おもうおもい(あとがきより)
こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
昨年の秋から冬にかけて、新潟中越地震、スマトラ沖地震がありました。後者に関してはいまだに犠牲者が増える一方なので、胸が痛みます。
このような非常時には戦争などしている場合ではないのにと思うのは平和な国にいる人間だからなのでしょうか。
さて、この他に個人的に感動したことといえば、イチロー選手の新記録達成と神林長平氏の小説「膚の下」。
それから沖縄への旅行と暮れの演奏会でリスト編曲のベートーヴェンの「第九」を二台ピアノの素晴らしい生演奏できくことができたことでしょうか。
そう、映画「ハウルの動く城」もありました。これは音楽がとても気に入って、今もピアノで弾いたりしています。
そして。
新年を迎えるにあたって、一月の初めに急に思い立って(とはいえ、ずっとやってみたいと思っていたことでした)
『ちいさな純粋旋律展』として、はがきの展示をはじめました。
これまでの詩の中からはがきにおさまるぐらいの短いものを選んで手書きしたものです。
今のところそれは五点ぐらいづつ月一回のペースで入替展示、販売していく予定です。
場所は豊田市駅前にあるT-FACE五階の店「ケースマート」の一角で、もともと売買目的のスペースなのですが、とりあえず、
私としては展示を中心にしたかったので無理矢理ちょっとしたミニギャラリーにしてしまいました。
おそらく年内は続けていくつもりですので、お時間がありましたら覗いてみてください。
それから、この「おもうおもい」について。
今回は全体的に落ち着いた詩が多かったように思います。ですので気持ちとしても少し安心してお届けすることができました。
最近読んだ本の中で谷川俊太郎氏が「詩てのはそういうふう(反戦とかエコロジーを訴えるよう)に何かに奉仕するものではなくて、
もっとそれ自体で存在するべきものだと感じているんだ」と言っておられました。私もこれには頷けました。
勿論そこから入っていくこともいいのです。が、おそらく私が理想としているのは氏が言われるように、
なにものからも自立した詩であるはずではないかと認識せずにはいられませんでした。
詩も突き詰めていけば、本当に奥深い。弾けば弾くほど難しくなるモーツァルトのソナタのように。
それではまた、お会いしましょう。
<2005.02.15 vol.61>