壁新聞 かべしんぶん KABE-Shimbun (Shinbun)
0004 2010年1月4日 Hidden Clues.
Composed by 空閑洋始<kuga@tokyo.email.ne.jp>
民主党も気合いを入れているようで、環境問題、いわゆるエコは、今年も大きなテーマとなりそうだ。私自身もこの数年、環境問題関係の仕事はけっこうやった。でも自分でやりながら実はあまり実感を持てないというのも事実だった。具体的な危機感が、なかなか持ちにくいのである。
だから環境問題関係の仕事をしていながら、それに関する私の知識もいいかげんなままである。ちょっとおさらいしてみよう。
環境問題という言葉だけを見ると、抽象的で、そこにはさまざまなことが含まれてくるようだが、今一番具体的にやらなければならないとされているのは「地球温暖化ガスの削減」である(合ってる?)。地球温暖化ガスにはいくつかの種類があるが、大部分を占めるのが二酸化炭素(CO2。カーボン)である。二酸化炭素はものを燃やした時に出る。特に石油など化石燃料と呼ばれるものーーこれらは非常に身近なものであるがーーを燃やした時に出る。ガソリンで走る車などは分かりやすいが、実は例えば「電気」だって、発電には化石燃料も使っている(火力発電?)。だから、風が吹けば桶屋がもうかる式に考えると、いろんなものが二酸化炭素排出量に関わっていて、それを意識して削減していくことが大事である。ということかな。
ちなみに最近よく聞く「カーボンオフセット」は、大ざっぱにいうと、金を払うことによって二酸化炭素を削減したことにするというもの。実際にはそのお金は国内・海外での環境問題に貢献する事業(風力発電開発など)にあてられるという。今年は年賀状でも登場した。また、削減目標に届かない国が、余裕で削減目標をクリアしている国にお金を支払って、その余裕分を譲ってもらう(温暖化ガスを削減したことにする)という仕組みも、カーボンオフセットと呼ばれたりする。
さてじゃあ、なんで二酸化炭素など温暖化ガスを削減しないといけないのか。それは地球にとって温暖化は悪いことだからだ(合ってる?)。温暖化が進むと温暖になる。温暖になると、というか温暖になることを含めて、気候・気象が変化するとさまざまな悪いことが起きる(合ってる?)。例えば氷が溶けて海水面が上昇する。するとどうなる。分からん。明日は資源ゴミの日だ。
カードマジックでは、普通のトランプだけを使うものと、仕掛けのあるトランプを使うものがある。右の動画はちょっと微妙なのだが、真っ白いカードを使っているという点では普通のカードとは言えないかもしれない。ただ、特別な細工があるわけではない。
仕掛けのあるカードの中には、例えばバネ(ゴム)のようなものが付いていて、一瞬にしてカードのデザインが変わるようなものもある(私も以前買ったことがある。ただ見ている人の近くだとバレてしまうものだった)。こうしたものは、初心者でも比較的手軽に演じることができるものが多い。
手品を見る側にとっては、仕掛けがあろうがなかろうが、全く関係ないこと。面白ければいいのだから。ところが手品をやる方は、そうした観客の立場よりも、どうしても自分の気持ちよさを優先したくなる。「自分はノーマルなトランプしか使っていない」などという自己満足だ。私にもその傾向が大いにある。
movie:learning this gemini count from the DVD "Encyclopedia of card sleights"(by Daryl)
昔授業で習った時、現在完了進行形なんて本当に使うのか、などと思ったものだ。ところが、I've been waiting for you.というと、例えば待ち合わせに遅れて来た人に対して「ずっと待ってたよ」という、よく言うセリフ。文法的には難しいものが意外と日常会話ではよく使われる。仮定法などもそうで、「あの人は反対しないだろうという確信がもし私にあったならば、別の意見を言っていたのに」なんてのは、けっこう難しいぞ。
「海荒れて隠岐に愚直の春の花」。中学・高校時代の恩師(国語の先生)が当時作った歌だ。恐らくはこの一句の影響で、ずっとこの言葉には好感を持っていた。ところが広辞苑には「正直すぎて気のきかないこと。馬鹿正直」とある。見なかったことにしよう。自分は愚直と言われていいです。いい意味にしよう。