勉強でお悩みの方へ

 子供たちには個性があり、悩みは人それぞれです。
 ここではいくつかの例を挙げ、原因と解決方法をご紹介します。お子さまはこんな悩みをお持ちではないですか?

 わからなかった問題が解けたり、新しいことを覚えたりすると、勉強は楽しく感じられます。でも、苦手な教科があったり、マイペースで他の子よりペースが遅かったり、単純に勉強がキライなどの理由で、うまく成長できない子供もたくさんいます。
 子供たちの悩みに早く気づいて、上手にアドバイスしてあげることが大切です。

学生の悩み

  • A.お母さんもっと優しく教えてよ
    保護者の方:ついつい、「なんでわかんないの!」と怒鳴ってしまいます。

  • B.苦手な科目はどうやって勉強すればいいの?
    保護者の方:小学4年生の娘は算数と社会が苦手なのが、どうもコンプレックスのようです。なんとか苦手な科目をなくして自信をつけさせたいのですが。
  • C.強なんて楽しくないよ!
    保護者の方:私には小6になる息子がいますが、全く勉強しないので悩んでいます。

  • D.なんで中学受験しなきゃいけないの?
    保護者の方小4生の娘です。親としては中学受験させたいが、本人はやる気がありません...

  • E.中学受験よりサッカーの方が全然楽しいのに...
    保護者の方サッカーに夢中な小学3年生です。チームとの足並みが気になるところですが、いつから中学受験対策を始めるべきでしょうか?

小学生の悩み

A.お母さんもっと優しく教えてよ!

<保護者様の声>
うちの子は、何度も同じ質問を私にします。
以前教えたこと何度も聞かれると、イライラ・・・イライラ・・・。
ついつい、「なんでわかんないの!」 と怒鳴ってしまい、最後にはいつもケンカです。

ペガサスからのアドバイス

アウトプット学習を行ってみてください

 聞かれたらわかるまでくり返し同じ事を答えれば良いのですが、ついつい感情が入ってしまうものです。こんなときのお子さまの視点は、「前に聞いたような気がするけど、また聞いたら怒れるかも...」と勉強以外のところで悩んでいます。これでは理想的な学習はできませんし、ケンカで親子関係を悪くしたくないものです。ここでは、お子さまが同じ質問を繰り返さない方法について触れます。

 「インプット学習」だけではなく、「アウトプット学習」を実践してみてください。

 インプット学習とは「人から聞いて学習する」のことです。しかし、インプットしただけでは、自分で考えて理解しているわけではありませんから、意味を完全に理解するところまでには至っていません。だから、何度も同じ質問を繰り返してしまうのです。

 一方、アウトプット学習とは「聞いたことをくり返し実践する学習方法」です。聞いたことを参考にし、沢山の例題を何度も何度も解く。ノートに書き写す。考えないとノートに回答を書くことはできません。自分で考えて何度も何度もアウトプットするのです。
 子供のタイプによって苦手なポイントは偏りと傾向がありますので、苦手なことを繰り返しアウトプットすることで、苦手傾向そのものを克服することもできます。

 自立学習が身に付いたお子さま、このアウトプット学習を必ず行っています。

B.苦手な科目はどうやって勉強すればいいの?

<保護者様の声>
小学4年生の娘は国語や理科は好きでよくできます。
でも、算数と社会が苦手です。作文や実験の話はよくしてくれるのですが、算数や社会のテストなどは隠してしまうこともしばしば。
なんとか、苦手な科目をなくして自信をつけさせたいです。

ペガサスからのアドバイス

戻って学習する勇気を

 苦手な科目は誰もやりたくありません。だからといって、逃げてばかりでは克服できません。こういうときは、分かるところまで戻って繰り返し学習することが大切です。
 しかし、授業は先に進んでいます。戻って学習するのは気が気ではなく、非常に勇気がいることです。でもそれをやらなければ、基礎学力が不十分なままなので、苦手教科はますます苦手になっていくことでしょう。

 克服するためには、自分のペースで学習することが大切です。

 理解が不十分な箇所に戻って基礎をしっかり作り直すことで、苦手な教科が少しずつできるようになり、また、やれば必ずできるんだという自信がつきます。

 自立学習が身に付いたお子さまは、自分のペースで学習できるのです。

C.勉強なんて楽しくないよ!

<保護者様の声>
私には小6になる息子がいますが、全く勉強しないので悩んでいます。
訳を聞いてみると「だって勉強楽しくないもん。お母さんは勉強楽しいと思う?」と言われ、言葉に詰まってしまいます。
私自身勉強嫌いで、あまり強く「勉強しなさい!」とも言えなくて...

ペガサスからのアドバイス

勉強は好奇心を満たす楽しいこと

 わからなかった問題が解けるようになったり、新しいものを覚えることは大変楽しいことです。その喜びに気づかせてあげましょう!
 解けない問題が解けるようになったとき、その瞬間の喜びが学習に取り組む姿勢「やる気」を育てるのです。

 自立学習が身に付いたお子さまは、勉強が楽しいことを知っています。

D.なんで中学受験しなきゃいけないの?

<保護者様の声>
息子は小学校4年生です。
親としては中学受験させたいが本人はやる気なし...
しかし、子供相手に真剣になればなるほど、家庭での歯車がうまく回らなくなる...

ペガサスからのアドバイス

子供の興味から目標・志望校へと

 目標の学校もない子供たちに、つらい受験勉強を頑張れというのは酷な話なので、そのためにも、情報収集をシッカリやった上で、「志望校」を決定するべきです。親の中には、情報収集をせずに、偏差値が上位の学校を無意識のうちに選んでいる場合も多いようですが、勉強をするのはあくまでもお子さま自身です。お子さまと十分に相談してから進めていかないと、土壇場で拒否・拒絶する可能性がありますので、親子で納得した上で志望校を決めるのが理想的です。

 学校の調べ方や、情報集としては、大きく分けて「調べる」「聞く」「見る」の3つがあります。順番的には、「見る」→「聞く」→「調べる」の順です。
 "親子で文化祭や運動会に参加したことで、子供がこの学校に行きたいと決めた"という話はよく聞きます。子ども本人の意思にしろ、親の勧めにしろ、かなりの負担を背負うつもりがないと、頑張りきれないのが中学受験です。目指す学校に必要な勉強と動機だけは、はっきりさせておかないといけません。

 お子さまにとって「中学受験をすること」がいかに魅力的なのかをどう伝えるかも考えておくべきです。
 ①学校の特色、校風、理念
 ②学校の難易度(偏差値)
 ③進学実績
などを調べて、お子さまに合った学校を探さなければなりません。細かいところであれば、部活動も含めてお子さまの興味ある情報を調べるのも受験に興味を持たせる有効的な方法になります。

 具体的な調べ方については、学校に訪問する事が絶対です!

 また、あまり多くの選択肢があっても、調べるだけで大変ですので、5校くらいの選択肢の中から選ぶことも方法の一つです。学校の学園祭などに行かれるのも学校生活の具体的イメージが湧くので、お子さまにより良い受験への意思ができます。

 中学校受験は、親と子の二人三脚で受験をするものであり、共に目標を持って長い道のりを日々、努力して勝ち取るものです。

E.中学受験よりサッカーの方が全然楽しいのに...

<保護者様の声>
息子は小学校3年生ですが、いつから中学受験対策は開始したほうがよいのでしょうか?

ペガサスからのアドバイス

志望校の決定を

 中学受験では、「志望校を決める時期が早いほど有利」です。早めに志望校が決まれば、「現状の学力レベル」と「志望校のレベル」の差を早めに知ることができ、それに対する対策も早めに打てるからです。
 また、難関校や進学校への受験を考える場合は、小学校低学年からの学習開始が望ましいです。 「現状の学力レベル」と「志望校のレベル」の差がはっきりすることで、今後の学習計画が決まります。ただ漠然と勉強に取り組むよりも、目標とする中学校に実際に見学に行くなどして、具体的な目的意識を持って受験勉強に取り組む方が有利です。

 中学受験で各校が出題する問題は、「どういう生徒を取りたいか」が如実に表れるともいわれています。出題される科目の比重、問題の傾向などは、専門的な分野にもなりますから、志望校を決める際には、塾の先生に相談することをお薦めします。





学生の悩み

  • A. 勉強のやり方が分かりません。
    保護者の方:学習量が急に増えたこともあるし、どうやって勉強したらいいか迷っている。
    もしかすると小学生のところから分からないのかも?
  • B.まじめに授業を受けているのに成績があがりません
    保護者の方:ちゃんと先生の話を聞き、ノートも取っているようですが、テストの成績が
    なかなか伸びないことを悩んでいます。
  • C.部活が忙しすぎて高校選びはまだできないよ...
    保護者の方:部活に力を入れることは良いことだけど、高校のこと知ってるのかな?

  • D.進学校って聞くけど何を勉強したらいいの?
    保護者の方:県立トップ校や私立進学校へ進むにはかなりの対策が必要らしいけど、どの
    タイミングから始めればいいのかしら...

