蓬莱山
百里ヶ岳
*大江山*
鬼嶽稲荷神社6:00〜鬼の洞窟〜6:50登山口7:00〜7:30大江山(千丈ヶ岳832m)7:45〜8:10鳩が峰(746m)8:20〜8:37休憩所〜9:03鍋塚(763m)9:20〜9:40休憩所

今朝も5時朝食のため、起床は4時。お蕎麦屋さん経営の民宿のため、ご飯は美味しい。
みんなの支度も速くなって、早めに出発。今日は東京まで帰らなければならないので、早く下山しなければならない。
このあたりも去年の台風で大変な被害に遭ったそうで、宿も床上浸水だったそうだ。そのせいで、林道も崩壊したまま修復ができていないらしい。
本来なら鬼嶽稲荷神社まで車が入れるそうだが、今は麓の別荘地?に車止めがある。
舗装道路を上がって行くと、なるほど道が大きくえぐれたり、斜面が崩壊していて、台風の爪あとがはっきり分かる。クワバラ、クワバラ。岩が落ちてこないうちにさっさと通過しませう。

(ただ、人は歩いていくことが出来るし、地元の人は、神社のお祭りの準備等で、実際には乗用車は出入りしている様子。)

さて、大江山といえば酒呑童子、登山口へのルートにも、道路際に鬼が立っている。結構かわいい顔をしているものの、ちょっと興ざめ?
神社に向かって歩いていくと、あ、斜面が薄紫。スミレかな?と思うと、わ〜ヤマルリソウの群落だ!

    
ヤマルリソウ

でも、やっぱり、人が余り入らない方が植物にとってはいい環境であるに決まっている。人間が一番自然を破壊しているんだしなあ、とちょっと複雑な気分。

他にもスミレが一杯。

  

(毎度のタチツボスミレ?と、う〜ん、ゆっくり調べておこう・・・。)

さて、その鬼嶽稲荷神社はなかなか趣があるこぢんまりとした社だ。


鬼嶽稲荷神社

リーダーが、鬼の洞窟を見物していこう、ということで、神社の先を一旦下って行くことになる。

なかなか足場が悪く、それに、どんどん下っていくのに一向に洞窟が見えない。途中の標識に「鬼の洞窟300m」とあるが、皆曰く、「標高差300mなんじゃないの〜!?」・・・行けども行けども、いや、降りても降りても先頭から「着いたよ!」の声が返ってこない。
みんな、また登り返すことを考えて、も〜やめよっかな〜気分。

倒木を跨いだり、滑りやすい斜面にへばりついて、ようやく水平道になると、渋滞。どうやら先頭が洞窟を見つけたらしい。

結構大変なところにあるし、登山者だから行きつけたものの、普通の家族連れには無理だ。多分、これも台風の後、まだ手を入れる余裕がないのだろう。
結局、洞窟の往復に小一時間かかった。

それでもまだ朝の7時。さあ、連休最後の大江山!・・・でも、何だかハイキングコースという感じ。
あれあれ、という間に大江山(千丈ヶ嶽)到着。見晴らしはいい。

    

鳩ヶ峰から鍋塚まで見晴せる。伸びやかな峰が連なって、気持ちいい。


(「スミレ」かな。)

次のピークは鳩ヶ峰。そこから下って休憩所。ここまで下から車が入れる。われらのマイクロももう待機中。
でも鍋塚まで往復が残っている。
小高いピークを越えて向こうにある。今日最後の登り。展望もよく気持ちの良い頂上でゆっくりしてから、さあ、下山だ。
ああ、GWの山三昧もこれでおしまいか〜。名残惜しいなあ・・・。

結局このコースも、妙に長いコースタイムが載っていて、???という感じ。家族連れのハイカーのペースなのだろうか。極端すぎる気がする。

神社〜大江山〜鳩ヶ峰〜休憩所〜鍋塚〜休憩所
ガイドブック50分30分30分50分30分
実際30分25分17分25分20分

まだまだ朝の10時前。帰り際に、宿の主人に勧められた、元伊勢神宮に立ち寄る。
これが駐車場から歩くと随分と奥まったところにあり、石段を延々歩かなければならないので結構大変。
でも、その甲斐あって、なかなか歴史を感じさせ、立派な神社だ。

お参りも済ませ、あとは一路東京へ。
舞鶴若狭自動車道〜神戸、吹田〜名神〜東名。いったい何100キロあるのだろう。

太陽の塔をン10年ぶりに見た。道路沿いに立っているとは。それから、伊吹山。登った山を見るのは楽しい。
お土産は定番となった赤福。確かに、美味しい。(贔屓の引き倒しの安倍川餅より、う〜ん、やっぱり美味しいなあ・・・。)

楽しい思い出と、出発の時とはまるで違う気分で東京に戻ることができた。

キャンセルせずに出かけて本当によかった。
山に感謝。
山の仲間に、感謝。


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