ORIGINAL LOVE presents《BURST!》

第71回 (2000年8月3日放送)


<オープニング>

T「今日のゲストは、久しぶりの登場、魂列車1号です。」

M-01.R&R/オリジナルラヴ

<近況>
 アルバム昨日発売したばっかりでありまして、いろんなイベントとか
プロモーションで行ったり来たりしてて殆ど訳がわかりません。風邪は
ひくし喉は涸れるし熱は出るしでね。もうホントにここは何処?って感
じ(笑)。睡眠時間もあまりないという…もうむっちゃくちゃでありま
して。でもまだまだ仕事するぞ!とね(笑)元気元気ー。

<今週のリコメンド>
 今日持ってきたバンド。ダムドでーす(The Damned)ダムド元気元気
って感じで(笑)。1stアルバム「地獄に落ちた野郎ども」から続けて2
曲どうぞ。

M-02.ニートニートニート/ザ・ダムド
M-03.ニューローズ/ザ・ダムド

 僕は昔高校3年ぐらいからかな?福島県郡山市に住んでたんですけど、
夏休みと冬休み始まった途端東京に来てね「ロンドンナイト」大貫憲章
さんの行ってました。ニニニとかね?あとニューローズの♪ダダダダダ
ッ!アー!あそこジャンプしてましたね(笑)。思い出しましたー。

<談話室バースト!>
ゲスト:魂列車1号(以下1)

T「今日のお客様はお馴染み魂列車1号です!どうも!」
1「どうもご無沙汰あーーー!」
T「どうもどうもバウンバウン!」
1「バウンバウン!(笑)、アルバム出たね!」
T「出ましたね昨日ついに。ええ。」
1「やばいね。ビッグクランチ!」
T「もうやっと出たよ。もう5年ぐらいずっとプロモーションしてるような
 気がするもん今(笑)。」
1「(笑)ずーっと去年から構想だけは聞かされてたんだけど。」
T「構想ずーっとしててやっと出た訳ですね。」
1「『次のアルバムは凄いよ。ディズニーランドのようだよ』っていう…」
T「(笑)」
1「『ハリウッドのようだよ』って…どうなのよ?」
T「え?いやそうそうそう謎な行けディズニーランドって感じじゃない?」
1「なんかなんでもありのゴテゴテ感っていうのはあるよね。」
T「ゴテゴテギラギララメラメ感っていうかね。」
1「凄い良かったですよ。買いました!」
T「買ったの?!」
1「ウソ(笑)」
T「あげたじゃん(笑)。皆さんは買って下さい(笑)。」
1「買って下さい(笑)。」

***
・サンシャインロマンスの夏、アルヤンの夏。
T「えーっとそれで?」
1「今日持って来たのはいわゆる夏系ってヤツ?サンシャインロマンス系
 ってヤツ?」
T「なるほどなるほどなるほどなるほど…」
1「そんなヤツでセレクトしてきました。」
T「はあー。はい!じゃこれは?」
1「1発目がアルヤンコビックさんなんですけど。」
T「夏っぽいなあ。」
1「バカなんだけどね。基本的にジャケが…」
T「(笑)ジャケが夏だもん。」
1「夏でしょ?海。これニルヴァーナの1stアルバムのさ…」
T「『ネバーマインド』のね。」
1「そう。赤ん坊が1ドル札かなんかにつられて海の中を泳いでるっていう
 …それをパクってアルヤンコビックさんの場合ドーナッツにつられて海
 の中を…非常にアメリカンだね。」
T「(笑)」
1「でもこれニルヴァーナだよ。夏と言えばニルヴァーナ(笑)。」
T「アルヤンコビックとニルヴァーナと最高のね…夏だね。」
1「夏だね(笑)。」
T「いい夏来たなーって感じ。この中ジャケも最高ですねこれ(爆笑)。」
1「これかなり忠実にパクってるっていうかパロってるんだよね。」
T「頑張ってますねこれ(笑)。」

M-04.スメルズライクニルヴァーナ/アルヤンコビック

・本当はポルカ普及員?
T「サイテー(笑)。」
1「サイテーっすよねー(笑)。夏フルチンサイテーって感じですよね。
 アルヤンコビックって説明してなかったんだけどさ。昔マイケルジャ
 クソンの『今夜はビートイット』を『イートイット』に変えたりね。」
T「ベタですよね。ずーっとやってますよね。じゃこれはニルヴァーナの
 『ネバーマインド』が出た後に?」
1「出た後すぐ出した。」
T「あー。これはでもよく出来てますね。」
1「アメリカのヒットチャートの上位に食い込んだネタを上手いこと自分
 の作品に生かして。で、アルバムの内容は全然ニルヴァーナじゃないん
 ですよ。実はこの人、ポルカ普及運動に努めてる人で…」
http://home.catv.ne.jp/dd/newjiyu/al.htm
T「(爆笑)」
1「アルバムの中全部そのビヤ樽ポルカみたいなナンバーで占められてる
 んだけど、この1曲だけ、タイトル曲だけがちゃんとパロディとして…」
T「(爆笑)ホントにポルカなの?」
1「もう殆どポルカ!」
T「カッコエエ!」
1「ポルカメドレーヒッツ!みたいな。ヒッツって言われてもわかんない
 んだけど(笑)。」
T「(笑)そっちのほうも聞きたくなっちゃった。」
1「商売人っていうか。それでポルカで他のアルバムの曲聴いてる人がど
 れだけいるんだって話になるんだけど、日本はいないよね。」
T「いないね(笑)。でもちゃんとこの曲の歌詞がさ、韻を踏んだりして
 て可笑しいな。」

***
・オレのエレキシタール消しゴム付き!
T「さてこのフレッシュな夏特集。」
1「全然フレッシュじゃないんだけどね次が(笑)。夏と言ったらカレー
 でしょう!」
T「(爆笑)」
1「強引なんだけどさあ。夏はやっぱりカレー食いたくなるよね?」
T「そうだね。」
1「ねー汗ダラダラかきながらさあ。」
T「このジャケ見せながら言わないでよ(笑)。夏だカレーって。」
1「夏だカレーだ!って言ったらインドですよね?インドって言ったら
 次ナーニ?」
T「インドっつたらね…山奥。」
1「うえっ?!全然違う方向に行っちゃったじゃないかよー(笑)。」
T「(笑)シタールですね。」
1「シタールなんですよね!」
T「あー。やっときた。」
1「良かった(笑)。オリジナルラヴも昔シタール使ってましたよね。」
T「使ってましたよ。」
1「スタイリスティックスのカバーをしたりとか…」
T「あー。あれはシタール使ってないけど…他の曲では使いました。」
1「はい。では次にかけるのは、シタールっていってもインド製のシター
 ル、民族楽器のシタールではなくてエレクトリックシタール。」
T「エレキシタールね。だからその『You make me feel brand new』の
 あれで聴こえるヤツ。♪ピョンピョンピョンピョン…」
1「エレクトリックシタールって田島君も持ってるよね?」
T「持ってるよ。」
1「俺も持ってるんだけどさ。」
T「持ってるの?!まじ?!」
1「うん(笑)。でさ、ヒドイ原理だよね。」
T「そうそうそう。パチモンだね。」
1「普通のエレキギターのブリッヂのところに何かゴム当てはめてるだけ
 なんだよね。」
T「で、ビビルという…」
1「ゴムでビビってるだけ…」
T「一応共鳴付いてるんだけど意味がない。」
1「俺25万ぐらい出してさ…」
T「そーんなにした?!」
1「うん。買ったんだけど唖然としたよね。」
T「うわー…(笑)」
1「これオマエ質屋で買って来て1万円のギターに消しゴムはめればエレク
 トリックシタールできるやんけ!」
T「(笑)でもまあね、頑張ればちょっとシタールっぽくなるんですよ。」
1「やっぱりテクニックが必要なんだよね。」
T「そう。だからこの共鳴弦と弦を頑張って共鳴させる。なかなか鳴らな
 いんだけどね。」
1「うん。それでねこれからかけるのは、ヴィンセントベルさんという、
 いわゆるエレクトリックシタールの名手と言われる…それを普及させ
 る為に作られてるアルバムなんで全編シタール鳴りまくりですよ。」
T「ははー。だけどこの人いい顔してますね。夏っていう…」
1「夏系の顔だよね。カレー食ってそうな顔で…匂いがカレーだね。」
T「カレーのほらスパイスでね…ガラムマサラって感じ?マサラさん。」
1「ヴィンセントマサラベルって感じだよね(笑)。まあどうでもいいん
 だけどさ。次行こうよ。」
T「はい。で、これを聴きましょう。これ何ですか?」
1「これはマーチンデニーさんとかエキゾチックなレスバクスターさん等
 でお馴染みのクワイアットビレッヂというナンバーを聴いて下さい。」
T「シブイ選曲ですね。」

M-05.クワイアットビレッヂ/ヴィンセントベル

・体カレー率100%!
1「まったりしたね。」
T「まったりしたわー。」
1「夏はやっぱりまったりしたいよね。」
T「なんかいい曲なんだかわかんない曲だった。」
1「これ別にシタールでやんなくてもいいじゃんって感じ。」
T「そうそうそう。なんかいいじゃんって感じ(笑)。ジャケ見てると
 カレー食いたくなるしさ。」
1「色使いがね非常に。」
T「凄くカレー…」
1「ていうかこのヴィンセントベルさんがカレーだよ!」
T「カレーだねー!」
1「この人多分カレーで出来てる。」
T「うん。凄いおいしそーだ。」
1「ちょっとまったりしてきたぞー(笑)。」

***

・いつもより12回転多く回してます。
T「次の夏!」
1「プロフェッツオブソウルっていう73年シカゴの黒人3人組。」
T「これも夏っぽいねー!ジャケ見せたいんですけど。」
1「うん。ハーバーにロールスロイスかなんか止めてスーツ着た3人が
 ニカッと笑ってる。」
T「それでいろいろこうところどころ乱反射してる。」
1「靴が十字で光ってるんだね。」
T「もの凄いピッカピカになってる黒人達。カッコイイの。」
1「こっからどういう音を想像する?」
T「俺的にはね、もの凄いソフィスティケイトされたアダルトオリエンテ
 ッドブラックコンテンポラリー…えーと…えー…」
1「長いよ!(笑)」
T「カクテルミュージックみたいな。」
1「あ、近いねー。」
T「そういう感じ?」
1「ていうかこれテクノなんだよ。」
T「(爆笑)そんな!」
1「マジなんだよ。」
T「マージすか?マジスカポリス。」
1「マジスカポリス懐かしいね(笑)。73年シカゴで突然産み落とされた
 テクノ。」
T「テクノ!シカゴハウスじゃなくて?」
1「ハウスじゃないんだよね。」
T「なるほど。はぁ。」
1「普通LPで33回転で聴くんだけど45回転にするとよりラウンジテクノ。」
T「はー。あなどれないですね。これシカゴソウルの人達でしょ?」
1「うん。まあ歌モノじゃなくて基本的にはインストモノなんで全然歌わ
 ないんだけど。」
T「あ、歌わないんだ!(笑)これいかにも歌いそうじゃないですか。」
1「これ3人組なんだけどドラムとギターとキーボードなんだよね。で、
 いろいろ名曲のカバーとかやってるんだけど、シャフトだったりさ。」
T「(笑)ベタ…ベタすぎる。」
1「で、次に聴いてもらうのは『エインノーサンシャイン』ビルウィザー
 スのカバーですね。」

M-06.エインノーサンシャイン/プロフェッツオブソウル

T「カッコイイですねこれ!」
1「やばいでしょ?ちょっとクールな…」
T「めっちゃめちゃクール。これ45回転?」
1「45回転に敢えてしてみました。はい。掟破り(笑)。」
T「(笑)カッコイイ。確かにテクノっていうか…YMOかと思った。」
1「より現代的になったよね。」
T「そうですね。イカスなあ。でも本人達はさ、多分ミーターズとか
 好きなんだろうね。」
1「多分そうなんだろうけど…使ってる楽器とかでも全然ムーグとか
 そういうの使ってないんだよね。」
T「そうでしょ。でもシンセっぽい音してんねこれ。」
1「何なのオルガン?ファラビサっていうの?」
T「ファーフィサコンボ(←?)ってファーフィサ、オルガンですよ。
 トータスとか使ってる、これ日本にあんまりないですけどね。で、
 ホーナーのグラビとピアノと…これだけどあれだね、シンセ使って
 ないわ。」
1「エコー処理で凄い涼しげなクールな…」
T「あとギターがタッチワウ使ってる。♪パオパオっていうムーグみた
 いな音してて。」
1「それを45回転にするとテクノ感が出るっていう。テクノっていうか
 何だろうね?」
T「ラウンジ…まあペリキンみたいなさ。ファンキーペリキン…ファン
 キーなペリー&キングスレイみたいな。」
1「でもこれジャケットからは全然想像つかない。」
T「想像つかないねー。よく買ったねこれ。」
1「うん。たまたまなんだけどね(笑)。アメリカで買ってきてこれ
 良さげなブラックでいいんじゃないかなあって。」
T「(笑)全然違う意図で買ったんでしょ?」
1「甘ーいファルセットかなんか聴かすんだろうなーって思って。
 そしたらこんな音出てきた、えー!みたいな(笑)。」
T「でもカッコイイみたいな(笑)。」
1「ま、いいっかー。って許してやったんだけど(笑)。」
T「なるほどねー(笑)、これはメチャ混乱するよね。」
1「でもこれジャケを見せられないのが残念ですけど。」
T「うん。これジャケットと中との対比ですよねこのレコードの価値
 っていうのは。」

***
・男ならふんどし締めて。
T「最後の夏は。」
1「夏はね…太鼓!」
T「太鼓か。なるほどー。夏と言えば太鼓だよな。」
1「あとね、夏と言えばロンドンナイト(笑)。」
T「夏と言えばロンドンナイトかぁ?(笑)」
1「よくわかんないけどさ(笑)さっきロンドンナーイト!って叫んで
 たから。」
T「ロンドンナイト冬でもやってたよ。」
1「そんな突っ込まないでよ。オチつけらんないんだからさ(笑)。」
T「(笑)だから太鼓でしょ?」
1「うん。それも荒れ狂うビート!」
T「なるほどー。」
1「♪ドンカドンカドンカドンカ!」
T「はあー。」
1「ジャングルビートね。」
T 「なるほどね。夏だもん。」
1「(笑)でさこの間100円で買ったんだけどさ、アダムアンドジアンツ
 のスタンドアンドデリバーっていうヤツ。」
T「カッコいいねえこのジャケ。」
1「アダムアンドジアンツ今ヤバイだろうと俺の中で結構イケルんじゃ
 ないかなあと思って聴き返したら…イケました!」
T「イケた?!あっそう!」
1「夏!って感じ!マジで!」
T「あ、ホントに。へえー、夏イケるんだ。」
1「結構今いいよ。今旬!」
T「でも曲によってショボかったりするでしょ?」
1「ショボイんだ…でもこの曲はいいよ!」
T「ジャケこれ火縄銃持ってるの?」
1「なんかね(笑)。」
T「カッッコイイー!(笑)」
1「この時代錯誤感っていうかね(笑)。なんか裸にふんどし締めて太鼓
 叩いてるっていう男の姿が見えるよ。」
T「なるほど。男のロマンがここにも…アダムアンドジアンツにもあった。」
1「ビッグクランチー!って感じ(笑)。」
T「わかりました。」

M-07.スタンドアンドデリバー/アダムアンドジアンツ

・本日のカレー大賞。
T「いやいい曲ですねー。」
1「ね?ふんどし姿の男達が浮かんできたでしょ?」
T「♪ダガダガダガダガ、ホッ!スタンドアンドデリバー!これだからね、
 アダムアンドジアンツの中で一番いい曲だよね。」
1「多分ね。」
T「思い出しましたけどあと一曲ぐらいいい曲あった。後は全部ダメ
 (笑)。」
1「ダメ(爆笑)。」
T「アダムアンドジアンツって、どうしてだろう?ってぐらいダメなんだ
 よね。」
1「でもダメなんだけどさ、これもダメなんじゃないかって買ってみたん
 だけど良かったね、当たりだったね。」
T「これはね確か1stシングルじゃなかったっけな。」
1「あ、メジャーデビューの。」
T「思いますけど。」
1「そうかもしんない。」
T「なっつかしいね。」
1「なんかモーニング娘。とかにカバーして欲しいね。」
T「ピッタリですね!♪ドガドガドガドガ、ハッ!ピッタリですよこれ!」
1「絶対ハマルと思うんだよね。」
T「つんくっぽいもんねこれ。」
1「なんかゴテゴテ感とかも似てますね。そんな夏。」
T「そんな夏。いい夏だなー。このねえ…」
1「で、どれが良かった?」
T「アルヤンコビックでしょ?あとはインドのおじさん。やっぱね俺
 カレー。」
1「インドカレー。」
T「カレーがね。最も味がよくわからないという感じの曲だったんで…」
1「なんか全然違うところに行っちゃったね。」
T「今回の夏、このカレーにします。」
1「じゃ、ヴィンセントベルさんにカレー大賞!」
T「はい!」

M-08.地球独楽/オリジナルラヴ

<エンディング>
T「今日は夏をテーマに盛り上がりまして。そうだな『皆さんの夏』って
 テーマでハガキを募集しようか。」
1「そうですね。いろんなハガキが来るといいな。」
T「私の夏です。僕の夏です。いろいろ選曲で夏を。」
1「あと、私のカレーレシピとかいうのも…」
T「あーいいですねえ!」
1「全然関係ないけどね(笑)。」
T「私のカレーレシピ…何だろうな。バズコックスの何とかです!とかさ、
 そういうカレーもありとかなんかいろいろ(笑)。」
1「なんかわかんないけど(笑)、バズコックスの(笑)、ま、いいや。」
T「はい(笑)。」


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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki