの音程ずれを加えて歌ってみて欲しい・・・難しそ。) 場所1の時は遙か上空での出来事なので被害はわりと少ないのだが、頑張って場所2に登ったぺーターは哀しいかな、かなりとんでもない歌を聞くハメになる。 だって、途中で音程が約1(全)音急降下するのだ。 もしペーターが絶対音感の持ち主だったりしたら・・・100m下に転落してしまわないことを祈るのみである。 |
元ネタに 歌の中で「口笛はなぜー遠くまで聞こえるの」などという素朴な疑問を漏らしているが、そりゃアンタがそんなに高いところにいるからだ! とあるけれど、きっとハイジは巨大ブランコに乗ってスリルを味わいたい、けど、自分の歌が音痴に聞こえてしまうのもいやっ、っていうんでそんな高いところまで行ったのに違いない。 たくましいばかりでなく、恥じらいもある女の子なのだ、ハイジってば。 |
= ハイジの歌声 完 = |