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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
モミジカラマツ キンポウゲ科 モミジカラマツ属 紅葉唐松
九州〜北海道の亜高山・高山の湿った林縁・草むら・雪田に分布する多年草。

似たカラマツソウミヤマカラマツはカラマツソウ属で、モミジカラマツはモミジカラマツ属で属が違っていて、花の形状も少し違っています。カラマツソウ属は一点から放射状に白い花弁(正確には雄シベ)が出ていますが、モミジカラマツはキク科に似て、小さな円形の基盤から白い花弁(正確には雄シベ)が出しています。葉の形状がモミジ(紅葉)に似ていることから、モミジカラマツと命名されたとのことです。
モミジカラマツ カラマツソウ
尾瀬では3種のカラマツソウ(モミジカラマツ、カラマツソウ、ミヤマカラマツ)が生えていますが、湿原の木道脇ではカラマツソウが、森の中を走る登山道脇(鳩待峠〜山ノ鼻、尾瀬沼南岸道、尾瀬沼東岸道、長沢新道、尾瀬ヶ原林道ほか)にはモミジカラマツが多く、至仏山系(至仏山〜小至仏〜小笠〜笠ヶ岳)・燧ヶ岳の上部にも生育しています。

尾瀬の大半では6月下旬から8月中旬まで、燧ヶ岳:俎グラ直下では9月中旬になっても真っ白い花を咲かせ、やがてキンポウゲ科らしい金平糖のような実をつけます。