ATP ワールドツアー
2009年7月27日
USオープン再戦の後、サンプラスが名誉賞を受賞する
文:ATP Staff


2000年USオープンの再戦で、マラト・サフィンはピート・サンプラスを下す。
ファーマーズ保険後援の LA テニスオープン初日夜に、2000年USオープン決勝進出者による再戦が行われ、ロシアのマラト・サフィンが再びアメリカのピート・サンプラスを下した。サフィンは「ミレニアム・チャレンジ」と銘打ったエキシビション・マッチで、最後はタイブレークを制して6-4、3-6、10-6で勝利した。

敗れはしたものの、サンプラスはエキシビションの後に2009年 LA テニスオープン大会名誉賞を受賞し、その夜を勝利者として終えた。2回のロサンジェルス・チャンピオンは、両親・兄弟・妻と子供たちと共にコートに立ち、名誉を祝った。

「ロサンジェルスではあまりプレーせず、数年間はフロリダに住んでいたが、ここでプレーする時はいつも、自分のルーツはここだと感じていた」と、その後に37歳のサンプラスは語った。

「ここに戻り、ロサンジェルスのファンの前でプレーするのは心地よいよ。もう少し良いプレーをしたかったが、あまり頻繁にプレーしていないので、奇跡を期待する事はできないね。だがプレーは楽しかった。観客は素晴らしく、会場を埋め尽くしてくれた。楽しい夜だったよ」

サフィンはフラッシングメドウでサンプラスを破り、2つのグランドスラム・タイトルのうち1つ目を獲得していた。そしてエキシビション・マッチに先だち、2000年の勝利をこう振り返った。「USオープンの決勝戦でサンプラスを破るといった業績を持っていると、本当に胸躍る気分だ。実際、僕にとって初の大躍進だったし、世界ナンバー1になるチャンスも与えられた」

「ミレニアム・チャレンジ」でサンプラスに勝利した後、29歳の彼は同僚のロシア人イゴール Kunitsyn と組んでダブルスの1回戦に臨み、6-7(6)、6-2、11-9でマルコス・バグダティス/デュディ・セラ組を下した。サフィンと Kunitsyn は最終タイブレークで1本のマッチポイントをかわし、1時間39分の後に勝利を掴んだ。

サフィンは2009年シーズンの後に引退する予定で、ロサンジェルスは最後の出場である。サフィンはシングルス・ドロー第8シードで、火曜日の夜に先週のインディアナポリス優勝者ロビー・ジネプリと1回戦を戦う。対戦成績はアメリカ人が2-0とリードしているが、今回が2005年以来初の対戦となる。





<関連記事>
ロサンジェルス・テニスオープン記者会見 2009年7月22日
マラト・サフィン


情報館目次へ戻る  Homeへ戻る