中学生の悩み

A. 勉強のやり方が分かりません。

保護者様の声>
中学生になってから急に勉強の内容が難しくなったらしく、どこから手をつければよいのか子供自身とても悩んでいるようです。

ペガサスからのアドバイス

自分のペースを作る

 分からないところをそのままにして次に進んでも悩みは解決しません。基礎学力が出来ていないのであれば学年にとらわれず、分かるところまで戻って学習をしましょう。そうすることで自分の弱点を発見できます。その弱点を克服できると苦手意識をもっていた教科が得意な教科へと変わっていきます。
 しかし、授業は先に進んでいます。戻って学習するのは気が気ではなく、非常に勇気がいることです。でもそれをやらなければ、基礎学力が不十分なままなので、苦手教科はますます苦手になっていくことでしょう。

 克服するためには、自分のペースで学習することが大切です。

 理解が不十分な箇所に戻って基礎をしっかり作り直すことで、苦手な教科が少しずつできるようになり、やれば必ずできるんだという自信がつきます。

 自立学習が身に付いたお子さまは、自分のペースで学習できるようになります。

B.まじめに授業を受けているのに成績があがりません。

<保護者様の声>
うちの子供は学校ではまじめに授業を受けているようだし、ノートも几帳面にとっているようですが、成績がよくありません。テストになると実力が出ないようなのです。

ペガサスからのアドバイス

アウトプット学習で実践的に

 授業で理解したことをすぐに実践していますか? 習ったことをその場ですぐにやる。繰り返しやる。 繰り返すことで本当の理解と自信が得られます。授業を聞いているだけの学習方法では、「習ったつもり」、「理解したつもり」学習で終わってしまいます。

 インプットするだけではなく、アウトプットする学習を心がけましょう。

 アウトプット学習とは「聞いたことをくり返し実践する学習方法」です。聞いたことを参考にし、沢山の例題を何度も何度も解く。ノートにびっちり。考えないとノートに回答を書くことはできません。 自分で考えて何度も何度もアウトプットするのです。子供のタイプによって苦手なポイントは偏りと傾向がありますので、苦手なことを繰り返しアウトプットすることで、苦手傾向そのものを克服することもできます。

 自立学習が身に付いたお子さまは、このアウトプット学習を必ず行っています。

C.部活が忙しすぎて高校選びはまだできないよ...

<保護者様の声>
受験生の意識が低く、部活ばかりで、進学できる学校選択が難しいのですが、どうにかなりますか?

ペガサスからのアドバイス

ターニングポイントを逃さない

 部活動ばかりに専念して、進学先を選ぶ時に非常に苦労されているお子様の相談をよく受けます。
 まず、中学校より受験校に提出される内申書で、実際の合否判断には3年間の9教科に対する数値化した点数のみが反映されます。正直、部活をただ頑張っても受験には何の得もない事がほとんどです。

 気をつけないといけないのは、部活の顧問や外部からのコーチ、私立高校などでの共同練習などで出会ったコーチなどの発言です。『先生は、○○高校の先生をしているから』『このまま、ウチの高校に来ればいい』は、全く当てに出来ません。中学校側や高校側(校長等の責任ある方の推薦状もしくは証明書)などの書面を貰ってこそです。良く見かけるのは、その言葉に踊らされて、進学を失敗する生徒です。
 部活動も良いですが、まずは過去の学び残し単元を把握する事が重要です。その復習の必要な単元と中学2年の内容までの復習を中学3年生の夏前までに出来る事が、大きく飛躍出来るかのターニングポイントになります。
 そして夏期講習期間を利用して、総復習と受験の基礎点数を獲得できるための具体的勉強に取り掛かる事で、9月以降の高校受験特訓に入れます。

D.進学校って聞くけど何を勉強したらいいの?

<保護者様の声>
県下のトップ校や進学校、私立進学校に受験するには、どの様な学習を何時頃から始めるべきですか?

ペガサスからのアドバイス

大切なのは傾向と対策そして本人の意識

 公立高校入試は、県下の特性が有り、各科目ごとにも出題傾向が有る為、具体的な入試問題の内容を把握する事が先決です。さらに、上位校に受かるには、ケアレスミスを起こさない意識がとても必要です。プリント形式のお稽古ごと等に通っていたお子さまは要注意です(情報収集能力が欠落し、焦りばかりが備わってしまっている為)。
 私立進学校への受験は、特殊な問題も多く出題されるので、発想と応用力が必要です。その為には、中学3年生までの学ぶべき単元を理解し、より早くに応用力を養える問題との出会いの数を増やす事でより具体的な発想が身につき合格へと近づけます。

 ここで、子供が絶対に発言してはいけない事は『まだ学校で習っていないから』です。この言葉を発するお子さまには進学校を受験する勉強は難しいと思われます。まず、子供自身の学習への意識の高さがとても重要になります。