冬休み日記(敬称略)

27日。仕事納め。掃除、に出していた腕時計と共に帰宅。

28日。午前中にピアノの調律師が来る。カレンダーをもらう。二時間近くかかって 音色がピカピカになる。午後、杉浦日向子「百日紅」「百物語」を読む。 江戸にタイムスリップした。

29日。体調不良。お気に入りのCD、ジャック・ルーシェ(ジャズ)のゴールドベルクをきく。そのまま眠る。

30日。本屋にて。保存版詩集、伊坂幸太郎とあったので雑誌パピルスを購入。 読みながら、先月読んだ「死神の精度」「魔王」を思い出す。 死神の千葉がいい。この作者はセンスがいい。前の作品の登場人物が時々どこかで顔を出す。 それがたまらない。タイミングがよくて。

31日。日焼けした部分のピアノカバーのカバーを作る。 夕方、年忘れにっぽんのうた。西田敏行がうたっていた。もっとのどが鳴ったらものすごくいいのに。 照下土竜「ゴーディーサンディー」を読む。今までありそうでなかった設定かなと思う。 なかなかおもしろかった。十五分前。歩いて神社へ出掛ける。思ったより寒くない。
零時ちょうど。あけましておめでとう。お菓子をもらって参拝。 お神酒をぐいぐい飲んで手ぬぐいをもらう。お汁粉を食べてみかんをもらう。帰り道は足がフラフラした。 思いきり酔った。

元日。おせちとお雑煮。お年玉くじが当たっていたので近くのスーパーで五百円の商品券をもらう。 犬のさんぽをしながら各家の正月飾りをながめて歩く。誰にも行き会わなかった。しずかな正月。 夜、ビデオでチャングムの最終回を見終える。やっとほっとした。長かった。

2日。箱根駅伝、ゴールドベルク。午後また箱根駅伝、ゴールドベルク。 ピアノに体温をとられるので長時間弾けず。テレビで里見八犬伝の前半を見る。犬は出てこなかった。

3日。箱根駅伝。やっぱり最後までわからないもの。家にあったジュニア版「南総里見八犬伝」を読む。 八房という犬がいた。全然違う。後半は見ず。

4日。少し遅れたが家族の誕生祝いに寿司を食べる。そろそろ仕事始め。また雪が降りそうだ。
<2006.01.15 vol.72>

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