ORIGINAL LOVE presents《BURST!》

第60回 (2000年5月18日放送)


<オープニング>
T「今日はイナズマケイがスタンバッてます。」

 まずは今日の1曲目なんですけれども、ついにオリジナルラヴのニュー
シングルをここでかけます!本邦初公開であります!タイトルは「R&R」
と書いて「ロックンロール」です。聴いて下さい!

M-01.R&R(ニューシングル)/オリジナルラヴ

・名曲は3分で生まれる。
 発売日は7月の19日ですね。やっと皆さんにお聴かせする事ができまして
ボクは非常に嬉しいですね。ニューアルバムずっと作ってまして一番最後に
出来た曲がこのシングル。アルバムが全部出来てシングル曲どうしようか?
って。んじゃ書きます!って3分ぐらいで書いた曲なんですね(笑)。僕が
今まで書いた曲の中で最も短時間で書き上げたそういう曲ですね。ギターで
バーッと作って最初から最後まで出来ちゃったというか。曲のほうは3分ぐら
いで出来たんですけど詞のほうは40回ぐらい書き直しましたね。あのーもう
死ぬかと思いまして(笑)終わりがない直し作業といいますか。タイトルも
二転三転四転…十転ぐらいしたかな。かつてエリッククラプトンが「名曲は
必ず3分で出来る」って言ってて。この曲も3分で出来たんで多分名曲なんだ
ろうと自分では思ってる訳なんですが(笑)。とにかくなるべくスピーカー
をバーストさせて聴いて欲しい曲でありますね。ロックンロールというのは
年齢を重ねれば重ねる程愛おしくなるもんだなあと最近思う訳なんですけど、
自分の一番好きな言葉をタイトルにつけましたんで、凄いいい曲なんで毎週
これからかけますけど、聴いて欲しいと思います。

<今週のリコメンド>
・社長、外注です!
 久しぶりにリミックスをやりまして。リミックスやるのはもう何年ぶりで
しょうね?7年振りとかそれぐらいじゃないでしょうか自分に頼まれたのが
(笑)。で、クレージーケンバンド、横浜の元クールズ、剣さん!のバンド
なんですけど。なんて説明したらいいんでしょうね。演歌とロックンロール
と、なんだろうなあ、いろんなものが混じってる。日本でライヴパフォーマ
ンスでは一番楽しましてくれるんじゃないかと僕は思ってるそういうバンド
なんですが。今度出るニューアルバムの前にリミックスアルバム出るんです
がその中に入ってます僕の。「ショック療法」って曲なんですけど、コンピ
ューターの中に全部マルチを入れてプラグインでいろいろいじってハードな
世界に仕立て上げましたんでショック療法なんで。オリジナルラヴではなか
なかできないような事がやれたと思いますね。これカッチョいいんで聴いて
欲しいと思います。

・社長、また外注です!!
 あとは「パンチザモンキー」っていうピチカートの小西さんがずっとやっ
てるシリーズがまた出る訳なんですが、それの「ルパン三世愛のテーマ」。
1971かな?76年かな?2回目にやったシリーズのエンディングテーマなんで
すけど。この曲のリミックスといいますかねただ僕歌っただけなんですけど
殆ど(笑)マルチトラックをコンピューターに引き上げさせて頂いて全部聴
いたんですけど、あまりにも全てのミュージシャンの演奏が素晴らしすぎて、
俺は何にもこれやる事がない!と思ってしまいました(笑)。ホントに演奏
が美しくてアレンジもあまりにも完璧だったんで僕はただ音数抜いてベース
弾いてMPCでドラム打ち込んで歌ったという。自分が歌いたかったっていう、
そういう感じのリミックスで。自分では結構気に入ってるんですよ、いい歌
が録れたかなと。

#1978年のパート2の曲ですね。

M-02.ショック療法(クレージーケンバンド)/タジマタカオ
M-03.ルパン三世愛のテーマ(空想ライヴミックス)/タジマタカオ

<談話室バースト!>
ゲスト:イナズマ☆ケイ(以下:K)

・今日もどこかでグレイシー。
T「今日はお馴染みイナズマケイの登場です!」
K「こんばんわー!こんばんわーっ!(笑)」
T「今週のコピーは!」
K「『プロレスを頼むぞー!』よくわかんないです(笑)。」
T「(笑)桜庭でしょ?」
K「凄かったですよー1時間半。」
T「あれは何時ぐらいからやってたんだっけ?」
K「夕方の5時から試合が。」
T「あれ僕も観ようと思ってたんだけど観たら終わってたんだよね(笑)。
 違う時間記憶してて。」
K「5時に試合開始になって全部終わったのが夜の11時半という。そんぐらい
 長い6時間ぐらいずーっとやっててその間の1時間半全部桜庭対ホイスで。」
T「すーごいよね。」
K「主催者側は朝の9時まで一応会場は押さえてたとかいって(笑)。」
T「次の日の?(笑)」
K「いつまでやってもいいように(笑)。」
T「あのーヒクソングレイシー、あ?ホイス?」
K「ホイスグレイシー。弟のほうなんですよ。」
T「グレイシー柔術っていう空手のあれでしょ?」
K「(笑)空手じゃなくて一応柔術という、柔道から別れたようなのが
 あるんですよ。」
T「鈴木さん、あの『リング』の原作のあの人がグレイシー柔術やってる
 って。」
K「あ、やっぱそうなんですか。僕も話で聞いたらあの人凄い中井佑樹
 (元シューティング選手、現柔術家)って選手の大ファンだよって。
 あの人もやってるんですね?」
T「週に2回3回だっけなやってるって。」
K「あ、そうなんですか。笑っちゃいますね(笑)。」
T「(爆笑)いやいや。そいでここんとこ何してたんですか?GWとか。」

・オレがこんなに忙しいのにアンタは寝てたってか!
K「GWですか。田島さん何してました?」
T「(笑)僕はね、寝てたよ。」
K「寝てました?(笑)」
T「ずーっと寝て。だってその前までレコーディングなんかですーごい忙し
 かったからもう思考停止したい、頭脳の回転をストップさせたいと思って。
 もう病人みたいにさ。TVもね13.4時間ぐらい観た(笑)最長記録だね。
 ずーっとソファから動かなかったもん寝っころがって。そしたらこのへん
 が凝っちゃってさ(笑)。」
K「(笑)どっち観てたんですか?地上波?CSとか?」
T「地上波だけどね。ワイドショーとか。だからもうバスジャックとか
 かぶりつきだった。もういろいろ観ましたけども。」
K「僕はここぞとばかり何故か急に忙しくなって。GWの間取材何本もする
 という、1日のうちに4本ぐらい。なんでこんな忙しいんだろう?みんな
 休みやがって!きっと俺に押しつけやがって!」
T「へえー(笑)。」
K「1つ目が洋服作ってるブランドのデザイナーの人、次がカヒミカリィ、
 次がゆらゆら帝国やってとか、その後TVのなんとかとかよくわかんない
 事になってきて。その間にプライド観に行ったり大日本プロレス行ったり。
 俺はバカかと。」
T「なんだっけプライドって。」
K「(笑)あの桜庭対(ホイス戦をやった大会)。結構格闘技っぽい。」
T「あ、そか(笑)あれはもう会場に行ってたんですね?」
K「行ってましたよ。終わった後とかみんな感動的なスタンディング
 オベーション(笑)」
T「へえー(笑)。」

***

・皿もプロレスもの。
T「あのー取り敢えず1曲目。これもプロレスのコンピレーション?」
K「アメリカのWWF。そのテーマ曲集が全米8位になったという(笑)。
 今度はそれを受けてヒップホップ勢がカバーしてるっていうようなヤツ。」
T「これ人選もいいですよね。」
K「ギャングスター大集合ですよ。」
T「やっぱりみんなプロレスファンなんだろうね?」
K「そう。メソッドマンとか写ってますよ前に、客席は〜とか言って(笑)。」
T「(笑)客席に?!」
K「あ!メソッドマン!って(笑)。」
T「へえーやっぱそうなのねえ。で、今このRUN-D.M.C.の聴いたんだけど
 バンドモノなんだね。」
K「そうですね。後ろのトラックきちんと作ってあった。」
T「そう!凄いカッコ良かった。では聴いてみたいと思います。」

M-04.DジェネレーションXのテーマ/RUN-D.M.C.

・お茶の間レスラー。
T「いいです。」
K「いいです!YES!YES!I've got ○○○○○○(←?)っていうのが
 あるんですよ(笑)。」
T「(笑)カッコイイよねこれだけど十分に。」
K「今のああいうアメリカの10代のキッズのハートは熱く…」
T「熱く鷲掴みされるようなものがありますけど。これ新宿のタワーとかで
 100本とか売れちゃうんでしょ?」
K「売れちゃった。」
T「凄いっすよねー。」
K「あんま日本の雑誌とか出てないけど凄い。アメリカのほうのホントに
 普通の家庭レベルで人気、お茶の間番組みたいな感じで。そう!この間
 バリに行ったんですよ。そん時のバリの空港でも普通に流れてたんですよ。」
T「ウッソー!」
K「おっ!WWFだ。バリ人の空港の人がボケーッと観てて。なんだ俺も一緒に
 観てえなーとか言って?笑)。 でもそのまま観てるとジャカルタに置き去り
 にされるんで飛行機に乗りました。」
T「(笑)RUN-D.M.C.のこの手のサウンドでアルバム1枚あったらいいのにね。
 これだったら売れそうだなあ。」
K「夏来るとか来ないとか。」
T「ウソー!RUN-D.M.C.が?へえー!」
K「フェスティバルみたいなヤツでね。噂では。」
T「あ、そうなんだ。これ最近の録音なのかちょっとわかんないですけど…」
K「最近です。」
T「むちゃくちゃ元気いいですね。」
K「元気元気!黒人元気!」
T「(笑)という事で今日はイナズマケイをお迎えしてます(笑)。」
K「はい(笑)。」

<バースト!選曲>
・吉田照美のテルテルアフロ。
K「WWFに対抗する団体でWCWってのがあるんですよ。それを題材にした
 映画があって。」
T「(笑)これジャケもいいですね。」
K「お肉って感じ(笑)。あれが主演なんですよ。デヴィッドアークエッド
 って『スクリーム』に出てたヒゲの生えた警察官の。観てないですか?」
T「うん。観てない。」
K「これもまたメンツがあれなんですよ!そのサントラなんですけど。オフ
 スプリングとか。あ!これも入ってるRUN-D.M.C.!あ、でもこれはキング
 オブロックだ。昔のヤツ。」
T「これはでもそのままのアルバムの曲からこう…モトリークルーとかね。」
K「元のと新しいのと一緒になってて。ハリケーン…」
T「ポットとかね。なるほど。この中から今日はそのあのー(笑)。」
K「ツイステッドシスターのカバー(笑)。」
T「(笑)あの曲だけヒットしたんだよね。」
K「俺ライブ観に行きましたよNHKホールに。1回だけの来日公演。」
T「(爆笑)」
K「ニューヨークのメタルバンドで、すっごい変な化粧してるんですよね。」
T「そうそうそう(笑)すっごいダサイんだよ。うーでもカッコイイ(笑)。」
K「だけどアメリカの中ではキッズの代表として(笑)ディースナイダーって
 いうんですけど。」
T「あのボーカルの人?(笑)」
K「顔がすごーいでかくて(笑)。」
T「髪の毛も輪をかけてでかくてさ(笑)。」
K「吉田照美みたいな顔して。が、アフロになったみたいな感じ。」
T「(爆笑)」
K「ベースの人はベース折るんですよ演奏中に。」
T「あ、そうなの?」
K「普通の人はベースのメーカーとかと契約するじゃない?
 一応材木屋と契約してる!とそういうなんか(笑)。」
T「(爆笑)なにそれ。へえー(笑)。」
K「一応後から知ったんですよ。ニューヨークパンクの流れをくんだような
 バンドらしくて実は。」
T「あ、そうなんだ。」
K「その当時は全くそんな色すらなかった!」
T「なかったね(笑)。なんかヘビメタのグループと一緒にこうさ…」
K「きったなーいメイクだったんです(笑)。」
T「プロモーションビデオ面白いんだよね。」
K「ね、子供が大音量で聴いてる…」
T「そうそうそう。耳ふさいでさ、うー…とかやってるけど…」
K「 変身しちゃって。お父ちゃんこんな追いつめられて(笑)。」
T「そう(笑)でもね、ロックンロールモノのヒストリービデオでマルコム
 マクラーレンとか出てるのがあって、それに突然出てきたんだよツイステ
 ッドシスターが(笑)。やっぱりロック魂あるんだな、あの曲には。」
K「ありますよね、キッズのハートを熱くする。マイケルもあのビデオ
 パクッたぐらいですからね。」
T「あのビデオパクったんだ(笑)。」
K「パクってましたよ。カルキン君……落ちぶれる前の…(笑)」
T「(笑)まあいいや、はい。という事で。これはビフネイキッドが
 カバーしてるんですよね。」

M-05.ウィアーノットゴナテイクイット/ビフネイキッド

K「テイクイット!コン・コン・コン・コン!」
T「そうカウベルね。カウベルがポイントになってますよねかなり。」
K「80年代の音楽にカウベルは必需品って感じ。」
T「(笑)ジャーニーとかTOTOとかね。いろいろカウベル使ってましたよね。」
K「ええ。何なんですかね?(笑)どうですか?今度。」
T「今度ね。あのー影響受けそうでしたよ今。ホントに(笑)。」
K「(笑)」

***

・千葉テレビではウケたんだけどね。
K「また違うコンピレーション(笑)。今度は80'sから戻ってタイトルが
 『1978』ですよ。」
T「これがコンピレーションのタイトル。78年ってやっぱりいいですよね。」
K「そうですね。この年のヒット曲を集めたヤツなんですよ。でもアメリカ人
 とかみんななんかスマッシングパンプキンズも1979でしたっけ?あれは。」
T「ナニナニ?それ。」
K「曲のタイトルで。」
T「あるの?へえー。」
K「ここらへんがノスタルジックを感じさせる年とか。」
T「感じるんじゃない?そうかもね。同じ年ぐらいだよね多分僕らとスマパン
 のアイツも。僕もだって音楽に燃え始めたの78年ぐらいですから。丁度中学
 1年か2年だったと思うんですけど。ポリスとかスペシャルズとかコステロと
 か、ジャムとかトーキングヘッズとか。」
K「わかりやすいニューウエーブの頃。」
T「そうそうそう。」
K「ロックショーとかそういう感じ?(笑)ミュージックライフとか。」
T「ロックショー(笑)、ミュージックライフもまだ全然ギンギンでしたね
 あの頃は。」
K「あれ一番熱いぐらいじゃないですかね。」
T「一番熱かった!あのミュージックライフ。」
K「エイトビートギャグとかそういうのになりそうな(笑)。」
T「(笑)なに?」
K「マンガであったじゃないですか変な。クイーンとか出てきたり。」
T「あーーー!!なっつかしい!!少女マンがみたいなヤツね。」
K「デュランデュランとかジャパンとか出てきたり。千葉だとテレジオ
 セブンっていうのがやっててそれもきっとそれぐらいのホントに(笑)」
T「なんだそれ(笑)。」
K「千葉で唯一の洋楽番組があって。結構きっと千葉県民は観てたと
 思います。観てますか?(笑)」
T「(笑)なるほどね。1978年の曲をカバーするっていうヤツなんだよね
 これ。」
K「コステロとか入ってる。」
T「で、この『ロクサーヌ』」
K「ロクサーヌですよこれ!」
T「ポリスの1stアルバムに入ってる。この歌に痺れたんでしょう。」
K「この曲凄かったですね。」
T「(笑)スプレーニアムっていう人なんですねカバーしてる人。」
K「よくわかんないですね。みんなあんま有名じゃないようなバンド
 ばっかりなんで。」

M-06.ロクサーヌ/スプレーニアム

T「ナイスカバー!って感じ?」
K「いい感じでしたねータメが。」
T「あのサビのタメのコーラスといい、次『天国の階段』に行くのかな?
 っていうような感じの(笑)」
K「そのままですよねえ。」
T「なんか展開的にね。」
K「西海岸バンザイですね。(笑)」
T「諸手を挙げてって感じですけども(笑)。」

<エンディング>
・肉を食らわばできれば汁まで。
T「今日は今までで一番謎だったね選曲としては。」
K「そうですね。まあ今のアメリカをお伝えして…くだらなすぎ(笑)。」
T「(笑)パワーはあるぞみたいな。」
K「お肉を食え!って感じ(笑)。」
T「そうだね、肉を感じたよ。」
K「野菜?そんなもん食うか!取り敢えず肉だ!(笑)」
T「イナズマケイのメッセージ『肉を食え!』」
K「おかわりも肉。しつこい(笑)」
T「(笑)今度は何を?今日もだけどホントはいろいろ持ってきて
 絞りに絞った中からこれで。」
K「もう絞りカス!みたいな(笑)。」
T「(笑)絞りに絞ったらカスになっちゃった。」
K「肝心の汁のほう捨てちゃったって感じ(笑)。」
T「そういう感じの選曲でしたね(笑)。」
K「サヨナラー!」



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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki