ORIGINAL LOVE presents《BURST!》

第68回 (2000年7月13日放送)


<オープニング>
T「今日はまたまた初めて登場する方。なんと近々ソロアルバムをリリースする
 ピチカートファイヴの野宮真貴さんの登場であります。」
 
M-01.R&R/オリジナルラヴ

<近況>
 もう間もなくこのシングルやっと発売になります!僕は現在プロモーション
期間真っ最中でありましてもの凄い忙しいですね。猛烈に忙しくて7月に入って
から休みは一日も無いですね。もう休み無しで全国至る所駆け抜けております。
今日は札幌、明日は仙台みたいな感じで全国行っておりますので、私が行く先々
でもし私に会う機会があったらば、どうぞご声援を。なんて選挙演説みたいにな
ってきましたけど(笑)。というような毎日でありまして、もう何を喋っている
のか、さっき話した事がこの雑誌だったのか、この雑誌だったのか、今このラジ
オ番組だったのか、よく分からない状況になってきまして…そういう状態であり
まして。今日も街で会えるかもしれませんが。

<今週のリコメンド>
 オリジナルラヴのニューシングル7/19発売ですのでじゃあここでカップリング
曲を2曲続けて聴いて頂きたいと思います。1曲目が「ダブルバーガー」という曲
で、これはマキシシングルのバージョンとアルバムのバージョンと違うんですけ
どね。だからこっちも買って下さい!という…そういう魂胆な訳ですが(笑)。
 それと後はもう1曲「バベルの塔または火星での生活」この曲はアルバム未収録
であります。当初没曲にしようと僕とL?K?Oと話していたんですがマキシシングル
に入る事が決まりましてですね、成仏できた。そういうような曲ですが。この曲
はミックスダウンまで全部私が手を施しまして自分の家で殆どデモテープ状態の
まま収録されております。かなり過激な展開待ってますんでね。こちらのほうも
お楽しみに。

M-02.ダブルバーガー(シングルバージョン)/オリジナルラヴ
M-03.バベルの塔または火星での生活/オリジナルラヴ

<談話室バースト!>
ゲスト:野宮真貴(ピチカートファイヴ)以下:M

・真貴巨大化。
T「今日のお客様はちょっとスペシャルな方です。来たる7/20に待望のソロ
 アルバムをリリースされるピチカートファイヴの野宮真貴さんです。
 どーも!」
M「どーも(笑)スペシャルな。」
T「(笑)スペシャルやなー。だってね見ました僕。昨日かな?パルコの前
 通ったらさ、巨大な野宮真貴さんが…」
M「あ、もう…そうだねえ。」
T「ドーン!と居て。なんだこれ?…」
M「どうですか?新しいニューヴィジュアル。」
T「カッコ良かったよ!あのサングラスいかす。トンボメガネ。」
M「またほらピチカートとは違う路線だけど、でもゴージャス感はあるで
 しょ?」
T「ある。」
M「というかそういうのを目指したんですけど。」
T「ピチカートよりもねちょっと70'sっぽいかも。ピチカートは60'sだよね。」
M「そうですね。」

***

・デートは子供とタイムレンジャー。
M「渋谷とか歩いたりするんですね。」
T「え?あ〜るくよ!昨日映画観に行ってきて。」
M「何もしかして何?」
T「『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』って…知らん?」
M「わかんない。」
T「キューバのミュージシャンや、ライクーダーがプロデュースしたってヤツ。
 凄いヒットしてるんですけどあんまり面白くなかった。まあまあだったか
 な。」
M「デートの映画?」
T「デートといいますか…でもまぁずーっと観よう観ようって言われてまして
 ね。友達が。で、行った訳なんですが。」
M「やっぱそういう事しないとダメですね。映画館とか…」
T「そうですよ。映画館行ってないですか?」
M「行ってないですねー。あ、行った!『トイストーリー2』(笑)。」
T「(笑)」
M「子供と行くとかそういう感じ。昨日も後楽園遊園地に『タイムレンジャー』
 『仮面ライダークウガ・ショー』っていうの観に行ったし。そういう事はし
 てるんですけど。デートとかはしてない。」
T「あーそうですか(笑)。真貴ちゃんがそういうとこ行くの俺凄い不思議な
 感じがするけどね。」
M「そーお?でも結構面白いですね、ああいうショーもね。」
T「あーそう。あれ太ってなかった?」
M「いや結構みんなスタイルいいよ。」
T「良かったですか。へえー。」
M「ま、そんな話より…」
T「はい。サインとかあるでしょ?」」
M「(笑)アルバムの話しないと。」
T「ごめんなさい(笑)。」
M「あるある(笑)記念撮影した(笑)。」
T「そうそうそう(爆笑)サインが可笑しいんだよねあれ。」
M「みんな書けるんだよね(笑)。」
T「そう!なんかね変な面白いサイン…ま、いいや(笑)。」

