ORIGINAL LOVE presents《BURST!》

第42回 (2000年1月13日放送)


<オープニング>

M-01.ブロンコ/オリジナル・ラヴ
  (99.07.17日比谷野外大音楽堂におけるライヴ)


T「この音源はXXXツアーのパンフレットに付いているソノシート
 収録されている。片面は僕と L?K?O がセッションした音源。」

<リコメンド>
・ペンギンカフェオーケストラ
T「最近1stアルバムを探していて、まだ見つかっていない。今日は
 ヒットしていた80年代の音源を持って来た。」
T「まんまジムオルークですね。」

M-02.エール ア ダーセ/ペンギンカフェオーケストラ
T「いい曲ですねぇ。とってもミニマルミュージックなんだけど、
 コマーシャルでさえある。」

<バースト!トーク>
平井直樹(以下:H)

・ツアーに参加したきっかけ
T「去年の秋くらいに大阪のベイサイドジェニーでやったブンブン
 のライヴを観に行った時に会わせてもらった。その時のライヴ
 がよかった。で、知り合いの人を介して楽屋に連れていってもら
 ったらなんか調子のいい人がいるなぁって思ったら平井君で
 (笑)。」
H「ブンブンのマネージャーさんから話しがあって、『ほんとに?
 あぁっオリジナルラヴの田島さんだ!』って。びっくりしまし
 た。」
T「その時ブチ切れていて、非常にロックバンドだなぁと思って、
 平井君のドラムもすごくパワフルで、ツアーにに誘いました。」

・酒豪平井
T「夜のマラソンリーダー(笑)。」
H「昼間は寝てて、夜ライヴ終わった頃から一日が始まるんですよ。」
T「酒がすごく強い。誰よりも先に飲み始めて、『もう帰っちゃう
 んですかぁ?寂しいなぁ。』オイ!、みたいな(笑)。」
T「福岡のライヴの後で(別会場で)L?k?OがDJやった時も会場に
 入った時点で『いいなぁ、楽しいよねぇ!』って。」
H「ああいういいステージを観ちゃうと、楽しいのと、やる側に回
 れない悔しさがあるんですよ。で楽しまなくちゃ、って。」
T「朝まで同じテンションで、みんな疲れてるのにガンガン踊って
 て。鉄人だな、この人は、って思ったんですよ。でも仙台に行
 った時の飲み会で3時頃につぶれたんですよ。」
H「便器叩いちゃって。『平井君、平井君!』って、みんなドアを
 ガンガン叩いているんですけど、『僕まだ出れないです』って
 言って。その後落ちちゃいまして。」
T「平井君も人間なんだなぁって(笑)。」

・ツアーの感触
T「今までのツアーと手ごたえが全然違った。1本やるごとにバンド
 サウンドが出来上がってきた。」
H「最初の音合わせの時、1曲1曲全然合わなくって、違う世界の音
 だったじゃないですか?でもそれが逆によかったんですよね。
 頭をリセットして、作っていく方向に頭がなった、っつうか。足
 りない所を埋めていくんじゃなくって、ゼロからやっていくんじ
 ゃなきゃダメっていう。」
T「最初は赤坂でのイベント(99.11.17、Lust For Live)の3日前
 にテープが届いて徹夜で曲覚えて来てフラフラだったよね。」
H「知らない人ばっかりで緊張して、曲1曲やっても『違うなぁ』
 って感じで。」
T「かなりパンパンだったよね。」
H「帰る時には抜け殻でしたよ。風呂の中に頭突っ込んで息止めて、
 このままお湯になっちゃうんじゃないかって。」
T「そんなに思いつめてた?(笑)」
H「ガンバりました。」
T「あの時リハが2日、ぶっ通しでやって、木暮とも初めてだし、し
 かも松っちゃん(サックス)がいなくてギターアンサンブルバン
 ド状態でライヴやるなんてそもそもムリな話し(笑)。」
H「初日の回は大丈夫かなぁと思いましたけどね。本番の前も『構
 成が飛んだらどうしよう』とか考えてたんですよ。でも入ったら
 みんなを見る感じでできて、お客さんからもらうものってあるん
 ですよね。練習の時自分でリズムとるのに入っちゃうんだけど、
 お客さんが喜んでると、ああ、もうこれでいいんだなっていう感
 じになるんですよ。それで迷いがなくなって。」

T「でもまだあの時は『この次なんだっけ?』って、堅かったと思
 いますよ。
 その後ゲネプロとか始まってから、自分で結構きましたね。
 で、オレ、デビュー以来自分の探してたアトモスフィアといいま
 すか(笑)、今までのメンバーも最高だったんですけど、なんて
 言ったらいいんだろうな、バンドっぽいんですよ。」
H「いきいきしてましたもんね。入ったところからケツまで田島さん
 テンション落ちなかったですもん。」
T「それぞれのメンバがバカウマってわけじゃないけどマジックっ
 つうか、これだな、と。僕、ゲネプロでリハやって盛り上がって
 きちゃうんだもん。」
H「それ見て構成飛んだことありました(笑)。お尻自分でひっぱ
 たいて、ペーン!って(笑)。」
T「ゲネプロからノリノリでさ。そうやっておけば、ゲネプロと本
 番は疲れ方が一緒だろうと思ってさ。本番はさらにキツかった
 (笑)。」
H「一回、腕が死んじゃう瞬間になっちゃって、どうやって回復し
 よう、って思ったり、いろいろ裏ではあるんですよね、心の中に
 暗い面が。」
T「(爆笑)」
H「それを見せないように笑ったりして。妙に笑っているのは『辛
 い〜』って。」
T「チッタやってね、改めてみんなで盛り上げるサウンドに、きれ
 いごとに聞こえるかも知れないけれど、本当になっててね。」
 
H「曲順がよくって1曲1曲の仕込みっつうか、ストーリーができや
 すいようにあって、それにうまく乗っていくとステージがうまく
 出来上がっていくっつう感じになってるんですよね。」
T「木暮もあのキャラですからね。」
H「あの人が一番おいしい(笑)。」
T「(笑)僕も木暮がああいうアクションを始めるっていうのは予
 想外でさ。」
H「ナチュラルですもんね。」
T「狙ってないからね。オブジェとして面白いっていうか(笑)。
 また平井君もああいうキャラだから、より木暮の面白さが出ると
 思うんですよ。みんなそういうおとぼけキャラクターだったから
 さ。」

・楽屋でベビーフェイス
H「福岡からまた新たに雰囲気が変わったんですよね。」
T「やる気十分モード、自覚しましたね。このバンドのノリはこう
 かも、って。吠えたりして。博多の楽屋でベビーフェイスの97年
 のアンプラグド聴いたんだよね。」
H「前の日に田島さんと一緒に劇安で買って、リハの前に初めて聴い
 たんですけど、そしたらきちゃって。」
T「その演奏がすごいっすよ。」
H「リムジンに乗っているかのようなどっしりした安定感。」
T「もう、一流ってこれだよね。それみんなで聴いちゃったもんだ
 から、『うわっ、聴いた?マジこれ!』って。ライヴのいい予習
 になったね。あれ聴いてなかったら2拍目を待たなかったね(笑)。」
H「もっとさらっといったかもしれないですね。」

M-03.曲名不明/ベビーフェイス
#アンプラグドから。ジャケがないので分からないそうです。

・今後の予定は?
H「ロンドンでレコーディングしているブンブンが帰ってくるのが
 春なので、それまではいろいろできるんで。お手伝いができれば
 嬉しいですね、一番。」
T「オリジナルラヴもニューアルバムができるので、ドラムをやって
 もらおうかなぁ、というかもう予定も入っていると思うんですけ
 ども(笑)。」

M-04.羽毛とピストル(readymade ver.)
(おそらく1999.07.17日比谷野外大音楽堂におけるライヴ)
#先日FCとオフィシャルサイト上で発売されたビデオには未収録の曲。
#完奏せず。

<エンディング>
T「北海道でボーリングしたじゃない。平井君レーンで後ろでんぐり
 がえししたんですよ。」
H「一投した毎にスライディングしながら投げて、後ろにでんぐりが
 えししながら戻ってくる。」
T「で、結構酔いつつもうまいんだよね。木暮はマイボール持ってる
 のにへたでさ。」
H「一球ごとに廃人になっていくんですよ。『あっれ〜、こんなはず
 じゃないんだけどなぁ』って顔で。」
T「『今度は田町のマイレーンでリベンジだ!』って(笑)。」

******

Reporter の Arai さんより:

 個人的にはしばらくはこの平井のドラムでいって欲しい気がします。
年齢が分からないのですが、30歳か、もうちょっと若いのかなぁという
感じで、非常によく喋るタイプの人に思えましたが、コメントは要所要
所なかなか興味深いものでした。


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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki