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尾瀬の花図鑑 尾瀬と花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
オオバタケシマラン ユリ科  タケシマラン属 大葉竹縞蘭
中部山岳地帯〜北海道の亜高山・高山の林内・草地などに分布する多年草。

仲間のタケシマランとの見分けは、

1)花・実:オオバタケシマランの花・実は、タケシマランのように茎から一直線に伸びているのではなく、一回捻った先にあります。また、オオバタケシマランの花は、タコの赤ちゃんか宇宙人のような形をしています。
タケシマラン
2)葉:タケシマランの葉は茎を抱きませんが、オオバタケシマランの葉は、茎を抱いています。
オオバタケシマランは尾瀬ではそれほど珍しくはないですが、群生しているのではなく、ポツンポツンと生育しています。

どういう訳か燧ヶ岳では、長英新道B地点(無名の湿原)、御池道の俎グラからシャクナゲ林を出た直ぐ右側では、十数本のオオバタケシマランが並んで生えています。

他には燧ヶ岳:ナデックボ、尾瀬沼北岸道、尾瀬沼東岸B地点(長蔵・ヒュッテ分岐付近)、小淵沢田代分岐〜小淵沢田代の森の中、沼山峠周辺、至仏山登山道、鳩待峠〜山ノ鼻、富士見林道(富士見峠〜富士見下)などで見かけています。

花は燧ヶ岳・至仏山では7月に、他では6月に、真っ赤な実は、9月に見られます。