和解〜平和な暮らしが戻ってきた

ランブルは断固として言いました。「考えないということは注意しないということだ。僕たちは食べ物や飲み物なしには生きていけない。きみだってそうだ」

「そうだね」グラムキンは今は完全に恥じ入りながらうめきました。「きみは正しい。いったいどうやってつぐなったらいいだろう」
「きみはその強い力で僕たちを手伝って、いろんなものをあるべき位置に戻してほしい」とランブルが提案しました。

「それはすばらしい」グラムキンが答えました。「すぐに取りかかろう」

彼らはそのとおりにしました。ランブルは彼の魔法のクリスタルを使って、他のヤウイたちにも手伝ってもらうことにしました。ナップ、スクィッシュ、クラッグ、ディッティ、ブーフは彼の呼び出しに応えて集まりました。

改心したグラムキンと砂漠の動物たち、ヤウイたちは一緒に穴を埋めたり、木々や草花を植えました。
彼らの全ての作業が終わり、グラムキンは帰っていきました。みんな(この作業を通して)仲良くなり、とっても重要なことを学びました。

自然界の全てのものは目的にしたがって配置されています。そしてそれらは干渉されてはなりません。またいかに小さく、それが役立たずのように見えても注意を払って接するべきです。

しかし最も大事なのは、ヤウイも砂漠の動物もグラムキンも、みんなが協力しあって働くことです。みんなそれを学びました。

ランブルはヤウイ王国に戻りました。そして砂漠の動物たちも彼らの住処に戻りました。全てのものがグラムキンの出現する前の状態に戻りました。

おしまい

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