#真貴さんはお子さんに「タイムレンジャーの歌」とか歌ってあげるん
#でしょうか?

***

・やーったよ!...、やんなかったっけ??
T「えっとーこれは…『ピチカート時代の出会いから現在までを辿る』という
 事になってますけど(笑)、長いですけどね。」
M「田島君との出会いですか?」
T「そうですね。」
M「えーと何年だっけ?88年?89年ぐらいだっけ?」
T「88年ぐらいです。真貴ちゃんがピチカートファイヴのコーラスで入って
 来て、僕はまだそん時リードボーカルで。で、ツアーをやって。そのツアー
 の前にリハがあって…信濃町のソニーのスタジオで。そん時が確か初めて。
 いろいろちゃんと話したっていうのが。」
M「ああ、そうですね。」
T「その前僕だけどね。『ポータブルロック』のライヴは観てましたよ。」
M「や、そうですかー。」
T「あ、その後だっけ?オリジナルラヴと1回やったじゃないですか対バン。」
M「ええー?覚えてない(笑)。」
T「もう覚えてないもんね(笑)。」
M「覚えてない(笑)ホントに?」
T「やーったよ!クロコで。クロコダイルで…あれ?やんなかったっけな?」
M「やってないよー。」
T「やったような気が(笑)あれ?覚えて…」
M「(笑)、まあいいですよね古い話だから。」
T「ま、いっか(笑)。」

#たぶん、89年2月の芝浦インクスティックでのピチカートとのジョイントライヴのことを
#田島が勘違いしているのでは? このときのピチカートのヴォーカルも田島。

***

・ロック界のイメルダ夫人、着物の女王になる。
T「で、そん時は僕がボーカルで真貴ちゃんコーラスで。真貴ちゃんリハーサル
 に着てくるのが毎日違う服だった(笑)。何着持ってるんだこの人とかって
 あの時思ってました。」
M「そうでしたっけ(笑)。」
T「で、ツアーやって。そのツアーの後だっけ?僕がピチカートファイヴを
 去りましてですね。で、真貴ちゃんボーカルになったんですよね?その
 ツアーの直後。」
M「うん。」
T「でもあのツアー面白かったなぁ。僕酔っぱらっていろいろ…
 沖縄も行きましたね、そう言えば。」
M「行った行った。なんか『沖縄の着物の女王コンテスト』のゲスト(笑)。」
T「そうそうそうそうそう!(爆笑)」
M「(笑)、あと『紫』が出たんだよ。」
T「あと変な漫才師も出てたよね(笑)。そいでピチカートファイヴやって。
 なんかこう不気味なライヴでしたけど。あのライヴの前に僕とマイケル
 河合さんっていう人が当時パーカッションやってたんですよ。今は奥田君
 とかのプロデューサーね。で、マイケルさんともう1人…宮田さんだ!
 ドラムの。で、3人で何とかビーチってとこでさ、焼き肉食って酒飲んでて
 (笑)、ライヴの2時間位前まで(笑)。凄い…」
M「ゆるい感じでね(笑)。」
T「かなりゆるかったけど(笑)。」
M「いいですよね沖縄。」
T「いいよ…良かったよ。そんな思い出ありますけど。」

