壁新聞 かべしんぶん KABE-Shimbun (Shinbun)
0017 2010年7月24日 Hidden Clues.
Composed by 空閑洋始<kuga@tokyo.email.ne.jp>
私もよく分かっていない。来年秋の完全地デジ化(従来のアナログ放送の完全終了)が実施される理由。なぜなんだろう。
【考えられるメリット】
●デジタル化するということなので、将来的に、なんせ「デジタル」だから、何か期待できる可能性もあるかもしれないと、ちょっと思うことができるかもしれない。あと何十年かは番組の面白さは何も変わらないかもしれないにしても。
●放送者側にとっては、なんらかの方法と組み合わせることによって、各家庭にけっこう個別対応が効くようになるかもしれないので、何かの料金を払ってないことを把握したり、家庭別に違う広告を表示したりするようなことができるようになるのかもしれない。
【考えられるデメリット】
●対応に金がかかる。地デジ対応テレビ(orチューナー)とアンテナが必要。私の家はケーブルテレビで、急遽デジタル化でも変わらない料金ができたので、このデメリットは免れた。
*インターネットで見た記事によると、今日のNHKの昼のテレビ番組、「仁鶴の生活笑百科」で、弁護士が「判例はもちろんない」としながらも、既存の民法を独自に解釈し、「賃貸集合住宅の場合、家主に地デジ化対応の義務が生じる」などと、すごいことを言っていたそうだ。こりゃあもう、本当に大丈夫か。家主が怒るぞ。NHK必死? 裁判より先に判例作ってる?
●持っている録画機器によっては、好きなテレビ番組が録画できなくなる可能性がある?
いずれにせよ、きちんとした「地デジ化の理由」が全く示されないまま、ことが進みつつある(実際にはなかなか進まなくて大変になっている?)ような気がする。たぶん国民にとってはそんなにすぐにはメリットないだろう。でも将来的にこうなんだよと、誰か言えないか? 政治家主導なのか、省庁主導なのか、NHK主導なのか、民放主導なのか……。まさか当事者たちも分からなくなっているということはあるまいが。これも不思議なタブーの一つなのか。
今回はトランプ手品の話ではありません。すみません。
それから、右の動画は文章と関係ありません。すみません。
我が家のケーブルテレビ、8月いっぱいでアナログ放送が終了するらしい。どうにも納得いかないが、デジタル化せざるを得まい。そういう私のような人も多いらしく、ケーブルテレビ会社では、今までのアナログ放送と同じ料金のメニューも急遽作った。
ところがである。いざ覚悟を決めて申し込みすると、「変更後は、古いレコーダーでは録画できない可能性がある」という。私もデジタル関係には詳しいつもりでいたが、こんなところでコピー問題に直面するとは思わなかった。我が家のレコーダーは古い。このままだとドラマを録画できない? 壊れてもいないのに新しいレコーダーを買うのか?(来年の全面地デジ化にはこんな問題はないのだろうか)
「ヴァーチャル」というとどうも「実際ではない」とか「仮想上の」とかという意味と思ってしまうが、本来的にはちょっとニュアンスが違うようだ。「本当でない」というニュアンスよりも「本当に限りなく近い」というニュアンスの方が正しそう。どちらかというと非常に肯定的な言葉なのだ。
ヴァーチャル・リアリティというと、どうも「作られた嘘の世界」という、幾分否定的なニュアンスを感じてしまうのは、もしかしたら私だけ? もしそうだったら、それはどうして?
猿と狐とうさぎ。弱った老人が通りかかる。猿と狐は食べ物を見つけてくるがうさぎは何も探せない。うさぎは懊悩の末、火に身を投げる。アンパンマンさながら「私を食べて」と言って。老人のふりをしてた神様は驚く。「優しさ度テスト」が大変なことになったのを後悔し、うさぎを月に上らせた。(一部脚色)