北海道2006 2006年8月10日夜〜16日
◆コース◆ |
北海道大遠征の4回目。今回は北の果て、宗谷岬と利尻・礼文の二島がメイン。昨年とは異なり、利尻岳が大変だが他は比較的楽な山+観光である。 例によってマイクロバス、しかも補助席まで使っての総勢23名。通路はザックや手荷物で溢れ、ドアが開いても荷降ろしせずには降りられない。毎回の事ながら大変である。
さて、夜9時に都内を出発、ETCの割引を最大限活用し、東北道を北上する。明るくなって、花輪PAで洗面+朝食タイム。天気は良さそうだ。 今回の寄り道は岩木山。ただし、楽々コースの八合目に通じるスカイラインが8時に開門ゆえ、急いでも仕方ない。 スカイラインの開門後、マイクロが九十九折の道を上がっていくと、道端の花が迎えてくれる。 |
蒸し暑い樹林帯を抜けると、ロープウェイからの道を合わせ、視界が開けている。ここでしばし休憩の後、鳳鳴ヒュッテ(小屋)を過ぎると記憶通りの、岩がごろごろした坂だ。(前回は母にここを登らせるのにとても苦労したものだ。) これさえ登れば一気に山頂と思いきや、実際には2段構えになっていて、もう1度岩の坂を登らなければならない。 | 岩木山より下山中 |
フェリーは17:30出港だが、1時間ほど前に乗船可能となり、荷物を置いて早速お風呂へ。やや狭いが、混んでいないのは助かる。 ただし、フェリーの苫小牧到着は深夜1:30。その後バスは北の果て宗谷岬を目指してひた走る。 私たちは車内でもう少し眠れるが、大変なのはドライバーのSさん。何と過酷なことか。
さて、外が明るくなるとみんなも起き出して、またコンビニにて朝食を買う。いつもの事ながら、コンビニ無しには成り立たない。 |
ニシン番屋 | すぐに小平(おびら)の道の駅で休憩。隣に鰊番屋(重要文化財 旧花田家番屋)がある。なかなか立派な建物だ。 道を渡ればすぐに砂浜。波打ち際にはゴミに混ざって木片や貝殻が。何だか不思議と懐かしい気分になる。 更に北上を続け、サロベツ原野へ向かう。このあたりには風力発電の巨大な3枚羽の風車が沢山立っている。(オトンルイ風力発電所) |
待望の利尻岳が海の向こうに姿を現し始めると、サロベツ原野である。今回訪ねたのは下サロベツ原野にある幌延ビジターセンター。 入口付近とは全く印象が異なり、奥は広くて変化のある自然探勝路となっている。木道が整備され、花の名の標識もある。 |
海の彼方に利尻島が浮かぶ | 自然探勝路 | 水辺の花も見られます |
群生しているのは紫のタチギボウシ、サワギキョウ、黄色のクサレダマ、それからナガボノシロワレモコウ、にょっきり突き出たオオヤマサギソウ。 |
タチギボウシ(立擬宝珠) | クサレダマ(草連玉) | オオヤマサギソウの花(拡大) | ナガボノシロワレモコウ (長穂白吾亦紅) | サワギキョウ(沢桔梗) |
宗谷岬 | たっぷりと花を楽しんだ後、またバスは宗谷岬へ。流石に観光地然としており、ライダーも多い。「日本最北端の地 宗谷岬」の記念碑の前は、カメラの順番待ちである。 各自思いのままに写真を撮ると、レストハウスで昼食。ホタテラーメンを食べてみる。大きなホタテが2つ入って、まあまあのお味。北海道を味覚で実感。 眩しい日差しと青い空、青い海。本当に綺麗だ。 それからまた稚内に戻って観光の続き。ノシャップ岬からも利尻島が見える。私たちはもう北緯45度を越えているのだ。 |
稚内港15:30発のフェリーで利尻島へ向かう。出港するとカモメが遠慮がちに船を追いかけてきて、エサを催促する。 深い海の色が印象的だ。青い海の向こうにだんだん利尻岳が大きくなってくる。島全体が1つの山という印象だ。さあ、明日はいよいよ11時間の利尻岳登山だ。
鴛泊(おしどまり)港17:10着後、早速民宿に向かう。今回は連泊で、何かと助かる。 ★利尻岳登山につづく・・・。 |