ORIGINAL LOVE presents 《BURST!》

第156回 (2002年3月21日放送)


<オープニング>
T「こんばんは!!(笑)オリジナルラヴの田島貴男です。残りもうホント僅か
 ですね!オリジナルラヴプレゼンツバースト!ね!最後までちょっと気を抜か
 ずに行こう!と思ってますけども。そしてついに!ついに!オリジナルラヴの
 ニューアルバム『ムーンストーン』出まして!で、今日は!もうのっけから木
 暮さん登場です!どうぞ!」


ゲスト:木暮晋也(以下K)

K「は〜い!ヒックスヴィル木暮です。よろしくお願いしま〜す!」
T「今日は先週のオリジナルラヴのニューアルバム『ムーンストーン』前半戦に
 続き、いよいよ後半部分をこの木暮氏と共にお届けしたい!と思っとります!
 疾風怒濤!心臓バクバク!若きウェルテルの悩みの1時間!オリジナルラヴプ
 レゼンツバースト!」


M-01.守護天使/オリジナルラヴ

・全国宣伝大車輪。
T「ね、あの〜え〜と…今プロモーション活動で大忙しです!」
K「大忙し…ね〜。」
T「昨日も札幌行って来ましてですね。札幌の空港着いた時に温度表示あって…
 2度でした。」
K「2度!」
T「2度かよ!と思って。それで着いて次の日、マイナス2度、日中。」
K「あ〜〜寒いっすねまだまだ。」
T「す〜ごいっすね。で、2度でビックリしちゃって。向こうでラジオ番組出たん
 だけど『2度ですよ!もう寒くて!』とか言ったら『いや、今日はあったかい
 方ですよ。』とか言われちゃってさ。」
K「(笑)。地元の人にとってはね〜。」
T「凄いっすね。」
K「う〜ん。」
T「何かだって20度ぐらい温度差あるんだよね多分東京と。東京そん時20度ぐら
 いだったから。」
K「うん。あったかかったもんね。」
T「20度だったのに向こう行ったら2度だもんね。す〜ごいなと思いましたけどね。
 まあいろいろ行ってて…」
K「全国津々浦々。」
T「津々浦々行っててね。美味いモノ食ってるよ結構最近。」
K「ホント?」
T「うん。福岡でね!あのー言ったっけな?先週。芋焼酎っての飲んで。」
K「あー。芋焼酎ね〜。」
T「あのー『森伊蔵』って知ってる?」
K「いや、知らないな〜。」
T「これね、ヤバかった。メッチャ美味い!」
K「メチャ美味い?」
T「うん!あの〜何つーの?滅多に手に入んねーらしいんだよ。」
K「レアモノ?」
T「レアモノらしくって。あの豚のサガリあるじゃん?あそこで食う…」
K「うんうん。美味しいね〜あれね〜。」
T「あれにピッタリだね。」
K「(笑)」
T「合いすぎ!もう酔っぱらっちゃってさ。」
K「え?飲みまくり?じゃ最近は。」
T「飲んでるね。ほいで一昨日札幌行った時は『しそ焼酎』飲ましてもらって。」
K「しそ焼酎って何すか?」
T「何かだからね、しそ(紫蘇)の焼酎よ。」
K「へえー。」
T「飲もうとすると、もう!しそーーーー!」
K「あーしその香りが。あ、美味しそうだね。」
T「そう。すーごいしその香りするんだそれにしても。シソ過ぎ!って何か。」
K「あーー。」
T「すーごい。もう美味しかったよ。で、『美味しいですね!』って言ったら、
 『ロックやってるミュージシャンしそ焼酎好きな人多いんですよね。』って。」
K「う〜ん。」
T「(笑)って言ってたけど。誰が好きなんだろうって思ったりもしましたけど。
 まあそういう感じでいろいろこう行ってて、あの〜津々浦々美味いモノ食って
 る訳なんですけど。」

***

<レコメンデーション拡大版:ムーンストーン大特集・第二弾>


T「という感じでね、今回のニューアルバム『ムーンストーン』がついに!」
K「ついに出たね!」
T「やーっと出て!」
K「う〜ん。」
T「で、実は今日僕初めてその完成品をさっき手に取ったんですよ。」
K「ほーほーほー。」
T「でね、こう…何て言うの?…感慨深かったね。」
K「実感が。」
T「うん。それでさっき実はこの番組の前にね、ある別の仕事があって…東京の
 ロック喫茶での撮影があったんだけど。で、そこで自分の出来上がったばっか
 の『ムーンストーン』をかけた訳。そしたらそのロック喫茶のスピーカーがさ、
 凄いいい…ロック喫茶!って感じのいいスピーカーなんだよ古ーいスピーカー
 で。それでかけたら、ものっ凄い!いいアルバムだった(笑)今回の俺の『ム
 ーンストーン』(笑)。」
K「う〜んやっぱ環境大事よね。」
T「環境とスピーカーやっぱ大事だなっていうか。なんだいいアルバムじゃね〜
 かって思って。歌もいいなおい!みたいな。」
K「そういうとこで聴くと結構いろんなモノが良く聴こえるんだよね(笑)。」
T「そうなんだけど(笑)。」
K「こう言っちゃ何ですけど(笑)。」
T「そうそうそうそう(笑)そうなんだけどね。それにしてもいいアルバムだと
 思って。」
K「あ〜でも、あ〜…」
T「何だよ俺自信ついた〜と思って。」
K「(笑)。自信無かったのか?おい(笑)。」
T「いやいや(笑)そうじゃないんだけど…」
K「問題発言だね(笑)。」
T「いやいやそういう訳じゃないんだけど。でも何かこう凄い良くて。歌もいい
 なと思っちゃって。」
K「あーそうすか。」
T「だからああいうこう喫茶系!」
K「喫茶系のね?ちょっと何て言うか…」
T「そう。だからね、今回のアルバムは喫茶系です!」
K「(笑)そうなの?」
T「そうなんだよ。最近だから『今回のアルバムはオリジナルラヴの夜のお菓子』
 って言ってるんですよ。」
K「(笑)」
T「夜のお菓子。ウナギパイ。みたいな感じで…」
K「あー。」
T「夜にコーヒーか何か湧かしてさ。」
K「あー。しんみり聴く感じ?」
T「しんみり…っていうんじゃないな。こう何か孤独をさ、ゴージャスに…」
K「あーなるほど。」
T「過ごしてもらいたい訳ですよこの『ムーンストーン』で。わかる?」
K「うーん。何となくわかるね。」
T「だから夜さ、『ちょっと取り敢えずじゃあジャ〜ズでも聴く?』みたいなそ
 んな感じで…」
K「(笑)」
T「モンクとか…」
K「誰に言ってんだよそんな事(笑)。」
T「(笑)。セロニアス・モンク!とかマイルス!とかさ。」
K「それと同じような感じなんだ(笑)。」
T「マイルスのしかも『アガルタ』とかじゃないよ。じゃなくて…」
K「もっと初期の?」
T「『スケッチ・オブ・スペイン』とか。」
K「はーはーはー。」
T「ああいうヤツをかける感じ?でこの『ムーンストーン』を聴いて欲しいね。」
K「あ、もう同列に並んでる事だね、マイルスやモンクとオリジナルラヴが…」
T「そうそうそう。マイルスも夜のお菓子じゃない?」
K「ま、そうだね。」
T「夜のお菓子。マイルス50年代。」
K「夜聴くと沁みる系ね。」
T「そうそうそうそう。オーネットの初期だって夜のお菓子だしさ。」
K「あーー。そう言えばオリジナルラヴでそういうの無かったかもしんないね。」
T「そう!そうなんですよ。」
K「言われてみれば。」
T「で、僕よく考えたら、一時期そういう夜のお菓子系の音楽をよーく聴いてた
 の。あの〜『ビッククランチ』ってアルバム終わった後。」
K「うんうん。」
T「で、まあジャズももちろんそうだし、シンガーソングライターのレナード・
 コーエンとかさ。」
K「あーはいはい。」
T「よーく聴いてたんだよね。で、何かそういう…『ビッククランチ』の反動な
 のかもしんないけど…ハマってて。で、今回のアルバムそっからもう始まっ
 てんなって。やっぱ夜のお菓子作りたかったんだ俺。みたいな。」
K「うん。夜沁みる音楽ってあるもんねやっぱりね。」
T「で、今回の製品がやっと出来上がりましてですね、常盤響さんが作ったジャ
 ケットを…」
K「素晴らしいですね。」
T「見ながらこう…ジャケの表1を見ながら、夜のひとときをちょっとゴ〜〜ジャ
 スにに…」
K「ゴ〜〜ジャスに(笑)…」
T「孤独をゴ〜〜ジャスに…」
K「今日の何か衣装っていうかその私服もゴ〜〜ジャスだね(笑)。」
T「ゴージャスか?これ。これゴージャスかな〜。」
K「まあ革だし(笑)。」
T「まあ一応ね。だけどあれだよ?これテキサスで買ってきたんだけど。安かっ
 たよテキサスで(笑)。」
K「別に値段を聞いてる訳じゃなくて(笑)…でもゴージャスだよ何か。」
T「これ300ドルぐらい。」
K「だから値段はいいんだっちゅーに(笑)。」
T「だから3万4万ぐらいですよ。」
K「(笑)。でもほらシャツもキラキラしてるし。」
T「シャツもこれもテキサスで買った。アメリカ人のサイズってさ、ピッタリな
 んだよ俺。」
K「あーそうだね。」
T「だからね、古着屋行くと丁度良かったりして。テキサスにこういう革のジャ
 ケットゴロゴロしてて。やっぱりテキサスの人ってみんな革着てるね。」
K「革多かったね。」
T「着てたよね?あん時。みんなテンガロンハット被ってたしさ。」

#バースト!初期を彷佛とさせる「テキサス」発言。日本のテキサス親善大使
#に就任。今決めた。>オレ

***
T「ね。とか言いつつ、随分喋ってましたけど。」
K「(笑)」
T「それじゃニューアルバムですね。まず今週は6曲目『守護天使』からかけま
 したんで、次7曲目ですね。『Xの絵画』という曲を聴きます。」
K「はい。」

M-02.Xの絵画/オリジナルラヴ

K「カーッコイイー!」
T「カッコイイー?」
K「いや〜素敵。」
T「わか、わかるな〜(笑)。」
K「わかるな〜って何だ?(笑)」
T「いやいや(笑)はい。という事でした。」

***
・渋土産、小暮。
T「はい。引き続き、オリジナルラヴのニューアルバム『ムーンストーン』特集
 行く訳でありますけれども。」
K「うん。」
T「ね。あの〜早くも今こう盛り上がってましたね曲がかかってる間。」
K「盛り上がったね。」
T「ええ。次の新曲についての構想…(爆笑)」
K「(爆笑)気が早すぎるね。」
T「そう気が早…打ち合わせをしてましたけど。次はちょっとまずね、『もう!
 燃えるようなクラップから入るぞ!おい!木暮!』とか言ってたんですけど
 (笑)。」
K「『へい!』とか言って何かついて行きそうになりましたが(笑)。」
T「何で燃えるようなクラップってずっと木暮(笑)…」
K「よくわかんない事言っとりました。」
T「言ってましたけどね。まああの、とか言いつつね、繰り返しますけどニュー
 アルバム『ムーンストーン』は夜のお菓子という事で。ウナギパイ。この間だ
 けどね、夜のお菓子ってあるラジオ番組で言ったら『夜のお菓子って何ですか
 ?』って…知らない方もいたんでね。」
K「あーうん。」
T「あの〜ウナギパイという、ね、浜松の方ですよね?…木暮は買ってる?」
K「たま〜にお土産で。」
T「お土産で木暮シブイもん買うもんな。」
K「そう…かな?」
T「だってさ、京都行った時にさ、油取り紙買ってたじゃない。」
K「(笑)…買ってた(笑)。うん。あれが好きなんですよ。」
T「(笑)。あとイノダコーヒー店だっけ?」
K「そう、イノダコーヒー。この間もまた行ったの。」
T「あ、ホント?もうさ、すっごい木暮女子大生趣味だよね。」
K「もうギャルなみ?」
T「ギャルなみ。だってイノダコーヒー店行って油取り紙買っちゃうって…」
K「いや、イノダでは売ってないよあれ(笑)。」
T「(笑)。だってさ、30越えたおっさんがもう買うか?だって油取り紙。」
K「油取り紙ね、あれハマるんですよ。俺ほら鼻が脂性でですね、あの(笑)…」
T「(笑)」
K「あれはよく取れるの。性能いいのあれが。」
T「性能がね〜。」
K「性能とは言わないかもしれないけれど。」
T「あー。クオリティー高いと。」
K「クオリティー高いすね。」
T「でも何かいいね、あのパックと…」
K「入れ物とデザインがね、オリジナルなね。」
T「なるほどー。みたいな感じでありますけど。」

***

・目ヤニのままで。
T「という事でね、次の曲はこの番組で初公開の曲なんですけど。あの〜これも
 ワンテイクだったねこの曲。」
K「ワンテイクでしたねー。」
T「だってさ、ワンテイクでもう僕の感じあんま掴めてないような状況でいいの
 かな?っていう…」
K「俺訳わかんなかった。」
T「訳わかんなかったでしょ?で、終わったらミキサーの松本君が『サイッコー
 !』…」
K「『良かったですよ!』…」
T「とか言って…いいのかな…で、全員ほとんどもう1回やるつもりでさ…」
K「練習のつもりだったんですよね。」
T「練習のつもりでやった訳。したらさ!『いや!これ以上やんないで下さい。』
 って言われて。」
K「(笑)」
T「(笑)。で、良かったね、やんなくて…一応やったんだっけ?もう一回。」
K「やったのかな?」
T「やって…別テイク録ったんだよ確か。でもやっぱり1テイク目が全然良くて。」
K「でしたね。」
T「これがだって朝の…ホント朝来てまだみんな目が覚めてない感じだった。」
K「まだもう朝食も…顔も洗ってない人もいたかもしれない(笑)。」
T「そうそうそうそう。木暮とか目ヤニとかついてたもん。」
K「(笑)」
T「何かそういう状態でやったテイクなんだもん。」
K「そんなのオマエ見てたんかよ!っていう(笑)。」
T「(笑)」
K「まあそんな状態ですよホント。」
T「でしたねー。だから何かそういう感じの凄い…ピアノもさ、僕これ自分にし
 てはよく弾けたなーと思ってさ。」
K「(笑)。うん、ビックリした。」
T「ね。という感じのテイクなんですけど。『哀しいノイズ』という。このタイ
 トルは、これ実はさ、クリスチャン・マークレイ見に行ったじゃん?」
K「うん。」
T「クリスチャン・マークレイってターンテーブルのアーティストがいるんです
 が、音響派っていうかね。で、その人のライヴを見に行った時に、木暮と行っ
 たじゃんそういえば。」
K「うん。」
T「コウ君と一緒にライヴやってね。コウ君に誘われて行ったんだけど。で、そ
 したらさ、良かったよねー!」
K「良かったねーあれは。」
T「ねー!メッチャ良かったよね!あれはさ!何て言うの?女子高生とか泣くよ
 ねきっと。」
K「うーん、凄いもう…」
T「うん。あのターンテーブルで俺女子高生絶対泣くと思う。」
K「凄く格調高い何か高級な…」
T「そうそう。そのぐらい何つーのかな…もうこう分かり易かったっていうか…
 あれはビックリしたね。」
K「ビックリしたね〜。あれは印象に残ってますよ。」
T「すっげー!何?この美しさ!みたいな。」
K「また見たいですね。」
T「また見たいね。あれは何回も行っちゃうなライヴ。とか思って。で、あれ見
 た後に何かパッと思いついたフレーズが『哀しいノイズ』。」
K「あ〜〜。」
T「で、タイトル付いたんですけど。特に曲とはあんま関係無いんですが、ただ
 タイトルがその時にインスパイアされた事があったかな〜と。」
K「う〜ん。」
T「取り敢えずこのオリジナルラヴのニューアルバムから『哀しいノイズ』を聴
 いて下さい。」

M-03.哀しいノイズ/オリジナルラヴ

K「シブイね!」
T「いや〜これがもうピアノ…」
K「頑張っちゃったね〜何か。」
T「ピアノが今木暮に僕命名されました。『ランディ・田島・ニューマン』」
K「これはもう表記はそれでお願いしたかった所です。もう発売されちゃいまし
 たんで。」
T「それでギターは『木暮・腐ったエイモス・晋也』」

#腐ったって、あんた...。

・ムード一発、夜明けのスキャット。
K「全然嬉しくないすけどねそれ(笑)。」
T「自分で言ったんじゃん今(笑)。」
K「そうですね。いや〜嬉しい。」
T「エイモスってのはエイモス・ギャレットの事ですが。いや〜でもね、これで
 も一発って…みんな信じてくれるかな?なーんて考えるんですけど。」
K「うーん。気合い入ってますよみんな演奏。」
T「ねー。ちゃんとしてるよね。もう1回やったらさ、もうちょっと慣れた感じに
 なっちゃったんだよね。」
K「こなれちゃって良くなかったね。」
T「そう、イマイチ。みんなちょっと…木暮とかちょっと寝てる感じ?」
K「まだボーッとしててね。寝起きでね(笑)…」
T「(笑)そう、寝起きな感じっていうか。これが何か良かったんだよね。」
K「ゆるい感じでね。」
T「そうそう。イントロのピアノも朝のさ、こう何つ??朝!っていう、俺が
 肩に鳥乗せてる…」
K「(笑)」
T「何かそういうさ(笑)…」
K「何かガウン着てねそういう(笑)…」
T「鳥が何かこう、カワセミみたいなああいう鳥が俺の肩に止まってる感じ。」
K「うーん、止まってる。」
T「で、弾いてる感じするでしょ?」
K「だってブースの中を見たら、田島なんかピアノの横に佇んで何かコーヒーを
 こう…」
T「(爆笑)」
K「手に取って立ち飲みしてましたもん(笑)。カッコエエー!とか思って。」
T「あ、そう?(笑)」
K「絵になってた。」
T「レコーディング前だし。ムード…ムーディーに…」
K「ムード高めてたね。」
T「はい。今回のアルバム、だからあの〜割と殆どの曲一発録りなんですよね。」
K「そうでしたね。うんうん。」
T「俺達でよく出来たね一発録りなんて。」
K「うん。と思いますけど。」
T「奇跡的?…あのーホントにね、これなかなか信じてもらえないんですけど。
 いろいろプロモーションで話してるんですけど。『一発録りです。』とか言っ
 て。ま、歌は別としてね。歌は歌詞が出来てなかったんで。」
K「うん。そうですね。」
T「ただオケは少なくとも一発録りで。歌もね、なるべくその一発録りん時に仮
 歌唄ったじゃない?」
K「うん。」
T「だからあれ良かったからさ、あれに近づけるのにホント苦労したね。」
K「もう何だったら全部♪ららら〜にしちゃって歌詞ナシでも(笑)…」
T「そう、歌詞ナシでもね。♪る〜る〜るるる〜 由起さおりみたいな。」
K「(笑)」
T「ああいうさ、あの〜曲にしても良かったけども…」
K「ねー、そういうバージョンもありかも。」
T「そういうバージョンもありだよね。」
K「はい。」
T「今度だけど俺、そうだ、あの〜何だっけ、インストバージョン…」
K「インストアルバム。」
T「インストアルバムで俺がサックス吹くっていうさ。」
K「うわ〜!それも怖いですね〜何か(笑)…ええ?」
T「(笑)。そう言えば言われたんだ『そういうシングルとかどう?』って。」
K「あーちょっとね。」
T「という事で、今日はオリジナルラヴニューアルバム『ムーンストーン』B面
 特集をお送りしております。」

***

・松ちゃん、ガード下でアーバン・ブロウ炸裂。
T「いよいよ次お送りする曲が、オリジナルラヴのニューアルバム『ムーンスト
 ーン』先日発売、3月20日発売…」
K「はい。ブランニュー。」
T「ブランニューな…ブランニューヘヴィーズ!…じゃないですけど…」
K「(笑)」
T「ブランニューな感じで。ブランニュー・パパズ・ガッタ・ブランニュー・バ
 ックって感じで…」
K「バック…」
T「で、その8曲目。」
K「うん。」
T「じゃない!9曲目だ。ごめん。『冗談』って曲なんですけど…」
K「これツアーでも。」
T「やっ…そうそうそう!去年の…」
K「夏のね。」
T「トライアルセッションっていう短いツアーですね、東名阪だけでやったツア
 ーなんですけど。ここでもう既にやっていた曲…」
K「そん時は詞があんまり出来ていなかったという。」
T「1番しか出来てませんでした。」
K「ごまかしでそん時はやりましたが。」
T「そう。1番を2回歌ってました実は。」
K「今回ね、晴れて完成致しました。」
T「完成して。ねー。やっと言葉も入って。タイトルはだけど変わってない。」
K「タイトルは変わんないね。」
T「その頃から『冗談』だったもんね。で、この曲も結構ドキドキしたね。」
K「おー。いろいろあったね。」
T「いろいろ…だってさ、頭だってピアノとギターだけじゃん。」
K「そうだねー。」
T「淡々と…もう木暮さ、す、す、そ、何か、ほ、そ、何ての?すっごいそっー
 っとギター弾いてなかった?」
K「うん!もう…」
T「こう何か…」
K「蚊の鳴くような音(笑)。」
T「そうそうそう!(爆笑)ものすっごいそーっとギター弾いてて(笑)。」
K「あーもう極力あの、居ないぐらいの感じでね(笑)。」
T「(笑)。でも鳴ってるんだよよく聴くと。」
K「そっか(笑)。」
T「そうそう。♪チャ〜ン……とこう鳴ってて。で、僕も…自分でピアノ弾いて
 アルバム録音したの初めてだったからね。」
K「そうだよねー。」
T「しかもイントロピアノの曲って割と多かったじゃない?」
K「うん。田島始まりのが。」
T「多かったよね。で、プレッシャーでさ。あの〜『悪い種』とかもそうだし。
 こんなにイントロピアノ弾くの緊張するんだと思ってビックリした俺(笑)」
K「(笑)そりゃそうだよね。」
T「何?あ、緊張するんだね!みたいな。」
K「新曲だしね。」
T「そうそう。うん。それでこの曲も結局そんなにテイク録らなかったね。3テイ
 クとかで。」
K「うん。3ぐらいしかやってないでしょ。」
T「うん。2〜3テイクですね。」
K「2ぐらいの方が良かったんじゃない?」
T「うん、2テイク目。2テイク目オッケーです。」
K「ノリノリだったよねこれが。」
T「そうそうそう。後半平井君がもうノっちゃって。」
K「爆発して。」
T「バーン!とこう行っちゃったテイクなんですけど。そいでサックスもこれ松
 っちゃん、松本君がその時に、そのテイクに録ったサックスですよだから。」
K「うんうん。」
T「だからイントロの方はビブラフォンやってて…」
K「あーそうだそうだ。」
T「そう、持ち替えて、で、サックスソロ吹いて。」
K「ホントライヴ録音みたいな感じですね。」
T「そう。で、最後の方はずっと…何て言うんですか?…アーバンなブレイクが
 出てきて。」
K「アーバンな展開を見せる…」
T「するとこのエコーの中、松っちゃんがサックスを…イメージとしては…僕の
 イメージじゃないんだけど、うちのディレクターのイメージなんですけど、
 あそこで、246のガード下で松っちゃんが…」
K「(爆笑)」
T「(爆笑)朝もやの中ブローしてるんだって。♪プア〜〜〜!」
K「(爆笑)」
T「『僕ん中ではそうなんだよね!』って言っててさ。」
K「イメージがね(笑)渋谷だ。」
T「そうそうそう(笑)。渋谷のそうそうそう。わざわざ歌詞に246って言葉が出
 てくるし。ま、この曲はだけどね、ちょっとだからね、あの〜去年歌詞書いて
 る時にテロが起こったんで…」
K「うんうん。」
T「テロについてこう…まあ僕も触れなきゃいけないのか…どうしたらいいのか
 迷ってたんですけどね、この曲で割とそういった事がちょっと見え隠れすると
 いったような歌詞になってるんですけどね。」
K「うん。」
T「結構この曲ね、僕の身の回りの…あの〜何て言うの?…レイディー…」
K「レイディー?(笑)」
T「そう(笑)あの〜ちょっと年齢層高めなね、あの〜そう…」
K「はいはい。女性の方々ね。」
T「だから女性の方々に結構ね…」
K「評判が…」
T「『この曲がいい。』って。ビックリ、意表をつかれたんですけど。」
K「ナント。あ、この曲が。はーはーはー。」
T「そうなんだ、と思って。という感じなんですが。取り敢えずじゃその『冗談』
 を聴いて頂きたいと思います。」

M-04.冗談/オリジナルラヴ

T「あの〜もうこのイントロの木暮のギターのそーっと弾く感じ…」
K「ねー。このむせび泣くような…」
T「むせび泣いてないな(笑)。」
K「泣いてないな(笑)。消えて無くなりそうな儚い感じ。」
T「(笑)余韻のそうそうそう。ね、ギターでありましたけど。」

***

・鼻息まで聴いて。
T「という感じでね、今回のこの『ムーンストーン』。夜のお菓子。ついに次の
 曲で最後なんですよね。」
K「あーエンディングを迎え。」
T「『ムーンストーン』というアルバムタイトル曲。アルバムタイトル曲が入っ
 てるアルバムってひょっとしたら…インティー盤で「ORIGINAL LOVE」って出
 しましたけど…」
K「それ以来?」
T「あれ以来ですね。」
K「そう言えばそうだね。タイトルは別に付けてたよね。」
T「そうそう。全部別だったんですけど。初めてですねタイトル曲が入ってるの。
 で、この曲のタイトルを『ムーンストーン』に決めた時に、あ、アルバムタイ
 トルも『ムーンストーン』にしちゃおうと思っちゃって。」
K「ほーほーほー。」
T「まあこの番組でも『ムーンストーン』の意味、もう何度も言ってるんですけ
 ど…『ムーンストーン』って宝石でもありますけどね、月の石。それを持って
 ると願いが叶う、想いが叶うって言われてますけど、そういうおまじないみた
 いなアルバムであればいいな〜と思って『ムーンストーン』と付けた訳なんで
 すけど。あの〜この曲はね、ホームページでちょっと聴けんだよね。」
K「試聴できるっていう。」
T「そうそうそう。ちょこっと試聴できるみたいですけど。これもだけど確か…
 これも一発だよね。」
K「これは一発。」
T「全部一発で録ったんですけど。これもさ…ワンテイクじゃなかったっけな?」
K「一回練習して『次録りましょう。』つって…」
T「録りましょうっつって…」
K「これでいいんじゃない?っつって…」
T「これでいいんじゃない?で終わっちゃった。」
K「終わっちゃった。」
T「そうだよね。だからホント…レコーディングはだからさ、一週間ぐらいなん
 だよね今回。」
K「短かったねー。」
T「短かった。一週間ぐらいだけど、何かその前後に至るこの何ての?何つの?
 時間のかけ方ってのは凄かったな〜。」
K「う〜んそうね。」
T「だって一年以上その一週間の為に準備が…」
K「そう。その前後が長かったねー。」
T「長かった。その後も何かいろいろ歌詞をあーだこーだ考えたりとかしてるう
 ちに長くかかっちゃったって感じなんですけど。だから何か…ついにやっと出
 た!って感じるね、この『ムーンストーン』」
K「うん。」
T「この最後の『ムーンストーン』フェイドアウトみたいな感じで終わるじゃな
 い?で、これ楽器でフェイドアウトしてるんだよね。」
K「あーあのボリューム調整じゃなく…」
T「そう。ボリュームでフェイドアウトしてるんじゃなくて、これはガットギタ
 ー僕が弾いて、木暮は12弦ギターか。」
K「そう、♪チャイ〜ンとかいって。」
T「で、みんなでそーっと、音をギターでちっちゃくしていく…ボーカルもそう
 なんですよ。ボーカルも自分で声をちっちゃくして、そいで最後ちっちゃーく
 して。で、ヘッドフォンで聴くとね、木暮の足音とか聴こえるよ。」
K「ふ〜ん。」
T「最後ギターがガタガタガサガサ…ほいでね、ゴクっと唾のこう(笑)…」
K「(笑)」
T「最後の(爆笑)…で終わるんです。」
K「鼻息とかも入ってるかもね。」
T「鼻息…」
K「その辺がポイントですかね?」
T「ポイントポイント。そう。今回だからね、普通アルバム作る時さ、楽器担当
 の人お休みの所とかさ、あの、オフったりするんだよ。」
K「あーはいはいはい。」
T「楽器をね。カットとか言うけど。で、それをもう全曲しなかったの。」
K「あーー。あ、してないんだ全曲。」
T「してない。」
K「あ、そう。」
T「だからよーく聴くと、メンバーお休みしてる所の鼻息とか入ってんだよ。」
K「ふ〜〜ん。」
T「鼻息とか足音とか。で、何かそうした方が良かったの。」
K「ほおー。そういうのが入ってると何かこう…」
T「何か違うんだよね。」
K「混じりがいいとか…」
T「何かね、位相というか、空気がいいんだよね。という感じなんですけど。
 じゃあその『ムーンストーン』って曲を、タイトル曲、最後の曲ですけども、
 聴いて頂きたいと思います。」

M-05.ムーンストーン/オリジナルラヴ

<エンディング>

・「卒業式」には何を言おうか?
T「はい。お送りして来ましたオリジナルラヴプレゼンツバースト!いかがでし
 たでしょうかねー!」
K「イエイ!」
T「いや〜『ムーンストーン』先週から2週間に渡って聴きましたけども全曲。」
K「『ムーンストーン特集』ね。はい。」
T「だけどさ、昔よくこういうアルバム全曲紹介番組ってあったね。FMで。」
K「や、聴いてねーよく…」
T「ありましたよ。そいで買うかとか決めたりとかいろいろしましたけど、最近
 無いな〜と。まあそれがバースト!の中で出来た訳なんですけどね。」
K「うん。」
T「取り敢えずでもね、あの〜…今『ムーンストーン』聴いたらさ、木暮のチャ
 リ〜ンってギターの音、デカかったね。」
K「デカかった?」
T「(笑)」
K「すいません。俺のせいで(笑)。」
T「いやそういう事じゃなく(笑)ミックスでこうバーン!と上げたんだ。でも
 あれですね、こうやっぱ時間経つと違う風に聴こえて来るね何かね。」
K「何か凄いいい感じにこう馴染んでるというか…」
T「いい感じに馴染んで何か聴こえて来ましたよね。」
K「うん。落ち着いた感じに聴こえ…録ってた日よりは。」
T「ね。よりね。あの〜自分の事ベタ褒めしてますけど(笑)。」
K「(笑)いつもの事ですよね。」
T「(笑)いつもの事か。いやいや。しょうがない連中…という感じな訳であり
 ますけども。取り敢えずバースト!は、ついに来週が最終回!」
K「ナント!」
T「ナント!」
K「ね〜〜。」
T「あの〜卒業式の時ってさ、何言う?」
K「ん?」
T「(爆笑)」
K「(爆笑)」
T「何かあるじゃん(笑)卒業式の…」
K「あ、卒業式の言葉みたいな?」
T「ナントカのナントカは…何か全員で言うじゃん。」
K「復唱するような?」
T「復唱するようなヤツ。『だい・すき・だった・いもほり・たいかい』…」
K「あーそう思い出をね?」
T「だからあるじゃない?」
K「はいはい。」
T「そういう事今言おうかと思ったんだよ。」
K「はははー。」
T「セリフ的に何かあったっけな…」
K「何かありますか?」
T「え〜とね〜…え〜〜……という事で!来週!…」
K「(笑)」
T「その辺の事を言おうかと(笑)。」
K「まあまだ終わってないからね(笑)。」
T「まだまだ。」
K「まだ早いよね(笑)。」
T「そうそうそう。という事で、来週はいよいよバースト!最終回でありますの
 で、来週もここに居る、自称『木暮・腐ったエイモス・晋也』と共にあの
 〜(笑)…」
K「(笑)」
T「お送りして行きたいと思っておりますので、お聴き逃しのないようにね。
 という事で今日は、スペシャルゲスト木暮晋也とオリジナルラヴの田島貴男で
 した。」
K「ありがとうございました。」
T「はい。バースト!」

 


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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki