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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
ナガバノモウセンゴケ モウセンゴケ科 モウセンゴケ属 長葉の毛氈苔
尾瀬・北海道の大雪山系とサロベツ原野だけに分布するモウセンゴケの仲間の多年草。

湿原でもミズゴケが多い高層湿原に生えますが、面白いことに、仲間のモウセンゴケは水の流れの上にあるミズゴケ・木杭の上に生えるのに対し、ナガバノモウセンゴケは水の流れの中に生えていて、同じ箇所の高層湿原でも住み分けています。

8月には真っ白い花を咲かせ、9月にはタネを付けます。
尾瀬にはモウセンゴケの仲間が3種類、ナガバノモウセンゴケと、モウセンゴケと、モウセンゴケとナガバノモウセンゴケの交雑種:サジバノモウセンゴケが生えています。

ナガバノモウセンゴケが多く見られる場所は、山ノ鼻の研究見本園、尾瀬ヶ原:上田代の「上田代の大池塘」、尾瀬ヶ原:中田代の竜宮入口へのアプローチ、尾瀬沼西岸:沼尻平の池塘周遊路、尾瀬沼南岸道にある小沼湿原などです。

ジックリと観察・撮影するには、尾瀬沼西岸の沼尻平の池塘周遊路と、尾瀬沼南岸道にある小沼湿原が、通るハイカーが少ないので最適です。