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イタリアに来て後悔していることが一つある。
それは、もっと世界史の勉強を
してくれば良かった、ということである。
中世ルネッサンス期にメディチ家を中心に
栄えた街、フィレンツェ。
そこかしこに残る史跡、
美術品の宝庫ウフィッツィ美術館。
説明を聞けば聞くほど絡まっていく記憶に
少々悲しくなった。
仕方がない、心で感じることにしよう。
フィレンツェは細い路地が入り組んでいる。
石畳を歩き、街の息づかいを
肌で感じることが出来る。
→これは、ウフィッツィ美術館から見た
アルノ川にかかるヴェッキオ橋。
橋に家がくっついているように見える。
ここは彫金細工店が軒を連ね、
橋の上はキラキラ輝いているように感じる。
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圧倒的存在感!
天に届けとばかりに積み上げられた大理石。
白・ピンク・緑の大理石からなる
フィレンツェの象徴、花の聖母教会である。
この教会の前に広場がないので、
至近距離から見上げるしかない。
後ろ頭が背中につくくらい首を曲げ、
ようやく全てが見渡せる。
この感動をどう伝えたらいいのか。
この建築に携わった人々の苦労と、
世代を越えて守り続けてきた信仰心が共振し
大きな波となって押し寄せてきたような、
そんな大きな衝撃が、
心の芯を捉えた。
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イタリア人の朝食は粗食らしい。
パンとコーヒー。あればチーズかハム。
しかしその分、昼食にはたっぷり時間をかけ
家族との団欒を楽しむ。
時間をかけるのはいいことだが、
あまりの食事の多さに胃は休む間がない。
イタリア料理は素材も新鮮でおいしい。
それでも、前菜にパスタを食べてから
メインに肉料理、となると話は別である。
食べたいと思っても、胃はすでに赤信号。
デザートだけは別腹だけど、夕食は
マーケットで買った果物だけだったりする。
日本人が少食なのかイタリア人が大食なのか
解けることのない疑問である。

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←ミケランジェロ広場から望む街並み。
左に架かるのがヴェッキオ橋。
右手の丸い屋根が聖堂のクーポラ(円天蓋)
ここにある階段の上から2段目に立って、
添乗員さんに写真を撮ってもらう。
2段目、というのがポイントだそうだ。
快晴の前日とはうって変わって
怪しげな雲がたれ込める。
違う表情が見られて、
ラッキーだったのかも知れない。
アルノ川の夕暮れ。
中央駅からホテルまで、
川沿いに一時間ほど歩く。
この時期は8時過ぎまで明るく、
長い時間観光を楽しめる。
しだいに暮れていく街並みは、昔も今も
変わらないのだと思うと感無量である。
いつかまたこの夕暮れが見られるように、
そんな願いをこめてシャッターを切る。
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