ORIGINAL LOVE presents《BURST!》

第13回 (1999年6月24日放送)


M-01.冒険王

<リコメンド> ヤン富田
MUSIC FOR LIVING SOUND(4枚組)から。

T「情念を感じる。音楽というより、一つの作品、一つのアート。」

M-02.サマーソング/ヤン富田
#デイブ・ブルーベックのカヴァー。
#スティールドラムを使ったノンキな曲。

M-03.エアポート バイ ザ ラボ/ヤン富田
#いろんな信号音を使った、まさに「ラボ(実験室)」な曲。

T「ヤンさんには1stアルバム(LOVE!LOVE!&LOVE!)の頃しょっちゅう遊
 びに行っていて、トニー・ジョー・ホワイトなんかはヤンさんに教えてもらった」
#この話はトニー・ジョー・ホワイトのCD化に際して(昨年の名盤探検隊に
#よるリイシュー以前、94年ころ)のフライヤーに書かれたヤン富田の寄稿
#文にあります。
#いわく、「ジャズとかかなり聴いちゃったんで、他になんかありますか」
#という田島にトニー・ジョーを紹介してから「その後の(オリジナルラヴの)
#アルバムにトニー・ジョーの影響が見られる曲があった」そうで、時期的に
#察するに「愛のサーキット」のことだと思われます。

<今週のアーティスト> ジャパン
T「80年代!という感じ。デヴュー当時は元祖ヴィジュアル系という感
 じの化粧したカッチョイイお兄さん」
T「4枚目のクワイエットライフから非常によくなってきた」
T「ロキシーミュージックやデヴィッドボウイのようなイギリス版グラムロ
 ック、って言ったらいいのかちょっと貴族入っているような(笑)、英国
 紳士(笑)、退廃的(笑)、みたいな、今のヴィジュアル系の哲学の元祖
 となったような、今のヴィジュアル系の人達は浅はかな面を継承をしてい
 ますけれど、当時のグラムロックっていうのはもっとちゃんとしたものだ
 ったわけですが」

M-04.ジ アート オブ パーティエンス/ジャパン
M-05.ヴィジョンズ オブ チャイナ/ジャパン
#アルバム「ブリキの太鼓」から

<バースト!セッション>第2回 GORO(以下G)
#民族楽器や口琴などを使うミュージシャン。5月にアルバム「アイランド
#スタイル」をリリース。

T「初めてお会いします」
G「L?K?Oとも一緒のステージに立ったこともある」
G「前作は洞穴のなかの固い岩をくりぬいただけの4帖半くらいの古墳で
 レコーディングした。」
T「古墳っていうのは、いいですねぇ」
G「エコーがグワングワン」
T「古墳自体が楽器になるわけですね。2000年製の楽器が」

T「今回のアルバムは(島でほとんどライヴのように録音されている)風
 の音とか入って、気持いい、美しいですね。ゴロウさんの音楽は環境に
 左右されやすいというか」
G「音楽って、そういうもんだと思うんですよね」
G「僕の場合は風とか使ったりして、環境で音楽が変っちゃうんで」
T「風の音とか、そういうものが一番不思議な感じがしますよね」
G「朝の鳥のさえずりを聴いて気持いい、と言う人はいても、コイツらチュ
 ーニングが合ってないとか言うヤツいないし。そこに音楽ではないんだけ
 ど、安らぎがあるっていうか」

G「小笠原のレモングラスとか、木の根、稲穂とかをCDケースに入れた。千枚。」
T「かわいいですよね」
G「女性に人気があるみたいで。先日パーティーでCDを置いたら音を聴く前に
女の子に2枚売れた。でも音を聴かせたらその後売れなくなった(苦笑)。」

 セッション:青空の向こうから
 田島:アコースティックギター、ヴォーカル
 ゴロウ:民族楽器数種類、ホーミー、口琴
 #11分近いロングセセッション。

T「いや〜気持よかったです。GOROさんと一緒にツアー回りたいですよ!」
T「生のホーミー、すごいです」

Sakamaki 註:
GORO のアルバム『ISLAND STYLE “TIME ODYSSEY”』(DVCA0009)


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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki