この地球のたしかなもの、に〜あとがきより
こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
ほぼ、一年ぶりとなりましたが「この地球のたしかなもの」をお届けします。
本当なら秋にと思っていたのですが、その頃ちょうどいろいろな出来事がばたばたと
重なって、一年の行事を二週間でこなすかのような忙しさとなり、
結局年を越すこととなってしまいました。
それに手伝って、この題名を決めるのにも時間をとられた理由のひとつかもしれません。
最終的にこれに決めたのはそれぞれの「たしかなもの」を感じ、
受けとめてもらえたらと思ったからなのですが、さて、
みなさんにとっての「この地球のたしかなもの」はどんなものでしたでしょう。
ところで、話は変わって私のこの一年の収穫はというと、やはり芭蕉です。
思えば夏頃に学校教育以来、真面目に「おくのほそ道」とその句を読んで
平伏恐れ入ってしまった次第。
おそらく今以前に読んでいたならきっと、私は詩を書いていなかったかもしれません。
それくらい、打ちのめされました。
今は七部集といわれるものを、少しずつですが読み始めています。
そのせいかどうかはわかりませんが今回自分で編みながら短い詩が増えたように
思ったのですが、気のせいでしょうか…。
それから、もうひとつ忘れてはならないのが上橋菜穂子さんの小説
「精霊の守り人」からなる守り人シリーズ。これは読みやすいので
ぜひ読んでいただきたいです。何が素晴らしいといって、文章といい、
登場人物の心意気といい、芭蕉にも似た奥ゆかしさがあるところではないでしょうか。
あと、ティン・ホイッスルに続いてロウ・ホイッスルにも奮闘中。
SuZuBuEさんに作っていただいて(手が小さいので女性用ですが、
低音の魅力に負けました)音がとても気に入っています。
最後になりましたが、月周回衛星「かぐや」からの地球、
そして月のハイビジョン映像はご覧になられたでしょうか。
ちょうど我が家ではデジタルテレビに変えたところだったので、
とても鮮明にみることができ、とても感動しました。
あれが、私たちの地球、ここが、私たちの地球です。
それでは、また。
<2008.01.15 vol.94>