ORIGINAL LOVE presents 《BURST!》

第129回 (2001年9月13日放送)


<オープニング>
T「今日は初登場ですね。日本で一番カッコイイレコードショップ。これはもう
 濃いというか奇妙なというか、『ロスアプソン』代表の山辺圭司氏の登場で
 あります。」


M-01.めくれたオレンジ/東京スカパラダイスオーケストラ

<近況>
 ワタクシはですね、8月下旬に行われたオリジナルラヴの『トライアルセッシ
ョン』と題したツアーを終えて、やっと一息ついてニューアルバムの本格的なレ
コーディングがもうそろそろ始まりそうだなという状態でありまして。なのに、
今月の多分もう下旬…いや中旬ぐらいからですね…もう今日が中旬ですねそうい
えば。だからあと一週間とかでレコーディング始まっちゃうのに、あと2曲足ら
ない!…あのー曲が(笑)という状態でありまして、こうテンパっておる訳であ
りますけども。

<今週のリコメンド>
 だから今日のレコメンデーションもうすっと行っちゃいます。今日はフランク
・ザッパの『グランドワズー(Grand Wazzo)』というアルバムから「Blessed
Relief」という美しい曲…いい曲ですね…を聴きましょう。

M-02.ブレスト・リリーフ/フランク・ザッパ

<談話室バースト!>
ゲスト:山辺圭司(Los Apson代表)以下:Y

T「今日のゲストは、『西新宿のサブカルチャー消失点』と書いてありますけど
 原稿に(笑)。ロスアプソンの親分、主催といいますか、山辺圭司さんです。
 どうも。」
Y「ども。こんばんは〜。」
T「どうも。ラジオに出演なさる事ってのはたまにあったりしますか?」
Y「そうですね、たまにまあゆるくは。」
T「ゆるく。」
Y「ええ。喋らせてもらったりとかはしてるんです。」
T「あ、そうですか。じゃいろいろもう出てる…」
Y「いやいやそんな事ないですけど。」
T「僕がそのロスアプソンっていうレコード屋さんに初めて行ったのは、コウ君、
 L?K?Oっていうターンテーブルの…」
Y「あ、はいはいはい。」
T「コウ君に『絶対行きましょうよ〜』って…」
Y「ええ。来て頂いて。」
T「行きまして(笑)。そこで初めて行った時に買ったんだっけな?『TACO』の
 廃盤がありまして。買ってしまいました(笑)。」
Y「ありがとうございます(笑)。」
T「あれ久し振りに聴いて。僕が高校の頃持ってる友達がいたんですよ。で、そ
 れが蘇ってきちゃって。」
Y「あれジャケも凄いインパクトありますしね。」
T「凄いですね。中身もまあ、出てる人も結構ゴージャスと言いましょうか何と
 言うんでしょうかね。」
Y「そうですね。いろんなメンツが入ってますもんね。」
T「町田町蔵とか。」
Y「あ、そうです。坂本…」
T「何故か坂本龍一が入ってる。『Phew』の人もいましたよね?」
Y「えー…いた気しますね。」
T「いたような…。山辺さんは昔六本木のWAVE…」
Y「そうなんですよ。六本木WAVEに5.6年いまして、で、その後にそのロスアプソ
 ンを始めたんですけどね。」
T「多分山辺さんいた頃ひょっとしたら僕行ったかもしれないなと。」
Y「あ、見かけてた気はしますけどね。」
T「(笑)そうですよね。だから六本木のWAVEができてすぐにもう入られて。」
Y「いや、っていう事は無いんですよ。えーと何年かなあ?だから入ったのは90
 年ぐらいですかね。」
T「あ、そうですか。あ、じゃ僕絶対行ってますね。」
Y「ええ。」
T「で、割と名物店員みたいな(笑)。」
Y「名物店員っていうか、まあ何か…」
T「でもそういう感じでしたよね(笑)。」
Y「大型店の中では異色のコーナーやらしてもらってて。かなりやるだけやらし
 てもらったんで。で、まあ次行こうかみたいな感じで始めたんですけどね。」
T「で、更に濃い世界を(笑)。」
Y「うーん、濃いと言うんですかね(笑)。何だかこう訳のわからないモノをい
 ろいろ集めてやってるんですけどね。」
T「あのー、お店の中の装飾品っていうんですか?あーいったモノも全部自分で
 集めてきたんですか?」
Y「そうですね。うちのスタッフが海外行って買ってきたようなもんとか。また
 そういうもん置いてると訳のわからない人達が『これ置いたらどう?』なんつ
 って持ってきて(笑)…」
T「(笑)」
Y「で、それが何かこうずーっと陳列してるうちにああゆう世界になってしまっ
 たんですけどね。」
T「凄いめくるめく店内な訳なんですけど(笑)。」
Y「(笑)」
T「初めて入った時は、軽いめまいが…みたいな感じでしたけど(笑)。」
Y「そうですか(笑)。そう言ってもらえれば(笑)。」
T「(笑)。非常にそれでまたね、音がいいんですよね。」
Y「え?音いい?」
T「音僕、いいですよねあの店の音が。」
Y「そうですか?」
T「ええ。だってあのTACO聴いたらすっごいいい音でしたよ。」
Y「あ、そうすか(笑)。」
T「スピーカーがいいのかアンプがいいのか何か知らないですけど、音が凄いい
 いですね。」
Y「あ、そうですか。うーん。」
T「ああいった音源を集めるのってやっぱり大変ですよね?」
Y「うーん…大変ではないと思うんですよ。まあ自分もああいう感じの音はいろ
 いろ好きで…好きだから聴いたり何だりしてるうちに、こういうのいろんなお
 客さんに聴かしてみたいなって感じで置いてるとやっぱそれにこう…田島さん
 みたいに反応してくれて(笑)…」
T「(笑)」
Y「買ってもらってるってのがあるんで、自分では結構まあ楽しくというか。」
T「あ、そうですか。あれはだけどどうやって仕入れるんですか?」
Y「ああいうのは委託で持って来る人がいたりとか…」
T「あ、そうなんですか。」
Y「えーえー。まああとはうちが買い付けに行って…」
T「あ、買い付けやっぱり行ってるんですね。」
Y「あ、海外…いや、買い付けというか、それをまた集めてくるディストリビュ
 ーターみたいなとこがあって、そっからエアメールで頼んで入れてるんですけ
 どね。」
T「へえー。なるほどね。で、ロスアプソン独自の感覚と言いましょうか、まあ
 一応ハウスとかヒップホップみたいのもあるんですけど…」
Y「そうですね。そういうのも普通に。」
T「普通にというかでもね(笑)…」
Y「ちょっと変わったセレクションになるとは思うんですけど(笑)。」
T「あのね(笑)、ロスアプソンに並ぶとロスアプソンみたいな感じのセレクシ
 ョンになる訳なんですけど。これ是非行って頂きたいなと。」
Y「是非是非来て頂きたいすね遊びに。」
T「ねー。はい。で、ロスアプソンに前、生西君って…オリジナルラヴのVJとか
 やってもらったんですけど…昔いてね。」
Y「はい。店員で働いてもらってたんですけどね。ちょっと今はあれなんですけ
 ど…」
T「ね。で、何と説明したらいいのかなホントに…本とかも売ってましたっけ?」
Y「本も売ってますね。ええ。本も様々な美術関係のモノから日本の古い本です
 とか、ちょっとエロイヤツですとか…」
T「エロイヤツもねー。いい感じのエロイヤツが結構ありましたよね。」
Y「そうですね。最近のモノは無いんですけど、日本の60年代70年代独特の雰囲
 気のは置いてますね。」
T「そうそうそう。で、お店のレジの後ろの所のビデオのコーナーがさ…」
Y「はいはいはいはい。」
T「結構キテてさ(笑)。」
Y「あー(笑)あそこ気になる人は何かもうえらく長い間見てるんですよね。」
T「ずーっと見てて(笑)。あの並びは結構ね。全部見てみたい!って思ったり
 するんですが。」
Y「そそられる人はそそられるみたいですねやっぱり(笑)。」
T「はい(笑)。」

***
T「今日はそれで山辺さんにいろいろ曲を持って来て頂いてるんですけど。」
Y「はい。何枚か。」
T「これはまたロスアプソンに入ってきたCDですか?」
Y「そうですね。『ブラックコーヒー』という韓国の…何かコメディアンやって
 るっていう話も聞いた事あるんですけど。」
T「はあー。へえー。」
Y「その二人が出したアルバムがありまして、割とこうダンサブルなヤツから、
 『アンチェインドメロディー』ってライチャスブラザースの、それもカバーし
 たりとかしてるんですけどね。」
T「なんだそれ(笑)はあー。これでもハングル文字なんで全く読めませんね。」
Y「読めないんですよねー。」
T「読めませんね一言もね。」
Y「読めないんです…でも何かこうあったかいバイブレーションが…」
T「ある?(笑)」
Y「ええ。あって、何か忘れた頃についつい聴きたくなるという一枚なんですけ
 どね。」
T「あーなるほど。これでもホント、ジャケットの二人組写ってますけど、確か
 に吉本っぽいっていうかね。」
Y「そうですね。まあ真面目な顔で写ってますけどね。」
T「じゃその曲『ブラックコーヒー』で…曲名が不明であります。わかりません
 これ。」
Y「はい。不明です。」

M-03.(曲名不明)/ブラックコーヒー

T「これ最高ですね。」
Y「そうすか(笑)。」
T「(笑)」
Y「いいですねー。」
T「このブラックコーヒーの不明の曲でしたけど。これが先月のロスアプの一押
 しの…」
Y「い、い…(笑)」
T「パワープレイアーティスト(笑)。」
Y「いや〜(爆笑)いっぱい売れ残ってるんで。いいんですけどね(笑)。」
T「いっぱい取ってもなかなかハケないという(笑)。」
Y「なかなか難しいすね。」
T「これはだけど一部の人は熱狂的…ツボ突くでしょ?」
Y「そうですね。欲しい人はもうもう一発で(笑)気に入ってくれますけどね。」
T「なるほどねー(笑)。これは僕もちょっと行った時に買いたいと思いました
 けど。」
Y「是非!(笑)」
T「(笑)。イントロのあの♪ビュ〜〜ンってシンセからして…」
Y「いいですよね。いきなりこう掴まれる感じがありますよね(笑)。」
T「はい(笑)。」

***
T「山辺さんは元々…最初やっぱバンドとかやってらっしゃったんですか?」
Y「バンドですか?…いや、バンドっていうよりは、どっちかっつったら聴く側
 専門で。まあ親父がクラシック好きでオーディオとかも凄い凝ってて。」
T「はあー。」
Y「うちん中オープンリールとかダーッとあったりしたんで、割とその中で結構
 何だろな…自分の好きなヤツを親父のそのステレオで聴いてて。で、いいなー
 っつー感じで。」
T「あ、そうなんですか。はあーー。」
Y「あ、でも最初音楽好きになったっつーのは、プロレスなんですよ。」
T「(笑)」
Y「プロレスのテーマソングあるじゃないですか。」
T「イナズマケイみたいな。」
Y「僕の場合、ザ・ファンクスとかブッチャーとか。」
T「あーー。」
Y「ブッチャーのピンクフロイドの『吹けよ風呼べよ嵐』」
T「粋だっていうか何ていうか(笑)。」
Y「ファンクスとかは、クリエイションっていう日本のバンドがカッコイイギタ
 ーの曲やってたりとか、あと鶴田はちょっとディスコっぽいカンフーディスコ
 みたいなのやってたりとか。」
T「はあー(笑)。」
Y「何かああいうテーマ曲ってホントいろんな感じのがあって。それからハマっ
 たんで結構今の店みたいな何でもありみたいな感じになってったんじゃないか
 と思うんですけどね。」
T「あーなるほど。やっぱこう自分の心のトラウマとしてプロレスミュージック
 があると。」
Y「はい。それはもうバリバリありますね。」
T「(笑)。じゃプロレスも結構お好きなんですか?」
Y「プロレスっていうか…今はまあそうでもないですけど。やっぱその頃ファン
 クスとブッチャーとシークっていう対決があって。で、リングでひどい事に、
 フォークでブッチャーがそのファンクスの腕とか刺すんですよ。そうすると何
 か『頑張れ〜!』みたいな(笑)。」
T「(爆笑)」
Y「異様にそういうので燃えたりとかしましたけどね(笑)。」
T「あの頃でもブッチャーとかもの凄い血を流してましたよね?」
Y「すーごかったっすよね。」
T「こんなに血が流れるかな?みたいな。ちょっとホラーみたいな感じでね。」
Y「あ、そうですね。そういうのも結構植え付けられて…」
T「植え付けられ刷り込まれ。なるほど。」
Y「あと、ミル・マスカラスっていう覆面レスラーがいて、その人の空中殺法が
 やっぱ凄くて。こいつ人間じゃないみたいな感じで凄い魅了されましたね。」
T「あー(笑)。結構じゃあ本物の試合とか観に行ってらっしゃるんですか?」
Y「ええ、後楽園ホールとかたまに。それはメキシコのルチャリブレでなんです
 けど、全部覆面レスラーが空中殺法を繰り広げるプロレスがあって、それはた
 まに観に行ったりとかして。」
T「あ、だってロスアプのほらレコ袋さ…」
Y「そうなんですよ。あれ覆面レスラーでクライマックスという。」
T「あ、実際にいるんですね?」
Y「ええ、実在のメキシコの覆面レスラーなんですよ。」
T「へえー。心の中にその(笑)…」
Y「ええ。グサッと。」
T「グサッと覆面レスラーが…」
Y「なかなかそこから成長できないというか(笑)、そのままやってるんですけ
 どね。」
T「(笑)。でもまあ覆面レスラーとこのスロッピング・グリッスルと言いまし
 ょうか、そういう感覚っていうんですか?(爆笑)」
Y「まあね(笑)。」
T「何かわかる気がする(笑)。」

***
T「次はじゃあそれで『ムーンドッグ』ですね。これもお店にあるヤツですか?」
Y「これもそうです。ありますね。この人はニューヨークの道とかでバイキング
 の格好してパーカッションを叩いてた…」
T「バイキングの格好してんですか?」
Y「ええ。この人が認められてというか…何かザ・バンドのメンバーとかも凄い
 好きらしいんですけども。」
T「そうですね。そうそう言ってた言ってた。」
Y「タイトルでも何かありますよね。」
T「ありますね。そうそうそう。」
Y「まあそういう絡みもあったりとかしていろんなCBSとか...これはプレスティ
 ッジっていうジャズのレーベルから出たアルバムなんですけどね。」
T「これは奥さんが歌ってるヤツですね?」
Y「ええ。で、その奥さんが日本人の方なんですけど。」
T「日本人なんですか?へえー。」
Y「ええ。もう聴いてもらえればバッチリわかるんですけど。」
T「はい。じゃあそのムーンドッグで『ララバイ』を聴きます。」

M-04.ララバイ/ムーンドッグ

T「これは凄いカッコイイっすね。」
Y「ですね〜ええ。カッコイイと言うか...」
T「カッコイイと言うか…♪かわいいわね。カーボ…(笑)。」
Y「ほとんどそれだけなんですけどね(笑)。歌詞というか…」
T「唐突に言われてもどうしようっていうような歌詞ですけどこれ(笑)。」
Y「もうどうしようもできないですね(笑)。」
T「ホントに(笑)。ただ止まってしまうというような歌詞ですけど。これが日
 本人の奥さんが歌ってるという。」
Y「ええ。歌ってるというかセリフというか。」
T「という事は、日本に来日したんですかね?ムーンドッグ。」
Y「いやー、そういう話は聞いた事ないですけどねー。」
T「じゃこれ向こうに住んでた方なんですかね?『Moondog's Wife Suzuko』っ
 て書いてありますね。」
Y「ですね。だから住んでた方なんでしょうね。」
T「でもこれ、曲調は明らかに日本のこの民謡…」
Y「そうですね。みたいな感じも。」
T「彷彿とさせられますけども。何考えてるのか…もの凄い事考えてたのか…
 もの凄いこう…音楽の裏にあるイメージというか…とんでもないんだろうな
 相当…みたいな(笑)。」
Y「うーん…ね、どうなのかわかんないですけど(笑)。延々もうこのアルバム
 全編こういうチャカポコチャカポコいってるんですね。」
T「あ、そうなんですか。へえー。で、プレスティッジから出てるというのが
 またいいな。」
Y「ええ、2枚出てますねプレスティッジからは。」
T「はい。」

***
T「で、次ですけども。僕が先日自分のレコメンでかけましたけど『ジョー・
 ミーク』っていう。これはジョー・ミークの音源なんですか?」
Y「そうですね。『テルスター』をジョー・ミークが歌ってるんですけどね。」
T「そのデモバージョンなんでしょ?これ。」
Y「そう。そのデモバージョンがこの『Songs in The Key of Z』というコンピレ
 ーションに入ってて。それがまたこうやけに勝手に気持良さそうでいいんです
 よ。」
T「(笑)。しかしこういうテルスターのデモバージョンの音源が残ってるって
 いうのが凄いですけどねホントに。」
Y「僕もこれで初めて聴きました。」
T「はい。じゃあジョー・ミークでテルスターのデモですね。」

M-05.テルスター(ラフデモバージョン)/ジョー・ミーク

T「はい。衝撃的なエンディングです(笑)。」
Y「いやー凄いですね。生き様を僕は感じましたね(笑)。」
T「(爆笑)あらわれてますね。曲の後半になってやっぱり飽きさせませんも
 んねこの下手な歌を(笑)。」
Y「下手だから飽きないのかも(笑)。」
T「凄いですねー。でもエンディングはこれ要するにこの後存在してない…
 多分ね、テープの後ろの方の余った部分に録ったんじゃないですか?」
Y「あー。で、終わっちゃったんですかね?」
T「そう、で、テープが切れて終わりとかさ(笑)。」
Y「プツっと(笑)。」
T「そんな気がするんですけどね(笑)。」
Y「ほとんど鼻歌ですよねでもこれ(笑)。」
T「オヤジの風呂場の(笑)…」
Y「いやーでもね、気持良さそうなんで。ええ。素晴らしい。」
T「素晴らしいですね。」

***
T「今日最後に持ってきて頂いたのは『マジカルパワーマコ』。」
Y「そうですね。うちの店が開店記念の時に出したコンピレーションなんですけ
 ども。その時にいろいろな人達に声かけまして音源集めて37曲入れたCDがある
 んですけども。スペイン語で『ミ・カバリト・チュロ・コモロ・クエロ』とい
 う。僕も意味わかんないんですけど(笑)。」
T「(笑)」
Y「そこにマジカルパワーマコという昔からやってる凄い人がいて、その人の音
 源も頂いて。」
T「そうですね、凄い人。何て説明したらいいんでしょうね?僕もアルバム持っ
 てますけどね宇川君が何か編集したヤツ。この間宇川君に『これ聴いて下さい』
 って4枚?5枚全部渡されましてですね、今一つずつ聴いてますけども。でもCDの
 曲順を変える時の番号あるじゃないですか?あれが打ってないんですよどのCDも。
 で、最初から聴いたら全部聴かなきゃいけなくて大変なんすけど(笑)。」
Y「ええ、そうなんですよね。あれもだから曲に合わせてそのトラックから始まっ
 てるんですよね。だから2枚目は2トラックから。」
T「そうです!」
Y「そういう細かいあれも意味があったりして。」
T「何かね、ドイツのファウストっていう、あれに似たような感覚…」
Y「あ、ありますね。」
T「凄いぶっとんでますけどね。このマジカルパワーマコのいつぐらいのヤツな
 んですか?」
Y「音源は古いと思うんですよこれは。多分80年代ちょっと前か、ま、70年代に
 多分録られたモノだとは思うんですけども。」
T「あ、そうですか。」
Y「そこにまあ当時の彼女と一緒に録ってる『Today's Fashion』という曲があっ
 て。僕もこれは凄い衝撃的な曲だったんですけどね。」
T「はい。じゃあ聴きます。」

M-06.トゥデイズファッション/マジカルパワーマコ

T「もうやられました!最後のマジカルパワーマコで(笑)。」
Y「いや〜何だか、ねえ〜…」
T「すーごい曲ですねこれ(笑)。」
Y「わからない曲ですねえ。」
T「いやあカッコイイっすよ。完璧。」
Y「何度聴いても、ええ。」
T「何かね、このセリフの一言から…彼女とこういった事を喋る感じとか…これ
 絶妙ですね。」
Y「絶妙ですね。」
T「オブジェとして絶妙というかね、凄い曲聴いたなと思いましたけど!」

<エンディング>
T「是非東京新宿出てきた時ね、このロスアプソンに皆さん寄って頂いて、この
 異世界を…異世界感覚と言いましょうか(笑)エキゾチックな感じを是非味わ
 って頂きたいなーと思う訳でありますが。ちょっとね、このマジカルパワーマ
 コの曲がショックで僕(笑)。」
Y「(笑)」
T「今ちょっと言葉を失いました(笑)。凄いですねやっぱり。天才かもこの人!
 と思いましたね。」
Y「何かちょっとハッとしますよね。」
T「そうですね。時代とかそういうの…」
Y「関係無い感じがありますね。」
T「何か一個飛び抜けた感じがありますけども。これはまだロスアプソンで売っ
 てたりするんですか?」
Y「いや、これはですね…」
T「無いかもしれない?」
Y「もう…たまに…いやでもほとんど無いんですけどね。」
T「あ、そうですか。」
Y「ま、でもこのような音源はいろいろありますんで、お声かけて頂ければ探し
 ます。」
T「はい。という事で、今日のゲストはロスアプソンの店長山辺圭司さんでした。
 ありがとうございました。」
Y「どうもありがとうございました。」
T「また来週。バースト!」


 


prev

next


[BURST!]
[BROADGRAPHY] [Home Page]

Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki