ORIGINAL LOVE presents《BURST!》

第12回 (1999年6月17日放送)


<オープニング>

M-01.冒険王/オリジナルラヴ

T「この不景気の最中明るくハリウッド調のアレンジで、ただ燃えている
 オリジナルラヴ」
T「ツアーのリハーサルが始まった。アレンジを練っているところで、お
 ぼろげながら方向性を決めたが、マッドサイエンティストのような、コ
 ンピュータの中のロックンロールサーカスという感じになりそう」

<リコメンド> トッド・ラングレン
T「ちょっとおかしな感じのシンガーソングライターや作曲家を今の視点
 で集めたコンピレーションアルバムが最近発売され、その中にトッドが
 入っていた。」
#その他スティーヴライヒ、10CC、ベック、ゴドレンドグレン(?)など。

T「以前トッドを聴いていた時には落ち着いた曲が入っているアルバムのほ
 うが好きだったのだ。だが自分が"L"を作ってみて、アナログシンセを使
 ったりしている実験的/プログレッシヴなアルバム<ワイズ アンド 
 トゥルース>を聴くと、このアルバムが自分の記憶の中に残っていたのか
 な、と今さらながら思ってしまった。」

M-02.インターナショナルフィール〜ネバーネバーランド(メドレー)
M-03.フラミンゴ

 #共にアルバム<ワイズ アンド トゥルース>から。

<ピックアップ> ムタンチス
T「僕も今日初めて聴きました。」
#先週のタマイチ(魂列車一号)との話題であったブラジルものからの流れ
#のようです。

T「カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルを中心としテ60年代後半にブラ
 ジルで起こったカウンターカルチャームーブメントのトロピカリズムから
 出たサイケデリックロックグループ。3人編成。73年ごろまでのアルバム
 が面白い。日本におけるはっぴいえんどのように母国語によるロックを確
 立した。近年再評価されている。」
T「1st、2ndはブラジルのサージェントペパーズと呼ばれているそうだが、
 ビーチボーイズのスマイリースマイルみたいな感じ。まとまっているんだ
 か、考えているんだか分からない。でもかっこいい。ヒップなコラージュ
 アルバムというか、ミュージックコンクルートポップスアルバムとして聴
 くと面白い。」

M-04.パニス エ シルセンセス/ムタンチス
T「カエターノヴェローゾの曲とは思えない。ブラジル人がサンバばっか
 りやってると思ったら大間違い。壊れまくっている。ラテン、ボサノヴァ
 の要素が全くない。」

M-05.ドンキホーテ/ムタンチス

<バーストトーク>フォッチャレーベル主宰、小林ヒロユキ(三回目、以下K)。

T「(小林マネージメントの)DMBQのライヴ行きたかった。」

K「最近のお気に入り、ヘリコイド0222。ボアダムス山本精一のレーベルから
 出ている。女性3人組。」

T「タマイチから噂は聞いている。タマイチいわく『キャニオンからデビュー
 させたい』。」

M-06.ヘリコ ザ サン/ヘリコイド0222

T「最初のチボマットみたいな感じ。」

M-07.SHE WAS BEAUTIFUL/ア フォーリー ジェット

K「フォッチャレーベル初の歌モノ。近日発売のアルバムに先行したシング
ル。」


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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki