1997年12月6日(土)
東京:渋谷クラブクアトロ

[セットリスト]


佐藤@nikkenさんによるライヴ・レポートです。

整理番号91番って事もあって、ステージ右寄の最前列に陣取る。 私と田島さんの距離は、2mくらい。
首筋のニキビ跡も、口の中の金歯までも確認出来る近さなのに、 何だか少し遠く感じた。
とっても楽しかったのに。

奇声を発したり(そのおかげで今日は声が出ない) 汗だくになって(そのせいでか今日は熱がある) 踊ったりしているのに。
何でだろ?

>あの白髪カツラと「史上最強のいい男」タスキは 最前列の人が
>用意してきたようですが、田島さんがあんなにも快く 受け入れて
>たのは本人もよっぽどご機嫌だったのですね。

それは私の隣で起きた出来事でした。
突然、横の女の子がかぶっていたウイッグを 手を伸ばして取ろうとする田島さん。
(彼女はわざわざ美容院に行ってセットしてきたらしい) でも、そのおかげで、私は田島さんの汗だくの手を 引っ張ることが出来ました。
結婚指輪に触れた感触、今でも何となく覚えています。 田島さんの汗で湿ったウイッグも触らせて貰えたし。

タスキは、そのウイッグの彼女が用意してきた物。 最初、田島さんは気が付かなかったみたいだけど リクオが彼女を指さして、田島さんを促してました。

ウイッグの彼女は、皆さんがよく言っていた 「赤毛の女の子」だそうです。
すごくイイヒトでした。
その連れの方々も。



片山さんによるライヴ・レポートです。

良かったんだけど、楽しかったけど、どこか寂しい。せつない。

何度も何度も上げ下ろしされる手。手。手。 その波のずっと向こうに田島がいる。煙ってぼやけて。思いのほか大きく。 近いけど遠い。遠いけど近い。
みつめてる必要なんてない。ただその波に音に身を任せていればいい。

流れ落ちる汗。
灼熱。Two Vibrations。Body Fresher。フィエスタ。

コール・アンド・レスポンス。声で。体で。 ステージからのコール。
フロアからのレスポンス。
フロアからのコール。
ステージからのレスポンス。

これって一体感、というのだろうか。
本当に一体感?
本当はどちらも一方的なのではないのか。
どこかズレて交差してしまっているのではないか。 ライヴハウスという枠に酔っているだけではないのか。

今どんな風に感じているのだろう。どんな顔をしているのだろう。 なにをみてるのだろう。どこをみてるのだろう。 だんだんと、それが知りたくなってきた。

かき消されてしまった田島のアナウンス。何て言ってたの?

でも、でも、もう一回。もう一回。もう一回。もう一回。 出られないんだろうけど、出てきて欲しかった。 予定調和の枠を破って欲しい。奇蹟をみせて欲しい。 もう一回。



SHIBUYAさんによるライヴ・レポートです。

ライヴ・クアトロ! フリー・ドリンク ばんざーい! なんてったって酒→フラフラ踊る→酒→踊る→ あぁendless... おかげでサイコー・グッバイブレーション!!! LIVE、MY BESTのZAPP/ロジャーがかすみました。(ごめんロジャー) LIVEならではの選曲もありましたし。「灼熱」→「TWO VIBRATION」で もう、たかおちゃんにムチュー!いやいや夢中。いやぁ、女に生まれて良かった。

最後の方は吉松さんと「ここ涼しくてみやすいねー。」とニコニコ見てたら、 「存在自体がアツい」と皆に言われていた(笑)泉ハイテンション娘登場! 一緒に前へ、前へ。モッシュ状態とはあのことねー。もーみくちゃですわ。 白髪マッシュルーム・ウィッグ、「世界一のいい男」たすき。ほんまに男前! いまなら言える!たかおちゃーん、愛してるわーーー!!!

やっぱ「心療内科医・涼子」いったほうが良いすかね? >竹内さん
さいごに聞いた「夜をぶっとばせ」また、らいねーーーん!またねぇーーー! しかし、アナウンス良く聞いとくんだった。残念。

なんか・・・酔っ払ってて全然覚えてないのが良く解るレポート。とほほ。 でも、それぐらいっ言う事ナス。もう、灰になっちゃって、あのあとの 3次回、4次回?行けなくなっちゃって不出来なシブヤ・・・。すいません、福井さん。 金野さんとももっと話したかった。とりあえず・・・ヘルムート・ニュートンじゃ ないけど、はきなれないハイヒールは女性の脚をこれでもかと痛めつける。 弱虫毛虫ですません・・・。ではでは!



浦山さんによるライヴ・レポートです。

チケットが2ケタの番号だったんで前の方で見れるかな、と思って 会場入りしたら、ちょうどステージ向かって右の最前列が空いてる! 迷わずその場所をゲット。じわじわと詰まってくる人の波を耐えながら、 開演までの1時間を過ごしました。

そして開演。これ以上ないくらい押し寄せる人、人、人。 男でもこんなに辛いんだから、女の子とかもっと辛いだろうなあと 他人の心配をしつつ、意識はステージへ。

熱いライブ。
熱いんだけど、田島はどこか観客と一線を引いているような気が するのはなぜだろう?

あまりにも贅沢な場所で見ているせいなのかな。 でも、客席からカツラやタスキを受け取ったりという場面もあったから、 あれが田島なりの盛り上がりの表現なのかな、なんて思ったりして。

TADACHI wrote:
>「・・・・もう一回、もう一回、もう一回、もう一回」 先頭で音頭を取る観客。

タダチさん、それっておれですわ。(^^;
ステージ前から後ろ向いてずいぶん煽ってみんなで「もう一回」 コールを起こしたけど、結局田島は登場せず。もう喉はガラガラ。

それと、たぶん誰も気付いていない話。
おれの場所からメンバー用の曲順表が見えたんだけど、アンコールには 「青空のむこうから」が入ってたはず。が、その場所で実際にやったのは 「Blue Talk」。これはもしかして坂巻夫妻&BlueTalk MLへのプレゼント? (あれ、アンコールでやったのって、Body FresherじゃなくてBlue Talk  だよね? 記憶が怪しい(^^;)

あと、「夜をぶっとばせ」は予定の曲順には入ってなかったから、 田島の気分でやったということですね。


やまざきさんによるライヴ・レポートです。

けっこう早くはいったのでクワトロのブルジョアシートに座る。変なBGMに合せ てただ酒をのむ。あれとライブ中のゲームボーイでタジマ来年なんかのゲーム音 楽やるとキメツケ。
で、客層はあまりいつもと変わんないカンジ。きめきめのシブヤケイがくるのか と思った。「メジャーオリラブ」な客層。
でも、いつもと違って、きょうタジマは手の届くところにいるんだよね。 なんて思ってると、メールで見たことある名前が会場中に連呼される。ちょっと 気になる…。
あときょうが特別だからって、タジマが「きょうは全部おれの好きなブルースや ります」なんていわないか、ちょっとドキドキした。 そしてライブが始まった。ブルジョアシートでみてもよかったんだけど、これは ライブじゃん、って思った。いつものはコンサートだよ。演奏がはじまってすぐ に前に行った。
(もう、ドキュメントは飽きた)


ライブの感想?うーん、難しい。すごく良かったかといえば、?だし。悪いかと いえばそんなことない。まあ、もともとライブだからといって意識が飛んじゃう ってゆータイプじゃないし、冷めてんだか、なんなんだか…。 ただ、オオツキケンジがゆーところの、見ている途中にいろいろインスピレーシ ョンを与えてくれるもんがいい映画やライブだったりする、なんてゆーのを考え るといいライブだったのかも。ジャンプしながら、水のなかはいってジャンプす るのってなんで気持ちいいんだろう、とか、女の子にぶつかったりすると、? ??、なんてね
まてよ、ぜんぜんレポートになってないじゃん。

どうしようもないので内容に関してとりとめのないことを箇条書きにしてみます。
前だれかのメールで見たけど、ティラノのドラムンベースはやっぱしょぼかった。ドラムンベースは低音が命ってもう、年くってもクラブ遊びしなきゃ。コニシさんみたく。
「月裏」ってあんなカッコ悪い曲だったっけ?なんて、やっぱあのアレンジがあっての、なんだろう。
逆にアコ版「夜をぶっとばせ」はメチャよかった。はじめてだったし、バカなお れでもすぐ感情移入できる。やっぱ、おれのAOR好きってほんとかも。 タジマに関しては、器材をいじってるときとか、スリラーの踊りする(いま書い てて恥ずかしい)時とか、さすが少年のこころをもつ大人?ちがう? あと、わかってたけど3回のアンコールやるってちょっと解せない。本編が大事 じゃないの?本編がすごく短くかんじたもん。本編で燃焼しきって、最後立つこ とすらできないタジマがアコースティックでしめたら…。ちょっと妄想しすぎ? そうでなくても、夏のライブでみた電グルのアンコールやんない、シャングリラ やんない潔さにロックを感じるのだけど(少しネタばれ?)。オリラブはロック じゃないのか?ん

やっぱ、わけわかんないや。ただ、オリラブには厳しいのね。嫌いじゃなくて厳 しんだよね。たぶん、まだみてないけど、みんなそんなカンジじゃないのかな、 なんて。
かつてモグネグかなんかで、昔のライブハウスのビデオなんてながれてたことあ ったけど、実際はわかんないけど、あの興奮状態まではあまり感じなかった。クワトロには楽しそうにメンバーがソロを見せる(あのビデオで流れてた)「ジャンピング・ジャック・ジャイブ」こそ似合うと思った、やまざきでした。


斉藤さんによるライヴ・レポートです。

7:10分にクアトロに到着。もう入り口までぎっしりかと思いきや なんとラッキーにも後ろの一段高いスペースが空いていた。 背の低い私には最高の席だ。
すぐ近くには坂巻さんご夫妻の輝かしいお姿が...。 そのまわりのMLメンバーの方々の名前を呼び合うのを耳をダンボに して聞きつつ、ちらちらと横目であああの人が○○さんなのかなどと 観察しているうちにもうすぐ8時。ああ心臓がこわれそうだ。
ペテン師のうたのレイジーなアレンジに酔いながら田島さんの登場を待つ。 紺地に黄色のストライプ入りのTシャツに、ボサボサ髪(一応セットしてる ようですが...)の田島が現れた!

もうーっかっこいいー!かわいいー!ライブの田島はやせていてすきだー! 今までで一番すきだー!! あー幸せのあまりその場にヘナヘナと 崩れ落ちそうになった。
でもペテン師からMaskedまで一気にいった時、正直いってその興奮が さーっと冷めてしまった。まさかこのまま最後までツアーと同じ曲でいくんじゃないだろうなという 不安が頭をよぎった。

でも灼熱のイントロがなった瞬間、大爆発だあ!ありがとう!! 一瞬でも疑った私を許して〜!!
そして次のTwo Vibrationsへうつる時の流れも最高だった。 「ワーン トウー ワントウスリフォオー」の田島のかけ声のあと、 同じリズムのままでコードだけ変わっていくあたりさすがだ! もうほんとに泣いた...。
Blue Talkはいうまでもなく最高!
そしてサーデインの缶詰。さびの部分のカントリー風ののりがなんか まぬけで泣きながら笑ってしまった。
ローラーブレイドレースのイントロでの田島ギターかきならし! 久々におがめる姿だ。
そしてLet's Go!やっぱりほんと名曲です。 次のThe Rover 久々にレコードと同じアレンジ。やっぱりいいです..。 前のレポートで、アレンジが違えば違うほどいいなんて書いてしまいましたが すみません...あれは間違いでした。
でもフイエスタのラストの田島ソロがきけなかったのは残念だった。 (2年前頃はえんえん何分もやってくれたのに...)

それにしても今回MCが全くなかったのはどうしてなんだろう...。 田島さんの何かの決意の表れなのか...。
でも私としては、クアトロでやる事になった今の田島さんの心境を 少しでも本人の口からききたかった。
そして夜をぶっとばせの後にもう一曲やってほしかった。 そうしてくれたならば、クアトロがもっと特別なものとして 決定的になっただろうに...。
そんな終わってしまってからこまかい不満がふつふつとわいてきて...

でも家に帰って思い返してみると、夜をぶっとばせの 後の「ありがとう...また..また..来年...」の田島さんの声... もう全てをつかいはたしたよれよれの声にもならない声だった...。 田島さん、要求してばっかりでごめんなさい...。 もう限界を超えてあなたはやってくれていたのですね...。 これ以上望んだらバチがあたります。
あなたが生きて、元気で音楽をやっていてくれるだけで幸せです。 田島さん本当にありがとう...。

日曜日は、あと一年近くも田島さんに会えないのかと思うと、すっかり 落ち込んでしまいました。
この愛してるとしか言い様のない想いを、生で田島さんにぶつけられない これからの日々...せつないです。
主人と子供になぐさめてもらいつつ、これからの日々を淡々と 送っていこうと思います...。


押切さんによるライヴ・レポートです。

チケットを忘れるという大失態を犯したアホな俺は 1次会(パーティー)終了後ダッシュで帰宅。何とか 2次会終了前に会場に駆け込んだもののビール1杯飲んだら そこで終了。結局飲めず食えずの状態でクアトロ入り。 悔しかったのでいきなり飲む。位置は最後尾、つまり サカキク&ほっしーのいた後ろの部分を陣取った。 だらっと酒飲んでタバコふかして見るつもりだったんだな。 最初こそ普段のセットと同じだったのでのりもまぁまぁ適当。 会場も会場だったのでその分盛り上がってはいたけど。 田島自身も今日はコアなファンが多いせいか機嫌がいいみたい。 Maskedが妙に早いタイミングではいる。田島が手にした ゲームボーイを最前列の客にさわらせてたのを俺はこのまま 客席に引っ張り込まれるとおもしろいなーとか思って見てた。 その後、何か聞き覚えのないフレーズの曲。”お や ?” 曲は灼熱だった。うぎゃーなんだよそれ!そこから一気に Two Vibrationsまで。これは大変だ。
周りもみんなも大変なことになってる。
”田島がやってくれた”もう適当に踊ってなんかいられない。 幸い後部が広いのをいいことに踊る、はねる、叫ぶ。 元々暑い上に水分も入っているのも手伝って汗がどんどん出る。 Tシャツ1枚になってもまだ暑い。水分を補給しながら汗をかく。 みんなのテンションも高いからこっちも引っ張られる。 田島も引っ張られてるみたい。前にも書いたけどフィードバック してる感じがした。うーんいいな。

アンブレラズ〜踏み固められた大地でちょっと休憩。 タバコがうまい。タバコ吸いながらの大地はちょとしみた。

そしてBlueTalk。12/4でやっと聞けた曲。また聞けて嬉しいぜ。 もちろん踊る。手も振る。まだまだ声は出るみたい。 俺も何か調子いいな、いいことだ。
ローラーブレード終了後、また聞き慣れないフレーズ。 これは・・・ぎゃーLet's Goぢゃーーーん!!!! また切れる。今日何度目なことか。
普段はあんまりライブでも切れないんだけど今日はもう 何でもよかった。2次会騒げなかったので切れたい願望最高潮 だったみたい。やはり俺はアホだなぁと心の底で感じた。 でも、積極的にアホになるのも楽しいのだ。 その後2曲で本編は終了。短い、短すぎるぞ田島! アンコールはともかく、もう少しサービスせい!

しかし、最初のアンコールではいきなりフェイスタ。 また切れる。髪はびしょびしょ。シャツもぐっしょり。 雨の中を歩いたみたいになってる。でも騒ぐよ。楽しいもん。

最後のぶっ飛ばせ、予想していたとはいえやっぱり歌ってしまう。 田島の声が枯れてる。彼も相当ヒートアップしてたみたいだな。 みんなの”もう一回”コールもむなしくライブは終了。 半ば放心状態で会場外でたむろしてた。
風が心地いい。みんなと話すのも凄く楽しい。 ”どうだった?” ”よかったね”こんな言葉だけで足りちゃうんだね。 #ま、今にして思えばジャンプで勝負もして欲しかったけど。

いつもはライブに行っても一人で適当に楽しむ感じだったけど あの日はみんなで楽しんだ。周りにいっぱい仲間がいて、みんな 一緒になって大騒ぎ。ホントに祭りって感じだったね。 その分終わったときにむなしい感じがつのるけど、楽しいことは いつか終わるものだとスナドリネコさんも言っていたさ。

これが終わらないと次の楽しいことは始まらないのだ。 この日のライブは、タキシードとウェディングドレスを着て 狂ったように(失礼)踊りまくる某カップルとともに、私の胸に 深く刻み込まれたのだ。また来年。またっていうの大事だよね。 今度も楽しもう。今から来年が楽しみ。

そして朝はまだ遠いのでありました・・・


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Page Written by Kiku^o^Sakaaki