トエック・フリーキャンプ見学&体験セミナー

テーマ:フリーキャンプの構造を学ぶ〜フリーキャンプ体験・見学とその理論〜報告●
日時:2012.10.20(土)〜10.21(日)
参加者:6名
セミナースタッフ:伊勢達郎・井上基浩
子どものフリーキャンプスタッフ:渡邊有紀・戸諒
「個から社会へ」
 何ひとつ、不自由のないわたしたちの暮らし。
けれどどこか、漠然とした不安やおびえが存在し、
それは今の社会にはっきりと反映されているように思う。
 個々の生き方をみつめ、
社会とどのように調和していくべきかを問い続けていく、
その一歩を踏み出すために。
フリーキャンプ体験にて
泥んこで雪だるま(?)をつくったよ!
■10月20日(土)■
早めに集まった参加者は、子どものキャンプの事前打ち合わせを見学
13:00 トエック事務所集合・出発
14:00 参加者集合後、フリーキャンプ説明
15:00 子どものキャンプスタート はじまりミーティングに参加
     自己紹介・一言などはなす
15:45 フリーキャンプでの指導者のあり方 実存的観察者とは(伊勢)
17:00 子どものキャンプ見学(夕食も子どもと一緒にとってもらい、
     トエック流・食育にも触れてもらう)
19:30 キャンプ見学後、振り返り(キャンプに携わったスタッフとの交流)
20:30 子どもとの交流タイム(お互いに、焚き火を囲みながらざっくばら
     んに質問大会)
22:00 子どものキャンプスタッフ振り返りに参加
23:00 自由交流会
このセミナーは、
@トエックのフリーキャンプに参加する子どもたちとスタッフ 
 ⇒普段どおりのキャンプをする
Aセミナー参加者6名とースタッフ 
 ⇒見学したり、体験したり、講義・ディスカッションなどする

の2グループがトエック農園という場で、別々の目的をもって活動をすすめた。お互いの目的をはたしながら、時には交流なども。
互いを尊重し、調和したやさしい時間が過ごせたと思う。
■10月21日(日)■
朝食
9:00 フリーキャンプ体験(おとなが子どもになってあそぶ)
    どろんこあそび・マキでたいたお風呂に入る・コマ回しに没頭・
    料理の手伝い・ひとりでのんびり・ドッチボール真剣勝負など
    子どもに負けじと遊びました。
昼食
13:00 フリーキャンプ体験のふりかえり
14:30 子どものさよならミーティングに参加
15:00 セミナーふりかえり
16:00 トエック農園出発
17::00 徳島市内解散

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●参加者の感想文より●
来た理由のひとつに「子どもたちに何を伝えたらよいのか見えなくなってきている」ということがあった。今回、実は何度も涙が出そうになった。自分でも理由は分からない。子どもたちが楽しそうにしている場面であったり、イセさんを含め、スタッフのコメントであったり、キャンプカウンセラーの言葉だったり。歌だったり。その中で私自身が気づけたこと。それは、私たちが子どもに伝えるのではなく、私たちも子どもたちから感じとり、子どもたちも自分たちで様々なことを感じとることが大切なんだと。そう思ったら、何だか今まで自分が形にとらわれすぎていたこと、「〜しなさい」「ダメ」って言葉をどれだけ使っていたんだろうと思うとすごく悔しい気持ちになった。
*一番残ったことは、自由な時間の使い方ができれば、こんなに楽しい時間を過ごせる。それと、自分が義務や使命で動くのではなく、自分もひとりとして動くことで、こんなに相手と笑い合える。
*食事の時間がすぐに変更できるキャンプってシアワセだと思う。(ホントはそうじゃないと、キャンプなんていえないのかも知れないけど)フリーの時間子どもたちと関われたのが良かった。参加者としての子どもの声を聞くタイミングとしても。このキャンプの流れを体感できた。
*フリーキャンプ(体験学習・自然教育)がどのように学校教育とリンクできるのかみてみたかった。まず、「場」。場が子どもを成長させるという概念が同じだった。次に『プロセス重視」プロセスが力をもつという言葉に大きくうなづいた。そして「遊び」。勉強も運動も遊びも全て、遊びという概念でくくれると思った。TOECの看板に「自然教育」ということばがあったが、今まで大自然の中の教育だと環境のことを考えていた。けれど自然=ありのままということなのかも、と思った。
*子ども達が本当にのびやかにしている様子が見れた。大人とのかかわりや在りようをゆっくりと見ることができて満足。スタッフの微妙なやり取りと伊勢さんの解説にあった、実存的観察とが見事に一致していて、ふに落ちた。平和と元気という活動の根っこにあるものをキャンプの中で色濃く伝えていることが印象的。
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