#田島の口から「宮田さん」って...。感慨深いな。

***

・ママはワンダーウーマンなのよ。
T「で、僕はピチカートファイヴ去って真貴ちゃんがその後ボーカルに
 なりまして。」
M「90年かな?」
T「真貴ちゃんの出で立ちもどんどん…なんて言うのかな、派手になって…」
M「もう10年ですよ10年。」
T「そうですよね…あれからもう10年になんだ!」
M「うん。90年に入った訳だから。」
T「あ!また雷が鳴った…」
M「凄いよねぇ。」
T 「早いですね。うーん。という…急に10年飛んじゃったけどいいよね?(笑)
 で、ピチカートファイヴは真貴ちゃんが入ってもうブレイクして。確かそう
 でしたよね?」
M「確かそうでしたよね?って(笑)。」
T「そう(笑)、で、段々段々衣装が派手になっていって。」
M「そうですね。」
T「で今、最近落ち着いてきました?衣装とか…」
M「最近?」
T「そうでもないか。」
M「そうでもないですよ。」
T「そうでもないね。」
M「去年とかワンダーウーマンみたいなさ、水着みたいの着たりしてた
 もん(笑)。」
T「(笑)ライヴで?」
M「いいのかこれで。って感じだったけど(笑)。」
T「いや、結構写真見る度にひっくり返りそうになって(笑)。」
M「(笑)」
T「うお!こうきた!みたいな(笑)。」

***
T「野宮真貴さんのソロアルバムですね。これタイトルは…」
M「タイトルは『miss maki nomiya sings』。」
T「えっ?あ、ミス?」
M「(笑)、ミスマキノミヤシングス。」

M-04.Baby/野宮真貴

・いろんな方と作りました。
T「はい。ね。いい曲ですねこれ。」
M「あー良かった。」
T「テイさんが作ったという…」
M「じっくり聴いて頂きましたね。」
T「いやいやいや、じっくり聴いたー。」
M「テイトウワさんの曲です。」
T「テイ君っぽい。さすがですね。テイ君ニューアルバム出してたよね?
 『火星』ってヤツ。」
M「うん。出しましたね。」
T「あれもなんかこう早い感じの変な世界で。ちらっとしかまだ聴いてない
 ですけど。いいですねこれー。ベイビー。」
M「そう。このアルバム、3月にイタリアのカプリ島という所でレコーディング
 してたのね。それはイタリアのミュージシャンとやってたんだけど。そこで
 5曲位録って。で、日本に戻ってきて。最初に日本のアーティストとやったの
 がテイさんでこの曲。」
T「へえーそうなんだ。これは他にどんな人が参加してるんですか?」
M「他にはね。この後聴いてもらいますけど、チボマットの本田ゆかさん。」
T「あ!へえー!」
M「後は、イエローモンキーのベーシストのHEESEY(笑)。」
T「おおー。凄い広がりですね。」
M「後ね。小西さんにも1曲リミックスしてもらってるし、ムーンライダースの
 鈴木慶一さんとか、インスタントカフェレコーズって京都の人達なんだけど。
 後はイタリアのVIP200っていう若いバンドと、モンテフィオリカクテルって
 いう双子のユニットと、あとミラノに住んでる日本人のDJ岩村学君…」
T「ああ、はあはあはあ。ピチカート、小西さんの出した。なるほど。」

***

・クール&ビューティーの激情。
T「真貴ちゃんには「R&R」のコーラスをやって頂きまして。」
M「はい。ありがとうございました。」
T「♪激情の炎〜 真貴ちゃんが『激情』っつってんのがすっごい可笑し
 くてさ(笑)。」
M「って言ってたよね録ってる時も(笑)。」
T「(笑)そう。」
M「凄いキーが高すぎてもう死ぬかと思っちゃったよ。ふらふらになっち
 ゃったんだけど(笑)。」
T「そう、裏声でずーっとユニゾンでね。あれキツイだろうなぁとか思い
 ながらお願いしてしまいました。」
M「うん。良かった。」
T「ピチカートファイヴのアルバム僕呼ばれたんだよねこの間の。」
M「『ピチカートファイヴ』っていうアルバム。」
T「その時に6、7年振りで一緒に歌って。で、オリジナルラヴのアルバムにも
 是非参加してもらおうって完全に心に決めてましたから。」
M「ああそうなんだ。」

・レモンの島でゆるゆると。
T「で、参加してもらいましたけど。あのアルバム作ってすぐにもうレコーディ
 ングに入ったんですよね?このアルバム『ミスマキノミヤシングス』。
 早く上がりましたね?でもいろいろ構想はもう出来てたんだ予定というか。
M「うーん…早いと言えば早いけどね。レコーディング期間としては凄い短い
 ですよ。カプリで10日ぐらいで日本で10日ぐらいかな?もうちょっとあった
 か。」
Tあれでしょ?カプリでは毎日スタジオで飲んだくれてたんでしょ?」
M「(笑)なんで知ってんの?」
T「だって言ってたじゃん(笑)、あのレコーディング来た時に(笑)。
 歌い終わったらみんなで飲み会になっちゃうって。」
M「歌い終わったらっていうか、もうお昼ご飯の時に必ずワインって出てくる
 のが当たり前なのね。で、みんな飲むんですよ。出されたら飲んじゃうじゃ
 ない?嫌いなほうじゃないし。昼から飲んじゃってレコーディングやるん
 だけど。」
T「もう昼から飲んじゃってさ、レコーディングやる気になります?」
M「なりますよ。」
T「へえー。」
M「ゆるい感じでね。」
T「あ、そうだよね。」
M「で、夕飯は夕飯でまた飲んじゃって。カプリ島ってレモンの島なのね。
 レモンのリキュールがあって、それが食後酒なんだけど、リモンチェロ
 っていうね。すっごい強いお酒なの、90何度とかある…」
T「へえ…90何度?!」
M「それを必ず食後に飲むじゃない?だからもうね(笑)」
T「90何度っていったら純粋なアルコールですよ。」
M「純粋なアルコールで作るんだって。作り方も教わったけど。」
T「へえーーーー。」
M「そのスタジオのレストランで作ってるのね。自家製でおいしくて。」
T「じゃもう薬屋さんでアルコール買ってきて。」
M「そう。日本だったら薬屋さんになっちゃうんだろうけど、向こうには
 あるらしいんだよね。」
T「(笑)ホントかいなそれ。」
M「それ飲みながらやってましたよ(笑)。」
T「じゃもう絶対酔っぱらうじゃないすかそれ。」
M「うーん。酔っぱらってたんだろうなきっと(笑)。」
T「きっと…って。だって酔っぱらってたって言ってたよ(笑)。」
M「あ、そか(笑)。」
T「でもいいねやっぱイタリア人ってそういうさ。」
M「いいですね。」
T「なんていうのかな。絶妙なルーズのさ、人生に取り入れてるじゃ
 ないですか。あれ賢いですよね。賢くないと出来ないかなあと。」
M「だから、これが本当の…本来の人間のなんか…」
T「合理的なというか(笑)…」
M「と思って日本に帰ったら。ああ…東京の生活って凄い早いじゃない?」
T「そうね。」
M「だから戻れるかなぁなんて思ってたけど、帰ってきたらいきなり全然
 戻れますね(笑)。」
T「へえー(笑)。でもイタリア人のあのルーズさに憧れるっていうかね。
 見習いたいって感じありますけど。」
M「見習いたいですね。ああいう風に生活できたらいいなあと思う。」
T「昼ご飯ってホントに2時間位かけるんですか?」
M「3時間位。ま、その時はね仕事で一応…結構働いてましたよ?でも。
 よく聞くのは3時間昼休みを取って1回お家に帰ってお家でご飯を食べて
 それでちょっとお昼寝して?それで仕事に戻るという…」
T「(笑)」
M「話ですけどね。レコーディング中はみんな結構一生懸命やってくれて。
 TVも朝までとかやってましたよ。」
T「あ、そうなんだへえー。やっぱ働く時は働くんですね、はぁなるほど。
 その辺はジャマイカとかと違うところなのかな(笑)。」

***

・ショーンとユカの15分。
T「次に聴く曲が『スターストラック』っていう。ストラックっていう
 言葉はどういう意味なの?」
M「えーとね。これはチボマットの本田ゆかさんの曲というか、ゆかさんと
 ショーンの共作なんですけど。ニューヨークで書いてもらって日本で歌
 だけ入れたのね、ゆかさんは来日したんですけど。それでタイトルだけ
 決まってなくて、スタジオからゆかさんがショーンに国際電話をして、
 『タイトル私はどうしてもアイデアないから考えて』って言って。
 で、15分で考えるって言って。それでいろんなの出してくれたんだけど、
 まあ、歌詞はあったからね。その中の一つが『スターストラック』で。
 どういう意味なのかというと、星がわーって光り輝く様子の事なんだけど
 も、スーパースターとかに会った時にね、うわー凄いオーラがあってさ、
 キラキラして見えるじゃない?そういう時にも使う表現なんですって。」
T「へえー。」
M「だからすっごい気に入っちゃって。」
T「うまい事言いはるなぁみたいな。はぁー。なんかあれだね、ショーン
 って光とかなんとかってこだわりあんのかしらね?ソロアルバムでも
 光合成とかさいろいろ…」
M「なんかそん時は宇宙の本とか見て15分の間に(笑)。」
T「へえー探してたんだ。」

M-05.スター・ストラック/野宮真貴

T「ショーンレノン命名の曲ですね。本田ゆかさん作曲…あれ?詞は?」
M「詞はね。ゆかさんとショーンと篠原ともえちゃん。」
T「あ、そうなの?!ええー?!」
M「(笑)なんかゆかさんとともえちゃんって凄い仲良しなんですって。」
T「へえー。」
M「私丁度5月ってお芝居やってて…レコーディング中断しちゃったのね。
 一つの事しか出来ないタイプなんで。」
T「俺も俺も(笑)。」
M「で、歌詞を先に欲しいって言われたんだけど書けなくて…じゃあ篠原
 ともえちゃんと仲良しなんだけど…」
T「あ、言ってましたよね。『歌詞書けなくてやっばーい』って(笑)。」
M「そう(笑)。でね、感覚も面白いし詞も早いから頼むのはどうかしらって
 ゆかさんのアイデアでお願いして。まあ3人の共作なんですけど。」
T「へえー。それでパパーッと出来たんだ。」
M「日本語の部分を篠原ともえちゃんが考えたんじゃないのかな。」
T「この曲はでももうチボマット!って感じの曲ですね。オルタナティブな
 香りがするっていうか。」
M「なんか笑ってたよ聴いてて(笑)。」
T「いや、面白いなあ、なんか可笑しいなあと思うって(笑)。」
M「(笑)凄い好きなのこの曲。」
T「なんかそうね。本田ゆかさんが自分のスタジオでずーっと1人でやった
 んだろうなぁって感じ。ベースとかショーンが弾いたのかなぁって。」
M「そうです。」
T「ねえ、ヒズんだベースとかさ。っぽいなぁみたいな。」
M「凄いゆかさんいい人だったー。初めてお会いしたんだけど。久々に女の人
 で凄い素敵と思ってファンになった。」
T「あ、そう、へえー。ナニナニ?ちょっとおおらかな感じといいますか…」
M「凄い落ち着いててすっごく日本女性っぽいやさしい人なの穏やかな。
 幸せそーな感じ。」
T「へえー。なんかもっとツンツン尖ってんのかな?とね。」
M「全然全然!全然違いますね。」
T「なるほど。」

***

・キッスに捧げる。
T「じゃ、もう1曲行きましょうか。」
M「カバーなんですけど。私キッスが好きじゃない?アメリカのロックバンド。
 今年解散しちゃうんですよ。」
T「今年解散なんだ!何ずーっと続いてたんだ(笑)。」
M「そうですよ。ま、そういう事もあり、自分のソロアルバムだから何やっても
 いい訳じゃない?で、どうせキッスの曲やるんだったらやっぱりキッスの
 ファンのミュージシャンの人とやりたいと思って、それでイエローモンキー
 のベーシストのHEESEYにお願いしてやりました。」
T「なるほど。この曲知らないんですけど。これ有名な曲なんですか?」
M「有名ですよ。ヒットした。」

M-06.ハード・ラック・ウーマン/野宮真貴

T「キッスのカバーを。」
M「笑えるよね(笑)。」
T「いやいや最高。テイ君から本田ゆかさんそしてここに来る!この流れが。」
M「もうどうなってるんだ?っていうね(笑)。」
T「(笑)。やっぱいろいろ多方面に渡る…」
M「まだまだいろいろ入ってますよ。」
T「何故かこの真貴ちゃんの…素の真貴ちゃんの雰囲気がバラバラなんだけど
 感じるね!」
M「あ、ホントー?」
T「不思議ですね。」
M「ま、ホントにバラバラなんですけど、ホントに好きなモノではあるんですよ
 全部ね。いろんなモノがこう広く浅く…ね。」
T「(笑)」
M「女の人の特性っていうかさ。」
T「そうかなあ?うーんまあ男…うん、そうね。そうなんだろうか。
 でもこれいい曲じゃないですか。キッスっていい曲よく作るんだよね。」
M「結構ですよ。」
T「エース・フレーリーの曲?」
M「違う。ポール・スタンリーの曲。」
T「真貴ちゃん、エース・フレーリーの化粧したんだよね?」
M「そう。そうです。知ってますねー(笑)。」
T「だって本読だもん俺真貴ちゃんの。ほいで写真も見ましたよ。」
M「あ、そっかー(笑)。本も出して写真も載せてるのよね。みんな知って
 るんだ。」
T「みんな知ってますよ。」

<エンディング>

・芸能生活20周年。
T「ここで野宮真貴情報を。」
M「いいんですか?」
T「いいです。」
M「7/20から8/6まで、東京渋谷パルコのpart1にカフェボンゴっていうカフェが
 あるんですね。前そこでピチカートコーヒーショップっていうのを期間限定
 でやった事あるんですけど。今度野宮真貴プロデュースカフェみたいな感じ
 で。私がデザインしたTシャツとかタンクトップとかトートバッグとかアクセ
 サリー等を販売してます。29日にはそこでトークショーなんかをやります。
 後は名古屋のパルコでは7/27。8/2は心斎橋パルコでトークショーやります。」
T「はい。あのポスターがね、全国で貼られんのかっていう。もう真貴ちゃんの
 キャラクターがどんどんどんどん有名になって行くのがね凄いなーと。」
M「私もなんか客観的に見て、ああいう格好出来る人ってそういないな
 とか思って(笑)。」
T「(爆笑)」
M「それはそれでいいんじゃないかなーなんて思ってますけど(笑)。」
T「あーそうですね。そうだね。そう思う。俺もそう思いますホントに。
 あれだけど真貴ちゃん考えたの?あの格好しようとかっていうのは。」
M「ま、スタイリストさんいるけど、こういう路線で行きたいとかそういう
 事は自分で考えます。」
T「そうですよね。」
M「相談しながら。あれ自前のモノも入っててさ。」
T「あ、そうなんだ。凄いっすよね、ホントに。
 という事で今日はもう1回繰り返しになっちゃいますが『ミスマキノミヤ
 シングス』初めてのソロアルバムを…」
M「初めてじゃないんだけどね本当は。」
T「あ、そうだね。」
M「凄い遠い昔に…」
T「あったあった!あ、そうそうそう!『ピンクの心』でしょ?」
M「忘れた事だし(笑)。」
T「なんで忘れちゃうのよ!あれ、だって名盤って人多いよ。」
M「あ、そう?」
T「ええええええ。そっか初めてじゃないんだ、ごめんなさい。
 セカンドですね。野宮真貴セカンドアルバム!」
M「何十年振りってのは触れないでね(笑)。」
T「はい(笑)。」
#アルバム「ピンクの心」は1980年リリース。


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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki