ORIGINAL LOVE presents 《BURST!》

第137回 (2001年11月11日放送)


<オープニング>
T「先週に引き続きバッファロードーターの皆さんをゲストに迎えて今回もお送
 りしたいと思っております。今月(11月)の21日にバッファロードーターニュ
 ーアルバムをリリースしますけれども。今日はどんな新曲が聴けるのでしょう
 か。乞うご期待。」


M-01.アポトーシス/オリジナルラヴ

<近況>
 えー、ここでいつも僕の近況を喋る訳ですが、今日は喋る事が無いのでサック
スを吹きます。

♪サックス演奏(by 田島):ロンリーウーマン/オーネットコールマン

 まあいいや(笑)…という感じでしてね。どうですか?只今の曲、オーネット
コールマン「淋しい女」でしたけど(笑)。目下練習中という感じで、ね。

<今週のリコメンド>
 という事でそれでは今週の僕のリコメンデーション。オーネットコールマンで
…またオーネットコールマンなんですけど。「The Empty Foxhole」というアル
バムから。これはドラマーがまだ弱冠6歳か7歳かな?そのぐらいの時のオーネッ
トコールマンの息子が叩いてますね。と、オーネットコールマンとチャーリーヘ
イデンのトリオで「Good Old Days」聴きます。

M-02.グッドオールドデイズ/オーネットコールマン

 このドラマー。オーネットの息子。後にちゃんと上手いいいドラマーになるん
ですけど、この時から物凄いなかなかね、6歳とか7歳に思えないようないい感じ
のセンスしてるんですけど。でも面白いですよね何か。タムが気に入るとタムだ
け叩くとか、ハットが気に入るとハットにハマル、みたいな。そういう感じのド
ラムでした。

<談話室バースト!>
ゲスト:バッファロードーター
    山本ムーグ(以下Y)/シュガー(以下S)/大野由美子(以下O)

T「今日のゲストは先週に引き続きニューアルバムリリース間近ですね、今月の
 11月21日発売ですけども。バッファロードーターの皆さんです。どうも。」
Y/S/O「こんばんわ。」
T「こんばんわ。『こんばんわ』で大丈夫です。」
S「はい。」
O「(笑)」
T「はい。で、先週お聴きになった皆さん、えー先週の…今週に持ち越されたこ
 のアルバムのタイトルとも言うべきこのテーマですね。『アイ』…(笑)。」
Y「声で言うと凄いね。『アイ』って。」
T「(笑)アイ!な訳なんですけども。あのーこれは英語のABCDEFGHIのIでタイ
 トルが『I』となってますけれども。まあこういうのホントにもう敢えて付け
 たんだろうなという感じがする訳ですけども。その辺の思いというのはなかな
 か照れくさくてやっぱ語れない(笑)感じですか?それとも…」
S「そんな事無いよ。」
T「あ、そうすか。」
S「うん。ただ話すと長くなるわ。」
T「あー。あ、いいですね!じゃあ長く。」
S/O「(笑)」 
Y「(笑)。楽しようとしてる?」
T「いやいや(笑)そういう訳じゃなく。」
S「俺はしゃべらなくてもいいやみたいな(笑)。」
T「いやいやそんな事無いそんな事無い。聞きたいな〜みたいな単純に。うん。
 え?これはどういうきっかけがあったりしたんですかね?」
S「何か割と今回は歌詞がいっぱいあったりして。」
T「そうですね。」
S「バッファローって今まで違ったんだけど。今回は割と伝えたいなーみたいな
 事があって。で、その伝える時になるべくシンプルな方が伝わるんじゃないか
 ってなって。タイトルはとにかくシンプルにしようっていうのが結構最初から
 あって。『I』ってもうめちゃくちゃシンプルじゃないですか。」
T「シンプル過ぎるね。」
S「アルファベットの『I』なんて、ポンって見た目にも凄いシンプルだし。でも
 結構『I』って深いでしょ?意味が。『I』の後に動詞が来たりする訳だし。」
T「あーなるほど。英語の『Iナントカ…』の『I』ね。」
S「うん。その辺はだから聴いた人がこのアルバム聴いてそれで感じて。で、何
 をするとか。」
T「あ、なるほど!」
S「その辺はちょっと聴き手に委ねるっていう部分なんだけど。その辺の投げ掛
 けをちょっとしてみようかなと。」
T「あ、英語的に言うとそうですね。『私は○○する』っていうその始まりの『I』
 でもあるし。」
S「うん。」
T「まあ、日本語で『あい』っていうと『LOVE』な訳ですけども。あの、そっか。
 『私は○○すべき!』『今しなきゃ!』みたいな…」
S「そういう『しなきゃ』とかそういうのは…」
T「でもないのか。」
S「うん。あの…使命感ではないんだけど。別に『I SLEEP』でもいいしさ。」
T「あーそっかそっか、なるほどな。I SLEEPでもいい。」
S「その辺はお任せっていう感じなんだけど。」
T「なるほど。『I PLAY』でもいい。」
S「うん『I WORK』でもいいんだし。何か(笑)。」
T「I WORK…俺I WORKしてるな!」
全員「(笑)」
T「してるっていうか…してる、うん。先週I WORKして、ずっと作詞して。あの、
 5行しか書けませんでしたけど…してない(笑)んですけど。」
Y「(笑)」
T「(笑)。でもここに至るまでやっぱり…今こういうね、殺伐とした時代にな
 ってしまいまして、その中でこういった事をやっぱ言いたくなるっていうか。
 こういうタイトルが付いてくるっていうのは解る気がするといいますか。まあ、
 必要なんだろうなーという気がする訳なんですけど。」

***
T「シュガーさんはあれですよね?これまたちょっと突っ込んだ話ですけど、
 テロの時はいらっしゃったんですよね?ニューヨークに。」
S「あ、ニューヨークにね。うん。」
T「で、なかなか帰って来れなかったという感じだったみたいですけど。」
S「うん。」
T「やっぱりいろいろ…現場でああいった所にいると凄いやっぱ…僕らなんかTV
 で見ただけでも物凄い影響受けましたけども。何らかの影響はあったのかなー
 みたいな。」
S「影響っていうか、逆に目の前でホントに起こってるとね、逆に肝座ってるっ
 ていうか。」
T「あー。」
S「あんまりウワーー!って感じにはならなかったかな。意外にこう落ち着いて。
 凄い冷静に考えてたし。どうしようとかいう事も含めて。」
T「はあー。」
S「で、実際ニューヨークの人達凄い冷静だったよ何か。冷静って言うか凄い困
 ってたし驚いてたけど、でも今じゃあ何をしなきゃいけないのかっていう。」
T「そうですね。それに燃えてて…なかなかいい感じでしたよね。」
S「うん。」
T「皆んなあれはボランティアなんですよね?きっと。あの瓦礫をこうやっての
 けてる人達っていうのは。睡眠3時間ぐらいだとか言ってね。」
S「うん。」
T「3時間ぐらいでずっと毎日毎日瓦礫をのけて…ボランティアでやってる人達が
 たくさんいたりして。」
S「うん。」
T「ね。ああいうのはなかなかいいものだなと思ったりして。僕もニューヨークに
 ちょっと行ってみたいなーなんて今思ってる。今安いらしいですよね。」
S「今安いみたいだね。」
O「へえーそう。」
T「ねー。思いましたけども。まあそれにしてもあれでいろいろ…いよいよ我々
 心の準備も出来たっていうかね。何か。」
S「本当にああいう事が起きるとさ、何か慌てちゃいけないっていうかさ(笑)。
 慌ててももう始まんないみたいなさ。」
T「そうですね。開き直ってきたかなっていうかね。」
S「うん(笑)いい意味で言えばね。」
T「そうそうそう。で、そうですねー、ホントまあそこと音楽を結び付けるのは
 なかなか難しいですけど。難しいというか、微妙な問題ですけどね。」
S「今やっぱそういう問題を歌詞にしてるの?」
T「いや、してない(笑)。っていうかね、いや、してないってね〜…あの〜…
 っていうかね、あの…いや、してるかもしれないですね。だから多分ね、して
 ますよ。」
S「うん。影響はするよね。」
T「いや…っていうか、思いっきり!すると思うんですよ。」
S「するよね。」
O「うん。」
Y「(笑)」
T「うん。かなりやっぱりね、あれは相当デッカイですよねインパクトとしては。
 だからそれ直接的には何かまあね、僕はポップスやってるもんでね、多分…で
 もね、今回これから今作詞してるんで、ひょっとしたら出ちゃうかもしれない
 ですね思いっきりバーン!と具体的な物がある曲に関しては。でも出ないかも
 しれない。ちょっとわかんないですけど。ただなかなかね、ああいった事に対
 峙するには軽い気持ちで対峙出来ないような。曲にするにはさ。きっと。」
S「うん。」
T「だからそういう曲もし書くんだったら心の準備がいるなーみたいな感じもす
 る訳なんですけど。あの今回はこの母性とか愛だとかっていう感じのテーマで
 ね、やっぱりそういう物が足りなくなってるんじゃねーかみたいな感じがシュ
 ガーさんとかいろいろ思ったりしたのかな?みたいなね。」
S「うん。何かさっき…先週言ったんだっけ?『殺伐とした世の中ですね』とか
 言ってたけど、やっぱそういうのは皆んな感じてると思うし。私達も感じてた
 から。」
T「うん。」
S「それで自然にこういう詞の世界とかなったと思うし。うちのアルバムはテロ
 の前に出来てたから。これは既にその前に出来てた歌詞なんだけど。」
T「うん。なるほど。」
S「でも割と象徴的でしたよね。ああいう事件があって。」
T「そうですね。もう『やっぱりそうか』っていう感じだったようなね。なるほ
 どね。それでこういう『I』というタイトルのアルバム。これは思いっきり強
 い、まあ大げさな言い方しちゃうと意志表明みたいなね。『これなんだよー』
 みたいな感じの、言ってる感じの『I』っていうタイトルの気がする訳なんで
 すけど…(笑)そうでもないの?」
全員「(笑)」
S「そこまで強くなくて。やっぱりそこは聴く人に委ねたい部分だから。」
T「あー。でも割と『I』って強いじゃない?この言葉自身が。」
S「うーん…そう?(笑)」
T「いや、強いと思うよ。」
S「あ、そう。」
T「うん。だからそれぐらいやっぱ言いたいんだなっていうのは伝わって来ます
 よ。」
S「あー。」
T「うん。だからこれは勿論僕らなりに1人1人それぞれリスナーとしては受け止
 めますけど。それぐらいこうやっぱり伝えたい物が今回はあるんだなっていう
 のは匂わせますよね。うん。」
O「素晴らしい。」
T「いや、そんな気がしますよ。ホントに。」
O「(笑)嬉しいよね。」
T「だからそれはちゃんとね、聴こうかなと。ちゃんと歌詞も読もうみたいなね、
 感じがしますけどね。このタイトルだと。」
S「あ、よしっ!」
O「うん。ちゃんと訳も付いてますから。」
T「あ、そうですか。訳。」
O「うん。」
T「訳読みますよこれ。うん。」
Y「訳しかも今野雄二さんだよ。」
T「そうなんすか!シーブイっすねーー!へえー。」
全員「(笑)」
T「あーそうなんですか。へえー。これひょっとして中身の原稿も今野さんが書
 いたの?」
O「それは違う。」
T「これは違うんですか。なるほど。はあー。」

***
T「じゃあそのバッファロードーターのアルバム『I』から『I』って曲を聴きま
 しょう。」

M-03.I/バッファロードーター

T「いい曲ですねこれね。」
S「ありがとう。」
T「これ、このガットギターはまだ最近シュガーさん買った凄い高いガットギタ
 ーではないと(笑)。」
S「(笑)それ、やめようよその話。」
T「ダメなの?それ(笑)そうか。うん。あの、いい曲で。僕も今だけどね、今
 作ってるアルバムって割とこんな感じっつうのかなあ。まあ方向的にこういう
 感じですね。」
S「アコースティックな?」
T「凄いアコースティックですね。」
S「ふ〜ん。」
T「音数もすーごい少なくて。」
S「ピアノとかいいよね。」
T「ピアノ最高!っていうかね、そう今作ってるアルバムは僕ほとんどの曲ピア
 ノ弾いて。ガットギター自分で2曲ぐらい弾いてるんですけど、エレキギター
 1曲も弾いてないです。そんなアルバム初めてで。で、自分でピアノ弾いてア
 ルバムに入れたのは初めてなんですけど、何かそういうのが作りたい気分にな
 るのがわかる気がしますけどね。これ凄いいい曲だなと思いましたけども。
 という事で今日はバッファロードーターの皆さんをお迎えしております。」

***
T「はい、今日はバッファロードーターの皆さんと談話室バーストお送りしてま
 すけども。今度11月21日にこの『I』というアルバムを発売しますけどもね、
 その後ツアーがあるんですよね?バッファローは。」
S「1月にやりますね。」
T「来年2002年の1月ですよね。」
S「はい。」
O「うん。」
T「で、これは日本のツアーとまたアメリカのツアーと?」
S「とりあえずね日本だけ。」
T「とりあえず日本だけやってと。何本かあるという感じですけども。その前に
 いろいろイベントも出たりするんですよね?確か。」
S/O「11月。」
T「11月。何だっけ、あのエイフェックスツインとか出るヤツ?」
S「『エレクトラグライド2001』
T「エレクトラグライド。あー。」
S「凄い名前でしょ(笑)。」
T「凄いですね。エレクトラグライド。グライド!グライド!」
全員「(笑)」
T「何だそれ(笑)。えーとあのあれですよね?エイフェックスツインとか出て、
 他は何だっけな?」
S「ファットボーイ・スリムとマウス・オン・マーズ。」
T「マウス・オン・マーズ観たいですね。」
S「観たいよね。」
T「えー。何やんの?DJやんのかな?」
S「どうだろうね。」
T「前来た時ライヴやったらしいですけどね。」
S「そうみたいですね。」
T「ええ。」
O「動かないで?」
T「どう?(笑)いや何かねあのドラマーとかいて。」
O「ふ〜ん。」
S「今回も結構ね、でもどのバンドもそういうノリらしいよ。」
T「あ、そうなんですか?」
O「え?みんなバンドなの?」
S「割とね、ロックを意識してるらしい。」
O「あ、そうなんだ。」
S「去年はもうちょっとテクノ寄りだったんだけど、今年はその中でもロックっ
 ぽい人達を集めたっていうつもりらしく。私達も入ってるんですねだからそ
 こに(笑)。」
O「あー。」
T「なるほどね。へえー。エイフェックスツインもニューアルバム出たんですよ
 ね?この間。」
S「ねー。」
O「何かピアノなんでしょ?」
T「それもピアノらしいんですよ!」
S「今ピアノきてんのよやっぱり!」
T「ピアノきてんじゃねぇかなー!みたいなさ。そう。思ったの僕も(笑)。
 何かピアノのなんて事無い曲があったとかね、コウ君が言ってた。」
Y「ふ〜ん。」
T「まだ聴いてないんですけど僕。」
Y「ピアノ弾いてるんでしょ?今。」
T「ピアノ弾いてますよ。もうピアノとサックスばっかり。」
Y「サックスさあ、ライヴでも吹いてるんでしょ?」
T「吹いてますよ。結構やっぱね、ライヴで吹くとねぇ、ヘタですね(笑)。」
全員「(笑)」
T「全然ダメでさ。」
Y「でもさ、ジェームス・チャンスはもう超えたって?」
S「超えたんだ!」
T「ジェームス・チャンスは超えてますよ。」
Y/S/O「凄い!それは凄い!」
T「全然凄くないですよそんな。」
S「凄いよね!」
T「だって(笑)ジェームス・チャンス…コントーションズの頃のね。今上手い
 んじゃないですか?多分。」
S「いや、今は…?」
O「上手くないんじゃないの〜?(笑)」
T「今もやってるんですよね。」
O「うん。」
S「やってるんだってー。凄い太っちゃって。」
T「あ、太っちゃったんですか。へえー。いや、俺観たいんですけどねー。あの
 コントーションズの頃ってだって多分吹いて1年以内とかっていう感じだった
 んじゃないですか?きっと。」
S「そうだろうねー。」
O「うん。」
T「あれ大好きですけどね。でもあれぐらいは超えてる。でもどうでしょうね?
 微妙な段階なんですけどね。」
全員「(笑)」

***
T「今度のじゃあコンサートツアーっていうのは、ニューアルバムからやっと新
 しい曲がたくさん出来るという感じのツアーだと思うんですが。」
O「うん。」
T「これはもうこのニューアルバムのコンセプトに基づいていろいろやる訳です
 か?」
S「何かでもあんまりうちはほらショーアップしたりしないバンドだから。」
T「うん。」
S「割とストイックに演奏するタイプだし。」
T「うんうん。ストイックに。」
S「それはそれで。ライヴはライヴで。うん。」
T「うん。でもたまにムーグさんが変な事やったりするとか。」
S「あ、それはもうお決まりだから。」
Y「うん(笑)。」
S「オモシロ担当。」
Y「そうだよね。」
T「オモシロ担当!(笑)」
S「そうそう。うん。っていうか言わなくても勝手にやるんだけどさ(笑)。」
T「(笑)。あれ毎回どうしても楽しみになっちゃうんですよね。」
Y「そうだよねぇ。」
O「(笑)」
T「うん。今日何やってくれるんだろうとかさ(笑)思っちゃう所もあるんです
 けど。」
S「何かついやっちゃうらしいんだよね。」
T「(笑)」
S「何かね昨日も話してたんだけど。タイトル決める時もいろいろあるけど、
 何かアイデアとか出すじゃない?絶対ダジャレなんだっていう事に昨日気付
 いたんだよね。」
Y「そうそう。」
T「(爆笑)何かのダジャレになってるんだ。」
Y「そうそう。うん。」
T「必ず!(笑)」
S「必ず。」
T「はあー。」
S「いいのが出来た!っていうと絶対それはダジャレなんだよね。」
T「(笑)」
S「で、ダジャレがそこに含まれてないとダメなんだよ。」
T「ダメなの?(笑)」
S「うん。」
T「うん。やっぱ何かこうどっか面白がれる所が無いとダメなんですか?ムーグ
 さんは。」
Y「そうなのかね〜。大阪生まれだしね〜。」
T「どうなんすか(笑)。」
Y「あんまりでもほら真面目100%っていうのはちょっとツライよね。」
T「まあそうだね。それはツライですけどね。」
Y「うん。どんなにテーマが大きくてもちょっと肩の力が抜けた部分が無いと。」
T「そうですね。うん。」
Y「ね。」
S「でもたまにあまりにもクダラナイと(笑)…」
T「(笑)。でもね、ムーグさんのクダラナ過ぎるヤツ面白いですよ。」
Y「『ヤケドしたんやけど』とか、そういうヤツ(笑)。」
全員「(爆笑)」
T「くっだら…凄いっすね。凄い域に達してきましたね何かね。」
S「そういうのねぇ、また私達反応しないからさ。ギャル2人は。」
T「あーそっかそっかそっか。ふっふーみたいな。」
S「そうするとまたブーみたいな。いちいち笑ってあげたりとかしないから。」
T「(笑)」
O「『何座?』『ギョウザ』っていうの好きだったけど。」
T「何座、ギョウザ(笑)スゲー!…なるほどね、そんな事ばっかり言ってんで
 すか?ムーグさん。」
Y「そうだよ。そう。」
T「会議で。」
Y「うん。」
S/O「(笑)」
T「バッファローの会議で1人で。」
Y「打率は低いけどね。数は打つからね!」
S/O「(笑)」
T「なるほどね(笑)。でもあのムーグさんが歌う曲があったでしょ?今回。」
S「あーリードボーカルの。」
T「そうリードボーカル。今回入ってないらしいですけど。それ凄い聴きたかっ
 たですけどね。」
Y「そうだね。」
T「うん。」
S「そういうライヴやったよ。」
T「あ、そうなんですよ。僕それ凄い見たかったんですよ。ムーグさんがベース
 弾いたという。」
O「そうそう。」
T「そうですよね。それ情報を聞いてね物凄い行きたかったですけどね。」
Y「うん(笑)。」
T「で、僕その後行ったんだ。バッファローのライヴ。そしたら『今回は真面目
 にやるんだよ!』とか言われて(笑)。」
全員「(笑)」
T「真面目かー!」
Y「ごめんね(笑)。」
T「だけどカッコ良かったですよ凄い。真面目っつったっていつも通りっていう
 かね。ムチャクチャそん時のも良かったですけどね。」

***
T「ではここでまたバッファロードーターニューアルバム『I』から『Moog Stone』
 ですね。」

M-04.ムーグストーン/バッファロードーター

T「これは何か凄い…あのジョー・ミーク知りません?」
S「知ってる知ってる。大好き。」
T「うん。ジョー・ミークみたいだなと思いましたけどね。」
S「これでもこのコード展開はね、私にとってはハウスなんです。」
T「ハウス!な(笑)なるほど。あー確かにね。」
S「これね、ハウスのコード展開を導入してみた。」
T「なるほど。あの同じコードでずーっとこういろいろ行くヤツだ。あー。だか
 らそう聴こえたんだな。キーボードでこう一方の指でコーダーアサインしてや
 ってるみたいなね、感じに聴こえた。」
S「そうそう。それをギターでやってみました(笑)。」
T「(笑)。なるほどハウスだと。あのえーと、あの最近はどんな音楽聴いてん
 ですか?…で、この間…そうだ、シュガーさんと話してて。」
S「ね。」
T「そう。最近オーネット僕聴いてるんですつったら、シュガーさんもちょっと
 前にオーネット聴いてたって。」
S「そう。聴いてた。」
T「で、盛り上がったんですけど。」
S「うん。」
T「しかもオーネット初期ですよね。」
S「『ジャズ来るべきもの』。あのアルバム最高。」
T「最高でしょ!!!」
S「最高。」
T「もうね、スッゲー!俺嬉しくてさ。」
全員「(笑)」
T「もうさ!(笑)そうだろ!やっぱり!と思った。」
Y「来たね。今日初の火山が(笑)。」
全員「(笑)」
T「いやいやいや(笑)。もうさ!やっぱりそうだよな〜みたいなね。」
Y「絶対そうなんだよっ!」
全員「(笑)」
Y「バーストしようよ!」
T「いやいやいや(笑)。そう。で、思わずサックス持って来てしまいましたけ
 どね。ええ。」
全員「(笑)」
T「いや〜…ねえ、ホント。もうそうらしいですよ。ええ。他はどういうの聴い
 てます?」
S「他は…何聴いてる?あんまね聴いてないんだよね音楽。ここ3年ぐらいホン
 トに。」
T「あー。なるほど。僕も聴いてない(笑)。」
S「でしょ?」
T「うん。」
S「っていう話からオーネットになったもんね。」
T「そうそう。オーネットしか聴いてないとか言ってましたけど。うん。あのー
 大野さんの方は?」
O「私はねぇ、あのクラシックだったらねーパイプオルガンの曲とかね。」
T「へえー。」
O「クラシックとか、あと現代音楽とかね。リゲティとかね。」
T「リゲティ。ムーグさんがずっとハマッてたヤツ?」
Y「そう。一緒に何かね。」
O「うん。」
T「一緒に聴いてるんだ。へえー。リゲティってツライヤツ?ツラクない?」
Y「ツライヤツもあるけど、何か、何て言うのかな。クラスター…」
O「的な。」
Y「何かいろんな音がバァーって。メロディーって感じゃなくて何か音のかた
 まりみたいな。」
O「うん。」
T「へえー。そう何かね、シュガーさんの話だとちょっとツライとか言って。
 あ、違うのか?」
S「ずーっと聴ける音楽じゃないじゃないやっぱり。寝る前とかに聴くもんで
 もないし。」
O「うん。」
T「寝る前に聴くのは僕オーネットなんですよね。」
S「オーネット寝る前最高だよね。」
T「最高です!そう思ったよ俺も!(笑)」
S「(笑)」
Y「(笑)。リゲティ対オーネットだよ。」
全員「(笑)」
T「リゲティ対オーネット(笑)。そうオーネット寝る前聴くの最高ですよね」
S「最高だね。」
T「ええ。」
Y「リゲティは割と1人で聴く方がいいよね。」
O「うん。そう。」
Y「他の人にはちょっと迷惑かかるから。」
T「迷惑かかるの?(笑)」
O「こもって聴いた方がいい。」
Y「キビシイ和音とかいっぱい入ってるから。」
T「キビシイ和音?」
Y/O「うん。」
T「ほー。なるほど。オーネットもねーまあキビシイ和音もあるんだけど、でも
 基本的にこう…」
S「空間が結構あるからねオーネットは。」
T「空間があってね。」
S「リゲティは割とかたまりでガーンって来ちゃうから。」
O「でも空間もちゃんとある。」
Y「空間はね、負けないと思うよ!」
全員「(笑)」
T「あ、そう(笑)。」
O「宇宙に通ずるぐらい凄い空間が。」
Y「そうそう。」
O「ガッッ!って(笑)。」
T「はあー。広がりが?」
O「凄いです。」
T「ふ〜ん。」
Y「でもこの間オーネット聴かしてもらったじゃん。」
T「いいでしょ?あれ。」
Y「うん。凄い面白かった。」
T「メチャクチャいい!…いや、って言うか、あのアルバムの1個前なんですけど
 『ジャズ来るべきもの』。この間聴いてもらったのがあれは『明日が問題だ』
 っていう。」
Y「うん。タイトルも凄いいいよね。」
T「タイトルもいいんだよ凄い。曲名のタイトルみんないいんですよ。」
Y「ふ〜ん。」
T「何か面白いタイトル多くて。で、『ジャズ来るべきもの』の1曲目の曲ね、
 さっき吹こうとしたんだけど俺。」
全員「(笑)」
S「私ねーわかった!」
T「わかった!!わかったわかってくれた〜?嬉しい〜!俺っ!(笑)」
全員「(笑)」
T「いやいやそうなんですよ。だからあれをねなかなか吹けなくて。うん(笑)。
 そう。だからね、ピアノが入ってなくてさ、あの、何つうのかな…だから音が
 埋まってないんですよねオーネットは。」
S「全然埋まってないよね。」
T「そうそう。」
S「フリーキーになる前なんだよね。」
T「そうそう。ギリギリん時なんですよ。あの頃が一番いいの。」
S「そうそう。あの頃がねいいの。」
O「えっ?聴いた事無いよ私。」
S「それ凄いいいよ。」
T「凄い良い!!」
O「フリーキーなのしか知らない。」
S「そうでしょ?私もそのオーネットは知ってたんだけど。」
T「そうなんですよ。そうそう。」
S「知らなくって。」
T「そう。だから70年代ぐらいのヤツはね、もうバラバラ〜っていっちゃって、
 ちょっとツライかな〜みたいな所あるんですけど。60年代のヤツはね、もう
 最高っすよね。」
S「うん。」
T「ちょうどだからそのフリーになる前…まあなってるんだけど、あの、だから、
 まだメロディーがあるんですよ。」
Y「うん。」
T「オーネットってほら最初作曲家志望だったから。」
Y「ふ〜ん。」
T「で、割と作曲からあのメロディーになってるんですよねあのソロも。だから
 メロディー凄い気を使ってて。」
S「あと、西海岸なんだよねあの人。」
T「そうですね。そう最初西海岸にいて。」
S「うん。ニューオリンズ辺りの出身なんだけど、ニューヨークで活躍してたん
 じゃなくてその当時珍しく西海岸じゃない?」
T「そうそう。」
S「だから凄いテイストが違うんだよね。」
T「そうそう。そっからニューヨークに行ったんですけど。でね、あのメロディ
 ーがいいんですよ。」
Y「ふ〜ん。」
T「うん。ドン・チェリーとのこの2つのこの…何かチャーリー・ヘイデンとの
 このコード感が凄い少な〜い感じの良さっていうかね。」
Y「うん。」
T「何かね、あの、そういうのまあ今ハマッてて。僕的にはハマッて。僕の話し
 てもしょうがないよな…」
Y「じっくり聴く訳?それをこう…」
T「両方ありますよだから。軽くこう適当に聴くのもあるし、じっくり聴く時も。
 メッチャ入れますよ!じっくり聴くと。クゥ〜〜ッ!と唸りますね(笑)。」
S「(笑)」
Y「ちょっと聴きたくなってきた(笑)。」
T「(笑)唸っちゃってさ。思わず。クワ〜〜ッコエエ〜〜!!」
全員「(笑)」
T「そうそう。そういう瞬間ありますけどね。」
Y「いいじゃんいいじゃん。」
T「結構ね。」
S「盛り上がってるじゃん(笑)。」
T「いや〜ごめんなさい。すいません僕の話…」

***
T「という事で、このニューアルバム『I』から『Discoteque Du Paradis』。
 これフランス語ですね?」
S「はい。」
T「パラディ。僕パラディっていう茶店で働いた事あるんです。」
全員「(笑)」
Y「それいいね(笑)。」
T「そうそうホント。前下北の茶店で。今無くなっちゃいましたけど。だからこ
 れ『パラディス』って読まなくて済んだ。」
全員「(笑)」
T「まあいいや(笑)。」
Y「いい。いい。凄いいい。」
T「あ、そうですか。では『ディスコテック・ドゥ・パラディ』を聴きましょう」

M-05.ディスコテック・ドゥ・パラディ/バッファロードーター

<エンディング>
T「はい。お送りしてきましたオリジナルラヴプレゼンツバースト!いかがでし
 たでしょうか。ね。『ディスコテック・ドゥ・パラディ』カッコイイですね。」
S「(笑)」
T「これイカスなと。僕はねこれ大好きだなと思いましたけど。」
O「(笑)」
T「ね。この何とも言えないちょっと80'sな感じっていうかね。このチョッパー
 ベースちょっと…」
全員「(笑)」
T「シビレますね。これ大野さんでしょ?」
O「そうよ(笑)。」
T「イカすっ!カッコエエ〜!」
全員「(笑)」
T「ちょっとこのオカマ感のある。」
O「(笑)」
T「オカマのセンスってだってやっぱ侮れないっていうか凄いですからね。」
S「大好き私達。」
O「うん。」
T「うん。オカマならではのオカマの作る音楽大体カッコイイですよね。よく考
 えたらね。という事で、今後の予定とかって、まあとりあえずニューアルバム
 出す訳ですけど。その後何かありますか?ツアーですよね?」
S「1月にね、久し振りに日本ツアーをするんですけど。」
T「日本ツアー。」
S「13日の東京を皮切りに…どこだっけ?」
O「名古屋。」
S「福岡が先だよ。福岡、広島、大阪、名古屋。」
T「福岡広島大阪名古屋。広島行くんですよね?」
S「行くのよ〜。初めてバッファローとしては。」
O「うん。」
Y「そうだよね。うん。」
T「あー。という事でですね、今日のゲストはバッファロードーターの皆さんでし
 た。ありがとうございました2週に渡って。」
Y/S/O「ありがとうございました。」
T「また来週。バースト!」

 


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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki